Saito Lee

娘1人(小学生)の父親。脳血管性認知症の実母の自宅介護、実父と妻とで、子育て・介護奮闘…

Saito Lee

娘1人(小学生)の父親。脳血管性認知症の実母の自宅介護、実父と妻とで、子育て・介護奮闘中。仕事は日刊紙の編集業務、報道系記事・写真出稿と、ラジオ番組制作の二足のわらじ。家電やバイク、腕時計に興味。

記事一覧

身の上相談② 石の上にも三年?

新年度に入り、「新生活どう?」「仕事どう?」という話が、 あちらこちらから聞かれる。 気がついたら、 フリーランスの時期が会社員時代の4倍近くになってしまった私。…

Saito Lee
3週間前
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【認知症介護メモ】見えるものを少なく

我が家の取り決め 「デイサービスのバッグは、母の目の前から消す」ー。 父から妻、小学生の娘まで、 我が家で守っている取り決めの一つである。 バッグには、主に、デイ…

Saito Lee
3週間前
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【認知症介護メモ】猫の恩恵

保護猫「はむ」くんとの生活が始まって 10カ月が過ぎた。 認知症の母に いい影響が あっただろうか・・・と振り返ると、 悪いことは 起きていないと断言できる。 強いて言え…

Saito Lee
7か月前
3

身の上相談① 嫌な上司との付き合い方

はじめに 男女、地位問わず、相談を聞く・意見を言う立場になることが多々ある。 内容は、仕事のこと、 パソコン、スマホ、カメラなどデジタルツールのこと、 恋愛、結婚…

Saito Lee
7か月前
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【認知症介護メモ】猫と暮らして3カ月

2022年11月、保護猫シェルターから我が家に迎え入れた キジトラのオス「はむ」くん。 写真では人懐っこく、妻の腕にアゴを置いて寝ているが、これはレア写真。 家…

Saito Lee
1年前
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【認知症介護メモ】ティッシュは小さく

〝ムダ紙〟大量発生 ひとつ困ったことがあった。 母の部屋に置く「ティッシュ」の件だ。 箱のティッシュを渡すと、 数日後には、箱が解体され、中身の紙も全部取り出され…

Saito Lee
1年前
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iPhoneで撮る空 4

Saito Lee
1年前
1

【認知症介護メモ】保護猫が癒やしに

猫を飼う 写真の猫は、このほど、ご縁があって譲渡に至った保護猫。 オスで、名前は娘が命名した「はむ」くん。 生後5カ月くらい。 とある保育園の駐車場に痩せ細り衰えて…

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1年前
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iPhoneで撮る空(と雲) 3

Saito Lee
1年前
3

母がニコニコしながらひとこと。
「座ってじっとしているなんて。お茶を飲んでいるのかしら」

私の心の中のツッコミ
『んー、娘の相棒のぬいぐるみなんだけどな・・・』

Saito Lee
1年前

iPhoneで撮る空と雲 2

Saito Lee
1年前
3

iPhoneで撮る空と雲 1

Saito Lee
1年前
1

【認知症介護メモ】不思議なモノ 体から外します

くも膜下出血→水頭症、脳血管性認知症という経過の母。 家族としてはいつも「頭の中は大丈夫かな」と、 脳とか、脳内の血管の心配をしがちである。 ただ、年齢も70歳を超…

Saito Lee
1年前
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【認知症介護メモ】自宅なのに「家に帰りたい」・・・話をそらし、落ち着かせる

認知症の母。 晴れた日の朝は、会話のつじつまの合う事が多い傾向。 なぜなら、自ら新聞に目を通し、時事問題の話をするからだ。 天気が悪く、調子の良くない時(本人に調…

Saito Lee
1年前
8

夜、窓を見ながら母がひとこと。
「きょうは、とてもお月さんがまん丸でキレイねぇ」

私の心の中のツッコミ
『いや、それはガラスに映り込んだ電球・・・』

Saito Lee
1年前
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【認知症介護メモ】気圧が影響?水頭症の認知機能、良くなったり悪くなったり

この1カ月間のはなし なかなか新規記事がアップできずの約1カ月間。仕事が忙しかったことはもちろん、認知症の母も総合病院に通ってMRI,CTの撮影と診断を行ったた…

Saito Lee
1年前
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身の上相談② 石の上にも三年?

身の上相談② 石の上にも三年?

