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元気や勇気、気づきやインスピレーションをいただいたり、素敵だなぁと思った記事を集めてゆきます。🌻 是非ぜひあなたとシェアしたい……!
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記事一覧

IKEAのコーヒーが教えてくれた性善説

IKEAのコーヒーが教えてくれた性善説

 イケアのカフェに行った。物価がどんどん上がるなか、50円のコーヒーと100円のシナモンロールでくつろげる場所は貴重だ。

 コーヒーを頼んで、カウンターにコップをもらいにいくと、爽やかな笑顔のお兄さんに、「コーヒーは1杯のみご利用ください」と言われた。

 「1杯のみ」ってどういうことだろうと思いながら、ドリンクバーに行ってみると、なるほど、飲み放題のファミレスみたいだ。周りに店員は誰もいなかっ

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【読書感想文】言葉の力を信じようと改めて思った (1236字)

【読書感想文】言葉の力を信じようと改めて思った (1236字)

noteで記事を書くことを継続している方だったら、ご自分の言葉にこだわりをお持ちでしょう。今の社会では、言葉はただの記号のように感じることもあります。でも、言葉は人の心を変える力を持っています。歌人、木下龍也さんの歌集『あなたのための短歌集』を読んでそう感じました。改めて言葉の力を信じようと思えたので、有難かったです。

この歌集は普通の歌集とは異なっています。読者の依頼によって詠んだ短歌が収めら

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日々、というところに 今日も〈3〉

日々、というところに 今日も〈3〉

穴が、あきます。
「オイラ寝る。ツメ、引っかけとく。」
からです。
我が家のねこ君は、こう寝たい。
セーターに、シャツに、
穴があきます。

日々、いろんなところに、
いろんな穴が、あきます。
服や布巾、地面に、そして心に。
小さな、大きな穴が。
繕える穴、埋められる穴もある。
そう簡単に埋められない穴もある。
さみしく、かなしく、
切なく、やるせなく、
どうしようもなく、
あいてしまった心の穴。

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ほろよい、3%のひつじ雲。

ほろよい、3%のひつじ雲。

「すき」はいつも、ふっとした瞬間に、けれど、あっという間に、ジワッと、真っ白のTシャツに、醤油が飛んだ時のシミみたく広がる。

あ、飛ばしちゃった。

がーん。

落ちにくいよなぁ、これ。

今この海鮮丼屋で服を脱ぐわけにもいかないし。

よりによって、ぎりぎりアウターで隠せないような場所に飛んじゃっていて。

このままこれを着て歩くたびに、見え隠れするシミにばかり気を取られてしまうことを、少し厄

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25歳旅人が、なぜ世界中の路上で歌い続けるのか。

25歳旅人が、なぜ世界中の路上で歌い続けるのか。

世界中旅をしながら、多種多様な民族と、お互いの気持ちを重ね合って、一つの音楽を完成させることが大好きだ。

私はプロの歌手でも、作曲家でも、楽器を弾ける人でもない。

でも、証明したいんだ。

異なる価値観、異なる人生を歩んでいる人がクロスした時に、

信号がない交差点のように、

ときには激しい衝突事故が起きたり、
あるいは
交差点上で譲り合って笑顔をふりまきあいながら、

未知の領域へ共に冒険

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日記を書くということについて

日記を書くということについて

1944年3月7日火曜日に、14歳のアンネが書いた日記だ。

2年に及ぶ潜伏生活の末にナチスに連行され収容所に入れられてしまうその5ヶ月前であり、また亡くなるおよそ1年前である。

+ + +

今年の冬、「日記」をテーマにした二人展を計画している。

そのため、古今東西あらゆる日記を読んでみようと試みている。

今まで読んだ中で面白いなあ、なんだこれ!と思ったのは「和泉式部日記」だったが、日記の

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ポンコツなわたしで生きていく(読書感想文)

ポンコツなわたしで生きていく(読書感想文)

ポンコツから愛を込めて

こんな「はじめに」から始まる。
”ポンコツな私で生きていく” 著者 いしかわゆき 
読んでゆるい気持ちになれたのと、自分の中にいる厳しい私が反応してるのをひしひしと感じ取れました。
ポンコツがポンコツのまま生きるためにはどうすればいいか。
今日はこの本から感じたことをアウトプットしていきます♡

この本を手に取ったきっかけ

いしかわゆきさんの「書く習慣」も#旅する本とし

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難民の子どもたちと遊び想うこと

難民の子どもたちと遊び想うこと

わたしの住む街に、難民の方々が仮住まいをしている施設があります。

数年前から、そこに住む家族の子どもたち(5歳から12歳ぐらい)と、週に一度、一緒に遊んでいます。

相棒の肝っ玉母さん・ウルリケと、午後3時間ほど子どもたちの相手をして、絵を描いたり、パズルをしたり、レゴブロックなどで遊んで、一緒の時を過ごしています。

コロナ渦中は、もちろん中断。
去年の夏、やっと再開したものの、年末から、オミ

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あなたの日常が、読みたい

あなたの日常が、読みたい

最近になってやっと気づいたことがある。

「僕は、他人の生活をのぞくことが好きだ」

もちろん、リアルでの話ではない。noteにおいて、である。僕がnoteに書くことが好きなのは1年ほど前からわかっていたが、他人のnoteを読むこともおなじぐらい好きだった。

世のなかには、おもしろい文章を書く人は山ほどいる。ただ、そのことに気づいてはいたがそれが「どういう文章がおもしろいのか」というと明確なこた

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サボることを教えてくれた上司たち

サボることを教えてくれた上司たち

学級委員ぽい、とよく言われてきた。自分ではあまり自覚はないけれど、確かに宿題は必ず終わらせるし、待ち合わせには遅れないし、やってはいけないことは、絶対にやらない方だ。

学生のときは、この性格に助けられていた。

与えられた課題を期日までに終わらせ、決められた時間に授業に出る。やるべきことがクリアだったし、きちんとこなしていくことで評価された。夏休みの最終日に、終わらない課題に絶望するというシチュ

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