Saito Lee

娘1人(小学生)の父親。脳血管性認知症の実母の自宅介護、実父と妻とで、子育て・介護奮闘…

Saito Lee

娘1人(小学生)の父親。脳血管性認知症の実母の自宅介護、実父と妻とで、子育て・介護奮闘中。仕事は日刊紙の編集業務、報道系記事・写真出稿と、ラジオ番組制作の二足のわらじ。家電やバイク、腕時計に興味。

最近の記事

身の上相談② 石の上にも三年?

新年度に入り、「新生活どう?」「仕事どう?」という話が、 あちらこちらから聞かれる。 気がついたら、 フリーランスの時期が会社員時代の4倍近くになってしまった私。 いろいろあったが、 おかげさまで、好きな世界でのお仕事を続けさせていただいている。 ここまでの人生を振り返ると、 小さく目標を積み重ねてきたから今があると思っている。 「仕事辞めようか」という相談には、 慣用句の 「石の上にも三年」 (石の上に三年座れば、あたたまってくるように、  辛抱すれば成功するというた

    • 【認知症介護メモ】見えるものを少なく

      我が家の取り決め 「デイサービスのバッグは、母の目の前から消す」ー。 父から妻、小学生の娘まで、 我が家で守っている取り決めの一つである。 バッグには、主に、デイサービスで入浴するときに使うタオル、 着替えの下着、歯磨きセット、施設からの連絡帳が入っている。 期待外れがきっかけに 同居開始間もないころ、母の認知状態もしっかり把握しておらず、 デイサービスから帰宅した母に 「バッグの中身をかたづけておいて」と頼んだが、 何度言っても、任せても、教えても、 こちらが満足の

      • 【認知症介護メモ】猫の恩恵

        保護猫「はむ」くんとの生活が始まって 10カ月が過ぎた。 認知症の母に いい影響が あっただろうか・・・と振り返ると、 悪いことは 起きていないと断言できる。 強いて言えば、 「はむ」が巻き込まれたであろう 問題(疑惑)は 1つ起きた。 メリット母が猫に話しかけるようになった 昔から話し好きな母。 クモ膜下出血発症以前の元気な頃から、 イヌやネコにも話しかけるのは 日常茶飯事だった。 「はむ」に話しかけるようになったのは、 今年5月くらいからだろうか。 二世帯の間の仕

        • 身の上相談① 嫌な上司との付き合い方

          はじめに 男女、地位問わず、相談を聞く・意見を言う立場になることが多々ある。 内容は、仕事のこと、 パソコン、スマホ、カメラなどデジタルツールのこと、 恋愛、結婚、離婚など男女間のこと、 対人・友人関係、バイク、クルマのこと・・・などいろいろ。 相談される理由は分からないが、 中学生以降、今に至るまでずーっと聞いている。 見た目が「お地蔵様みたい」と言われたこともあるから、 外見が「悩みを聞いてくれるのかも」という印象を 抱かせているのかもしれない。 もしかすると、

        身の上相談② 石の上にも三年?

          【認知症介護メモ】猫と暮らして3カ月

          2022年11月、保護猫シェルターから我が家に迎え入れた キジトラのオス「はむ」くん。 写真では人懐っこく、妻の腕にアゴを置いて寝ているが、これはレア写真。 家族以外の人の前には、一切姿を表すことのない、 「超」が何個もつくほど、ビビりな性格。 インターホンが鳴ると、とっさに裏の物置場に隠れる。 シェルターでの初対面で、いきなり私のヒザで寝たことがウソのよう。 「猫と暮らして、様子はいかがですか?」なんて聞いてくれる、 ケアマネージャーさんさえ、猫の姿を見たことがない

          【認知症介護メモ】猫と暮らして3カ月

          【認知症介護メモ】ティッシュは小さく

          〝ムダ紙〟大量発生 ひとつ困ったことがあった。 母の部屋に置く「ティッシュ」の件だ。 箱のティッシュを渡すと、 数日後には、箱が解体され、中身の紙も全部取り出され、 紙と箱が分離して置かれる。 さらに次の日には、取り出した紙の束と、使ったであろう紙が伸ばされ、 未使用の紙と一緒になって重ねられてしまう。 理由は分からない。 本人はそれでいいのだろうが、 衛生的によろしくないので、すべて廃棄。 つまり3日で箱ティッシュ1箱が事実上〝空〟になる。 7~8割は未使用なのに。

