#ラブコメ
結界師の一輪華シリーズが面白い
クレハさんのライト文芸シリーズ『結界師の一輪華』(角川文庫)がなかなかに面白いです。最近2巻を読了したので、この機会にアウトプットも兼ねて、シリーズへの思いを書いてみようと思います。
双子の姉と比べられ、「落ちこぼれ」扱いされている主人公・華。実は、華には周りに隠している凄い力があり、その力を強力な術師である朔に認めてもらったこと(そして彼から猛烈に愛されたこと)によって成長していく…といったシ
第183回:二丸さんの新シリーズを読んだよ(二丸修一:『呪われて、純愛。』)
こんにちは、あみのです!
今回の本は、二丸修一さんのライトノベル作品『呪われて、純愛。』の第1巻です。一時期ハマっていた『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』(以下、おさまけ)の作者の新シリーズとのことで、読んでみました。かっこよくてインパクトのあるカバーデザインもずっと見ていたくなりますね。
あらすじ感想「おさまけ」は全体的に楽しい気持ちになれるラブコメですが、今作は雰囲気がガラッと変わり、ミス
第127回:この危険な恋愛の形はクセになる。(西条陽:わたし、二番目の彼女でいいから。1)
こんにちは、あみのです。
今回の本は、西条陽さんのライトノベル作品『わたし、二番目の彼女でいいから。』(電撃文庫)の第1巻です。
今作では「胸キュン」や「萌え」、「尊い」とは違うちょっと刺激的な高校生の恋愛が楽しめます。読めば読むほど危険度が高まっていく物語。最近読んだラブコメの中でも個人的にはダントツに推したい作品です。
あらすじ感想ひと味違った恋の形をたくさん見ることができて、とても面白か
第125回:「出会い」も旅の楽しみのひとつかも。(青季ふゆ:美少女とぶらり旅)
こんにちは、あみのです。2022年、初の読書感想文いきます!
今年の1冊目は、青季ふゆさんのライトノベル作品『美少女とぶらり旅』(ファンタジア文庫)です。なじみの地名が多数登場するとのことで読んでみました!
今作は「旅」をテーマにしたラブコメとなっています。若干シリアスなシーンもありますが、読むといろいろな場所に行きたくなる作品です。
またこの旅にはたくさんのヒロインたちもついてきます。ヒロイン
第111回:片想いから知る「自分らしさ」
こんにちは、あみのです!読んで幸せな気持ちになれたラブコメ作品に出会えたので、紹介します。
今回の本は、神戸遥真さんの『片想い中の幼なじみと契約結婚してみます。』(メディアワークス文庫)というライト文芸作品です。noteにて神戸さんの作品の感想を書くのは2冊目になります。
(1冊目はこちら)
読むと元気になれる神戸さんのラブコメ作品。「契約結婚」という過去作品でも描いたテーマではありましたが、
第107回:この本を開けば、いつでも「夏」が待っている
こんにちは、あみのですっ。
今回の本は、葉月文さんのライトノベル作品『ホヅミ先生と茉莉くんと。』(電撃文庫)の第3巻です。最近のラノベの中でも特に気に入っているシリーズですね!
(既刊の感想も合わせて読んで頂けるともっと嬉しいです!)
1巻では出版業界のシビアな現実や「作家」と「読者」のつながり、2巻ではラノベ作品のコミカライズについて主に描かれていました。
今回は既刊のような出版業界や作家に関
第84回:甘々な青春も切ない片想いも、この1冊には詰まっている
こんにちは!あみのです。今回の本は、猿渡かざみさんのライトノベル作品『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』の第1巻(ガガガ文庫)です。
普段は近寄りがたいヒロインの誰も知らない姿を知っていくのが楽しい「両片想い」ラブコメ。主人公の押尾君とメインヒロインの佐藤さんの関係はもちろん、個性的なサブキャラクターも見逃せない作品です。
またSNSの楽しみについて描いている箇所もあり、noteをはじめ様々なS
第81回:恋人がいる人を好きになってしまったらどうする?
こんにちは、あみのです。今回の本は、あまさきみりとさんのライトノベル作品『彼女にナイショの恋人ごっこ。』(角川スニーカー文庫)です。
今作は、彼女持ちの主人公とそんな主人公のことを好きになってしまった女子高生の「不純ラブコメ」です。前に読んだ同作者の『キミの忘れかたを教えて』は感動系・切ない系の作品だったので、既刊とのギャップにまず痺れる作品でした。
もし恋人をいる人を好きになってしまったら自
第73回:推し活もラブコメも楽しい続編!
こんにちは、あみのです♪
今回の本は、岩波零さんのライトノベル作品『お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた』(MF文庫J)の第2巻です。1巻は以前noteに感想を上げているので、下記記事も合わせて読んで頂くとよりどんな作品なのかがわかる…と思います!
今年読んだラノベ作品でも特に続編が読みたかった作品。1巻とはまた違った角度からの「推し活」が印象的で、ラブコメとしてのクオリティも
第72回:「ぼっち」でも人と関わるのはやっぱり楽しい
こんにちは、あみのです!今回の本は、相崎壁際さんのライトノベル作品『どうか俺を放っておいてくれ』(GA文庫)です。
今作では高校3年間をぼっちのまま過ごしてしまった主人公が、同級生の女子と共に高校入学時へタイムリープしてしまいます。1周目の高校生活では見えなかった同級生たちの姿を知り、主人公は何を学ぶのか。笑いだけでなく、思わず共感してしまう話題も満載な作品です。読むと凄く前向きな気持ちになれま
第61回:作家だけでは「物語」は完成しない
こんにちは!あみのです。今回の本は、葉月文さんのライトノベル作品『ホヅミ先生と茉莉くんと。』の第2巻です!登場人物たちの「物語」に対する思いに大感動した前作。続編も新たな感動を求めて早速読みました。
2巻で大きく取り上げられていたのは、ラノベ作品の「コミカライズ」。より多くの読者が手にしやすい漫画という方法で、原作小説の面白さを届けるコミカライズですが、作品に携わる人々はどのような思いを背負って
第26回:魅力的なヒロイン(+男の娘)とインターネットの恐怖を学ぶ
こんばんは、あみのです。今回の本は、駿馬京(しゅんめけい)さんのライトノベル作品『インフルエンス・インシデント』(電撃文庫)です。先日記事を上げた『ギルドの受付嬢~』と同様電撃小説大賞の受賞作のひとつとなります。
この物語では、なぜインターネット上の悪意はなくならないのか?専門的な知識も踏まえて、その理由を知ることができます。難しいテーマを扱った作品ですが、女装男子やクセ強めな女子大生&教授が登