読書感想文 『君が手にするはずだった黄金について』
【君が手にするはずだった黄金について】
・2024年本屋大賞第10位
これはフィクションだと頭では理解していても、本当はエッセイなのでは??と思ってしまった。むしろ、「最後の受賞エッセイだけがフィクションです。」と言われても納得してしまいそう。間違いないのは、この小説の内容もリアルの捉え方についても、判断するのは自分自身であることかな。
どの短編もシチュエーションが小説としてリアルというより生々しく、語り手の『僕』が感じるモヤモヤ感のようなものがダイレクトに伝わってくる