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勉強苦手でも9か月ちょっとで一発合格?!社会保険労務士の試験勉強方法について

最初に


元々勉強は好きではありませんでしたが、一念発起し一発合格をしました。

勉強への苦手意識が強い中受験を決意したため、最初はマインド先行で手あたり次第勉強していましたが、期間中に何度も「もっとこうしておけば効率的に勉強できたな・・・」と思うことが多かったため、誰かの役に立てばという思いで記載します。

また、教材選びや、勉強方法を考える事に結構時間がとられたため、その時間すらもったいないなという振り返りがあります。
余計な参考書を買って読む時間も無駄なので、その反省点踏まえて、実際にやったこと、最短ルートでの勉強法の2点を記載しようと思います。

経験則をインプットとアウトプットに適用して最適化すれば、もう1か月勉強期間が短くても合格できたかもしれません。

※筆者は通信制の予備校をメインに使用しています。科目ごとの学習順や語呂合わせの暗記法は伝授されましたが、どの程度の細かさで暗記すべきか(過去問をやりこめばわかってくるが、最初から分かったほうが効率が良い)、併用するとよいもの、暗記のおすすめアプリなどは自身で後から選択していきました。このあたりの情報が一元的にまとまっていると、最初からタイパの良い学習ができたなーという思いが、本記事の執筆モチベーションです。

筆者のプロフィール


 ・家族構成:30代、子ども1人(受験時3才)、妻はフルタイム勤務
 ・仕事:出社7割程度で、月間残業時間が30時間程度。
  通勤は往復で2時間半程度
 ・仕事と社労士の親和性:社会保険業務に数年携わっていたため、
  実務は多少知っている(後で大きな勘違いだったと知ることになる)
  衛生管理者の資格は持っていたので、安衛法はある程度知っている。
 ・勉強は嫌い。特に暗記が苦手。
  (高校世界史のカタカナ人物名が全然覚えられず、赤点とった経験も)
 ・(2024年2月時点で)直近5年間で一番合格率の低かった、
  令和4年度(5.3%)の年に社労士試験に合格した


なぜ社労士試験を目指したか

会社に顧問社労士がおらず、担当数名で実務をまわしていました。ローテーションが多く、専門職的な担当者がいないことから、法令の細かい不知などでケアレスミスも多かったことから、全体を見る人がいてもいいなと思ったことがきっかけです。将来的にマネジャーを目指すのであれば、労基法の知識は必須なので、先回りして習得しておこうという考えもありました。(+人事系の最高峰の資格でもあるので、将来的に自身の転職や独立につながるなという気持ちも多分にあった。)

衛生管理者持っていたり、社会保険業務を多少やっていたので、
「試験範囲のある程度知っているでしょ♪」という軽いノリで始めましたが、ふたを開けてみると、全体の5%も知らないくらいでした。。。

勉強時間、方法、試験結果

総勉強時間・期間
1,000時間~1,100時間くらい・2021年11月中旬~2022年8月下旬の試験まで

勉強時間の内訳
まとまった時間を確保して勉強することが、現実的に不可能だったため
隙間時間を有効的に使い勉強をしました。細切れの勉強時間を合算すると
だいたい以下のような感じでした。
・平日:だいたい3時間
・休日:3~5時間(前半6か月は3時間程度)
 ※直前期は、8時間/日程度

勉強方法
大きく3パターンがあると思います。
①「予備校に通学する」
②「通信制の予備校に入り、自分のペースで勉強する」
③「本屋で参考書を買って独学する」

私は以下の理由から、「通信制の予備校」を選択しました。
仕事が忙しく、予備校に通学する時間がない
・まとまった勉強時間の確保ができないため、自分のペースで進めたい
・隙間時間の有効活用のため、スマホを使用して勉強したい
・活字だけだと理解しきれないので、動画講義が欲しい

通信制の予備校といっても、たくさんあったのでサイトの口コミや会社ごとの特性を比較検討し1つに絞りました。
11月に選定したため(残り9か月半)、「お試し受講」する時間ももったいないと考え、サクッと決めました。

試験結果
試験会場はとある大学の窓側の席でした。天気が悪く行きは豪雨で靴が濡れてげんなりし、到着後に一気に晴れて窓の近くの木にいたセミが試験中にけたたましく鳴きイライラしながら午前の問題を解きました。
また、湿度+マスク+会場の人口密度の高さで、居心地最悪でした。

AMは早めに終わり長く休憩をとり、
PMはなんとか時間ちょうどに終わり、くたくたになって帰宅しました。
翌日の出勤がつらかった・・・。
(試験は日曜日)

この年の合格ラインは、選択:27、択一:44

どんな手法で勉強していったか

これ以降は、
・使用教材(選び方を含む)※通信予備校以外にも購入したものが複数あり
・どのようなスケジュール、順番で勉強したか
・どのようなマインドで日々を過ごしたか
・もっと効率的に勉強するにはどうするべきだったか

について記載します。
※裏技なんぞありません、ただ効率的にやる方法のみ記載しています。

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