新年度に入り、「新生活どう?」「仕事どう?」という話が、
あちらこちらから聞かれる。

気がついたら、
フリーランスの時期が会社員時代の4倍近くになってしまった私。
いろいろあったが、
おかげさまで、好きな世界でのお仕事を続けさせていただいている。

ここまでの人生を振り返ると、
小さく目標を積み重ねてきたから今があると思っている。

「仕事辞めようか」という相談には、
慣用句の
「石の上にも三年

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【認知症介護メモ】見えるものを少なく

【認知症介護メモ】見えるものを少なく

我が家の取り決め

「デイサービスのバッグは、母の目の前から消す」ー。
父から妻、小学生の娘まで、
我が家で守っている取り決めの一つである。

バッグには、主に、デイサービスで入浴するときに使うタオル、
着替えの下着、歯磨きセット、施設からの連絡帳が入っている。

期待外れがきっかけに

同居開始間もないころ、母の認知状態もしっかり把握しておらず、
デイサービスから帰宅した母に
「バッグの中身をか

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【認知症介護メモ】猫の恩恵

【認知症介護メモ】猫の恩恵

保護猫「はむ」くんとの生活が始まって
10カ月が過ぎた。
認知症の母に
いい影響が
あっただろうか・・・と振り返ると、
悪いことは
起きていないと断言できる。

強いて言えば、
「はむ」が巻き込まれたであろう
問題(疑惑)は
1つ起きた。

メリット母が猫に話しかけるようになった

昔から話し好きな母。
クモ膜下出血発症以前の元気な頃から、
イヌやネコにも話しかけるのは
日常茶飯事だった。

「は

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身の上相談① 嫌な上司との付き合い方

身の上相談① 嫌な上司との付き合い方

はじめに

男女、地位問わず、相談を聞く・意見を言う立場になることが多々ある。

内容は、仕事のこと、
パソコン、スマホ、カメラなどデジタルツールのこと、
恋愛、結婚、離婚など男女間のこと、
対人・友人関係、バイク、クルマのこと・・・などいろいろ。

相談される理由は分からないが、
中学生以降、今に至るまでずーっと聞いている。
見た目が「お地蔵様みたい」と言われたこともあるから、
外見が「悩みを聞

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【認知症介護メモ】猫と暮らして3カ月

【認知症介護メモ】猫と暮らして3カ月

2022年11月、保護猫シェルターから我が家に迎え入れた
キジトラのオス「はむ」くん。

写真では人懐っこく、妻の腕にアゴを置いて寝ているが、これはレア写真。

家族以外の人の前には、一切姿を表すことのない、
「超」が何個もつくほど、ビビりな性格。
インターホンが鳴ると、とっさに裏の物置場に隠れる。

シェルターでの初対面で、いきなり私のヒザで寝たことがウソのよう。

「猫と暮らして、様子はいかが

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【認知症介護メモ】ティッシュは小さく

【認知症介護メモ】ティッシュは小さく

〝ムダ紙〟大量発生

ひとつ困ったことがあった。
母の部屋に置く「ティッシュ」の件だ。

箱のティッシュを渡すと、
数日後には、箱が解体され、中身の紙も全部取り出され、
紙と箱が分離して置かれる。
さらに次の日には、取り出した紙の束と、使ったであろう紙が伸ばされ、
未使用の紙と一緒になって重ねられてしまう。
理由は分からない。

本人はそれでいいのだろうが、
衛生的によろしくないので、すべて廃棄。

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【認知症介護メモ】保護猫が癒やしに

【認知症介護メモ】保護猫が癒やしに

猫を飼う

写真の猫は、このほど、ご縁があって譲渡に至った保護猫。
オスで、名前は娘が命名した「はむ」くん。
生後5カ月くらい。
とある保育園の駐車場に痩せ細り衰えていたところを、
そこに勤めつつ
保護猫サークルのボランティアとしても活動する方が気づき、
知り合いのシェルターに預けられた。

そのシェルターに訪問した時、
初対面なのに彼は、私のひざの上で寝てしまった。
「これも何かのご縁か」と、我

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母がニコニコしながらひとこと。
「座ってじっとしているなんて。お茶を飲んでいるのかしら」

私の心の中のツッコミ
『んー、娘の相棒のぬいぐるみなんだけどな・・・』

【認知症介護メモ】不思議なモノ 体から外します

【認知症介護メモ】不思議なモノ 体から外します

くも膜下出血→水頭症、脳血管性認知症という経過の母。
家族としてはいつも「頭の中は大丈夫かな」と、
脳とか、脳内の血管の心配をしがちである。
ただ、年齢も70歳を超えると、いろんな所に不調が出てくる。

不整脈?

先日、不整脈が出ているかもという報告が、デイサービスから訪問看護師に入った。母自身に自覚はなく、私を含め家族も言われるまで気づかなかった。

早速、かかりつけ医で診断してもらうと
「様

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【認知症介護メモ】自宅なのに「家に帰りたい」・・・話をそらし、落ち着かせる

【認知症介護メモ】自宅なのに「家に帰りたい」・・・話をそらし、落ち着かせる

認知症の母。
晴れた日の朝は、会話のつじつまの合う事が多い傾向。
なぜなら、自ら新聞に目を通し、時事問題の話をするからだ。

天気が悪く、調子の良くない時(本人に調子の悪いという自覚なし)は、
写真のとおり、自室の鏡台にしまってある化粧品を袋に詰めたり、
荷物を1カ所にまとめたりして
「家に帰ろうかと。おじいさんの家につれてって」と私に声を掛けてくる。

ちなみに、おじいさんとは母の父親にあたる人

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夜、窓を見ながら母がひとこと。
「きょうは、とてもお月さんがまん丸でキレイねぇ」

私の心の中のツッコミ
『いや、それはガラスに映り込んだ電球・・・』

【認知症介護メモ】気圧が影響?水頭症の認知機能、良くなったり悪くなったり

【認知症介護メモ】気圧が影響?水頭症の認知機能、良くなったり悪くなったり

この1カ月間のはなし

なかなか新規記事がアップできずの約1カ月間。仕事が忙しかったことはもちろん、認知症の母も総合病院に通ってMRI,CTの撮影と診断を行ったため、休日がなくなってしまいました。やっと落ち着いたので、そこで得たことをまとめておきます。なお、以下に書き記す内容は、主治医からの説明や、実際の母の症状、行動、家族の実体験です。医療的・専門的な観点では説明が不十分なところもあるかと思いま

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