見出し画像

【ロボット型人万歳!】小説『ロボット』カレル・チャペック

「ロボット」という言葉は、チェコの作家カレル・チャペックが生み出した言葉である。

それから100年ほどの時間が経ったが、思ったほど「人型ロボット」の技術的な進歩は無い気がする。

それは、「人型ロボット」より「ロボット型人」の方がコスパ(死ぬほど嫌いな言葉だ笑)が圧倒的に良いからだ、と気がついた。

まず、底辺労働に従事させ、全てマニュアル通りに動いてくれる(ただ、自発的な仕事は出来ない)。

そうして稼いだお金を、
がん保険、車ローン、住宅ローンに貢がせた上に税金を抜く。
死んだら死んだで葬儀屋と相続税ががっぽり抜く。

下手に人型ロボットという「プロダクト」を作るよりも、
性欲に任せて「彼ら自身のコスト」で量産出来るので、生産コストはゼロ。

「ロボット型人」は、スマートフォンで一体づつ管理され、ついでにそのコストまで彼ら自身が払ってくれる。

ついでに、使えなくなったら「代わりはいくらでも居る」。

チャペックの「ロボット」は最後に反乱を起こすが、「ロボット型人」は従順極まりない。

なんて素晴らしい「ロボット型人」。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集