          【認知症介護メモ】ティッシュは小さく

          iPhoneで撮る空 4

          iPhoneで撮る空 4

          【認知症介護メモ】保護猫が癒やしに

          猫を飼う 写真の猫は、このほど、ご縁があって譲渡に至った保護猫。 オスで、名前は娘が命名した「はむ」くん。 生後5カ月くらい。 とある保育園の駐車場に痩せ細り衰えていたところを、 そこに勤めつつ 保護猫サークルのボランティアとしても活動する方が気づき、 知り合いのシェルターに預けられた。 そのシェルターに訪問した時、 初対面なのに彼は、私のひざの上で寝てしまった。 「これも何かのご縁か」と、我が家で面倒を見ることにした。 私は以前から猫好きで、 子どもの頃に飼っていたキ

          【認知症介護メモ】保護猫が癒やしに

          iPhoneで撮る空(と雲) 3

          iPhoneで撮る空(と雲) 3

          母がニコニコしながらひとこと。 「座ってじっとしているなんて。お茶を飲んでいるのかしら」 私の心の中のツッコミ 『んー、娘の相棒のぬいぐるみなんだけどな・・・』

          母がニコニコしながらひとこと。 「座ってじっとしているなんて。お茶を飲んでいるのかしら」 私の心の中のツッコミ 『んー、娘の相棒のぬいぐるみなんだけどな・・・』

          iPhoneで撮る空と雲 2

          iPhoneで撮る空と雲 2

          iPhoneで撮る空と雲 1

          iPhoneで撮る空と雲 1

          【認知症介護メモ】不思議なモノ 体から外します

          くも膜下出血→水頭症、脳血管性認知症という経過の母。 家族としてはいつも「頭の中は大丈夫かな」と、 脳とか、脳内の血管の心配をしがちである。 ただ、年齢も70歳を超えると、いろんな所に不調が出てくる。 不整脈? 先日、不整脈が出ているかもという報告が、デイサービスから訪問看護師に入った。母自身に自覚はなく、私を含め家族も言われるまで気づかなかった。 早速、かかりつけ医で診断してもらうと 「様子見でも良さそうなレベルの不整脈」とのこと。 念のため24時間心電図をすることに

          【認知症介護メモ】不思議なモノ 体から外します

          【認知症介護メモ】自宅なのに「家に帰りたい」・・・話をそらし、落ち着かせる

          認知症の母。 晴れた日の朝は、会話のつじつまの合う事が多い傾向。 なぜなら、自ら新聞に目を通し、時事問題の話をするからだ。 天気が悪く、調子の良くない時(本人に調子の悪いという自覚なし)は、 写真のとおり、自室の鏡台にしまってある化粧品を袋に詰めたり、 荷物を1カ所にまとめたりして 「家に帰ろうかと。おじいさんの家につれてって」と私に声を掛けてくる。 ちなみに、おじいさんとは母の父親にあたる人、私の祖父である。 肺がんで亡くなって33年。 親戚一同で葬儀もしてしっかり天国

          【認知症介護メモ】自宅なのに「家に帰りたい」・・・話をそらし、落ち着かせる

          夜、窓を見ながら母がひとこと。 「きょうは、とてもお月さんがまん丸でキレイねぇ」 私の心の中のツッコミ 『いや、それはガラスに映り込んだ電球・・・』

          夜、窓を見ながら母がひとこと。 「きょうは、とてもお月さんがまん丸でキレイねぇ」 私の心の中のツッコミ 『いや、それはガラスに映り込んだ電球・・・』

          【認知症介護メモ】気圧が影響?水頭症の認知機能、良くなったり悪くなったり

          この1カ月間のはなし なかなか新規記事がアップできずの約1カ月間。仕事が忙しかったことはもちろん、認知症の母も総合病院に通ってMRI,CTの撮影と診断を行ったため、休日がなくなってしまいました。やっと落ち着いたので、そこで得たことをまとめておきます。なお、以下に書き記す内容は、主治医からの説明や、実際の母の症状、行動、家族の実体験です。医療的・専門的な観点では説明が不十分なところもあるかと思いますが、1つの例として、「SaitoLeeの母の場合は」という前提で読み進めていた

          【認知症介護メモ】気圧が影響?水頭症の認知機能、良くなったり悪くなったり