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宝石💎のような

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感銘を受けた珠玉の記事を感謝と共に収めました。ありがとうございます。
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運命の扉の開き方

運命の扉の開き方

実は、9月の終わりに、もうそろそろ今年は終わるなと急に思い立ち、10月以降の1年間の年間スケジュールを立ててしまっています、笑

ま、1年の始まり・・・
というか、新しい月日の始まりって、人によって違ってもいいもんね♪

なんでそのタイミングで今年の終わりが来たのかな〜って改めて考えてみると、私にとって大半を占めていた物事があるのだけど、それを手放す時期が来たから、「あ!一年が終わる」って感じたの

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履歴は問いません、今のあなたがみたいんですと言ってくれた人。

履歴は問いません、今のあなたがみたいんですと言ってくれた人。

こういう返事が返ってくるだろうなって

どこかで人は想像しながら話しかける

ことってあるけれど。

想いもよらない返事を頂いて、そのことが

忘れられないことってある。

わたしは、むかし1冊だけ短歌集の本を

出版したことがあった。

その時、とある方からお声をかけて頂いて、

ぼくたちのサイトで、もしよろしければ

書いてみませんか? と、お誘いを受けた。

今お誘いを受けたと、しれっと落ち

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藤井風「満ちてゆく」に満たされて。

藤井風「満ちてゆく」に満たされて。

リリースされてしばらく経っているので
後だしジャンケンなところは否めない。

藤井風の「満ちてゆく」の動画を見ながら
いつも号泣してしまう。

noteは遺書だからって前から言っている
そのあたりも映像と重なってわたしに
とってドンピシャだった。

人が生きて悩んで生きて失ってまた
ふたたび老いてゆく自分を生きて、
すべてを差し出しながら死んでゆく
という世界観にわたしはとても共鳴
していた。

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ずっと続いてほしかったエンドロール。

ずっと続いてほしかったエンドロール。

わたしの好きなドラマ、「カルテット」。

夢がかないそうで叶わない。
いつまでこんなことやってるんだっていう
想いにも駆られながらも、夢にピリオドを
打つことを止めにした彼らが好きだった。

一緒に下る坂を下ろうぜみたいな。
四重奏楽団カルテットを組んだ男女4人の
物語。

脚本の坂元裕二さん好きな人には馴染み
すぎているぐらいの
台詞だけど。

泣きながらご飯食べたことがある人は、生きていけます

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ハルヲさんのロールキャベツって、手紙みたいだった。

ハルヲさんのロールキャベツって、手紙みたいだった。

昔、わたしがまだ小学生くらいだった頃、母の暮らす家には母の弟の叔父さんハルヲさんが住んでいた。

ハルヲさんはわたしにとって、お父さんでもない。

なにか友達のような存在だった。

だから、ハルヲさんのことをおじさんではなく、ハルヲちゃんって呼んでいた。

仕事はデザイナーをしていた。

ハルヲさんの事務所に行くと、いろいろな面白い形のオレンジ色の雲形定規や、色とりどりの鉛筆削り。

切り張りする

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約束

約束

 わたしは自分のことが好きじゃない。好きな人に対してさえ特に優しいわけでもなく、嫌いな人にはこの世から消えてほしいと願う。好きとか嫌いという感情をもつことさえ嫌いで、誰ともかかわりたくなく、人に期待しない・されないことを潔しとしていた。

 仕事においては決してココロを入れることなく、クレームが来なければそれでよく、営業の笑顔を見せたり、世間話したりという無駄なことは何ひとつしなかった。とにかく自

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父が描いた絵に、さよならの時の父の背中を思い出していた。

父が描いた絵に、さよならの時の父の背中を思い出していた。

父親が定年してから、はじめたのは絵画だった。

昔から、絵を描いて暮らしてゆくのが、

夢だったらしく。

画家を目指したこともあったらしいけど。

暮らしていけないからと、医療従事者の

職業を選んだ。

今も週に何度かは勤務していて、

ずっと働いていた事業所の定年間際から

教室に通っていると、聞いていた。

絵画の先生が、寡黙だけど、なかなかええんや。

って言って。

じぶんでちゃんと描

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人生から逃げてじんせいと言ってたけど、これが人生なんだなって思った。

人生から逃げてじんせいと言ってたけど、これが人生なんだなって思った。

主語はわたしでいいし。

むやみにでっかくしたくないなって
気持もある。

たとえば。

人生を主語にするなんていまも大げさ
だなって思うのだけど。

これはおばあさんになっても、きっと
まだ大げさだなって思っているような
節がありそうだ、わたしの場合。

じぶん以外の人の人生を思う。
たとえばそれは家族、親の人生みたいな
ものを考えると。

それはおおきな主語というよりは
わたしも彼らの人生の中

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短歌で傷つけてしまったあの日の父へ。

短歌で傷つけてしまったあの日の父へ。

父から携帯に電話がかかってきた。

絵本をこの間送った時のありがとうの
電話だった。

20分以上彼と話しながら今回は、父は
傷ついていないのだな、
よかったなって正直思った。

ずっと昔に短歌集が出た時、父と娘は
ほとんど交戦状態で。

父に歌集がみつかってしまって、和歌山の
田舎の書店で買ってくれたのだけど。

わたしの書いた短歌にショックを受けて
彼が悲しんでいるのがすごくわかった。

手紙

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生きることに興味がなかった頃のこと。

生きることに興味がなかった頃のこと。

微かにそこにあるようなものがすきで。
そこはかとないと形容されるものすべては
じぶんの味方だと思っていたことがある。

そこはかとないもの、透きとおった姿を
見せながら、水にでも触れてしまったら
溶けてなくなってしまうもの。

たとえば、綿菓子のようなものにさえ
愛着をもっていた。

あれは舌の上に乗っけたそばからとけてゆく、
そんな命のはかなさだからすきだと心のなかで
思っていた。

自意識過剰

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