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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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2021年12月の記事一覧

「超人」病?

20歳になってから三年間、自分の棚卸しを実施した。「自己」とはどういう存在か?哲学者や思想家がやってきた格好よいことをやり遂げようと。自分の中に確たるものを見つけようと。自己分析を徹底的に行った。

結果。私はタマネギでした。
むいてもむいても何にもない。

これはある意味、仕方のないこと。たとえば「鉄」とは何か、を理解しようとする場合、どうなるか。
磁石にくっつく。潮風に当てるとさびる。妊婦に必

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子どもや若者を中心に文化が創られていく、変わっていく

メリークリスマスですね!
我が家では父母サンタと、もうひとつ正体不明のサンタがベランダにプレゼントを置いていきますから、4人×2回分で、出資元・調達元のサンタはそれはそれは大変です(笑)

そろそろ子ども達が起きてきて、ベランダを見る頃です(笑)

いつどこで拝見したか忘れたのですが、
子ども達や若者を中心とした文化やムーブメントが、社会全体を動かしていくっていう話を思い出しました。

クリスマス

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まだ面白い本に出会ってないだけなのかも

まだ面白い本に出会ってないだけなのかも

先日、お気に入りのガジェット系YouTuberの方の動画を見ていたんです。すると動画の中で「昔から活字読むのが嫌いで、漫画すら文章長いと読み飛ばしちゃう」とおっしゃっていました。

読書好きとしては「そうなのか……」と勝手に切なくなってしまいました。学生時代の国語の授業も、苦痛に感じていたのかな。コメント欄を見てみると「わかる」なんてご意見もちょこちょこある。

ふと、教員時代に読んだある教材の文

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高校生よ、キミたちのやるべきことはただひとつ。「ドン小西を見習え」

高校生よ、キミたちのやるべきことはただひとつ。「ドン小西を見習え」

高校生のキミがこの記事を読んで得られるかもしれない利益:ファッションデザイナー・ドン小西の教え。

日本最強の戦略家としてのドン小西昨日キミたちにこう言った。

今はマーケティングの勉強なんかしなくていい、と。

そしてこう言った。

そして具体的な方法論も教えた。

でも、ピンとこなかった人もいたはずだ。

ドン小西さん、って知っているかい。

有名なファッションデザイナーだ。以下、日経新聞の夕

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日本にいる若者は政治に期待せず自らの幸福を優先して生きよう

日本にいる若者は政治に期待せず自らの幸福を優先して生きよう

僕は三名の子どもと暮らす父親だ。三名とも男児だが、男らしくいてほしいとも思っていないし、日本を背負って立つ人間になってほしいとも思わない。ただ願うのは、彼らが彼らなりに幸福な人生を歩むこと。それだけだ。

 しかし、それを日本という国に(正確に述べるとするならば政治に)期待することはしない。僕たち夫婦のような30代が日本に住むことで政治に散々裏切られてきたからではない。期待すること自体が無駄だから

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おはようドグ~!(*´ω`*) 今、降りてきた言葉は、「生きる場所は選べる」でしたドグ。実は、選んでその場所にいるというのは、ドグ子が20代の頃に気づいたことなんだドグけど、みんな自分で選んだ、という感覚を、なくすじゃないドグか。でも、選んでここにいるんだドグよね。ドグドグ。

「好きなことで生きている人は好きなことの範囲が広いのかもしれないよ」の話

「好きなことで生きている人は好きなことの範囲が広いのかもしれないよ」の話

「好きなことだけで生きていきたいけど、それができるのって本当に一部の人だけなんですかねぇ」
 好きなことで生きていく、みたいな言葉は、もうリサイクルしきれないんじゃないかってくらい、町中にあふれてる。誰かが覚えやすいワードをつくったせいなのかもしれないけど、好きなことだけで生涯生きていけるなら、そういう生き方のほうがいいなという気がする。でも、本当にそれが実現できてるって思える人は、自分の周りには

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就活で「社会貢献したい」を推すのはお勧めしない3つの理由(日経COMEMOテーマ募集_遅刻組)

就活で「社会貢献したい」を推すのはお勧めしない3つの理由(日経COMEMOテーマ募集_遅刻組)

企業で働いていると「自分の仕事は世の中の役に立っているのだろうか?」「仕事で成果は出しているのだけど、社会貢献しているという実感がわかない」という感覚を抱くことがある。チャップリンの『モダンタイムス』のように、組織の歯車となっていて、自分の人間性を喪失したように感じる。このような心理状態を、マルクスは「労働阻害」と呼んだ。労働阻害は、ざっくりと説明すると以下のような内容だ。(細かいところや精確さを

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「最近の若い者はすぐ辞める」というのはなぜ?

「最近の若い者はすぐ辞める」というのはなぜ?

「入社3年で半分が辞めよる」「私のところもそうや」― 企業経営者間でこういう会話が増えた。会社に入ってすぐ辞めるというが、3年以内で辞める新規学卒者の割合は3割前後で、この30年は変わっていないという。にもかかわらず、「最近の若い者はすぐ辞める」が時代の空気のようになっているのは、なぜ。

いつの時代も、「最近の若い者は…」というのは世の常。ITおよびDX技術の急速・急激な普及に伴い、社会のあらゆ

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