読書感想文 『彗星を追うヴァンパイア』
【彗星を追うヴァンパイア】
人間とヴァンパイア、相反する存在から、人の未知への探究心を鮮明に描く作品。
導入として、人間とヴァンパイアもそうだけど、数学(研究)と怪異(ヴァンパイア)という2つの切り口があるところが面白い。
人の形をしたものがあるとして、それを未知と呼び、しかもそれが人間より格段に力がある。それを解明しようとしたときに、どこがどう違うのかって科学的に解明する発想は出にくいのではないだろうか。怖いし。
そこに焦点を当てて研究者視点を組み込み、物語にできてし