あみの

常に本と旅のことを考えてる。自分が読んだり見たりしたものの魅力が伝わる文章を心掛けてい…

あみの

常に本と旅のことを考えてる。自分が読んだり見たりしたものの魅力が伝わる文章を心掛けていますだおかだ✨

マガジン

  • この本いいよ!

    これまで私がnoteに投稿した読書感想記事をまとめたマガジンです。本選びの参考になればいいなと思います。

  • 青春小説が好き

    大切なことを教えてくれた物語たちです

  • 行って良かった場所

    ひとり旅や家族とのお出かけで行った場所の記録をまとめたマガジンです。

最近の記事

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2023年に読んで良かった本、まとめてみました。

2023年もたくさんの本を読みました。 今年はいつも以上に読書に救われた年だったかなと思います。前職で心が傷つき、夏のはじめまで無職としての期間を過ごしていたのですが、その期間中は家で読書をしたり、新しい本を求めて毎週のように図書館へ行ったりしていました。 辛い現実を忘れさせてくれるファンタジー、人生で大切なことを教えてくれる青春小説、これから頑張る目的が見つかる旅行に関する本などなど、次の仕事への充電期間中に読んだ本たちは、日々の娯楽であり、前向きな気持ちを取り戻す薬に

    • ご無沙汰しております。 ようやく秋らしい気候になってきましたね。 今月は長野へ朝早くから雲海を見に行ったりしてました。 ゴンドラで上まで登り、非日常な絶景に感動しました。早起きは三文の徳という言葉を痛感した日でした。 以上、あみのの近況報告でした。

      • ナミダ列車(青春小説感想文)

        一ノ瀬亜子さんの「ナミダ列車」という青春小説を読みました。 ロードノベルテイストの青春小説というあらすじに魅了され、手にしてみました。栃木県を舞台に描かれるロマン満載の電車旅に胸キュンする作品です。 どんなお話? 感想 電車での小旅行中にいろはが出会う「ハルナ」や、意味深な乗客たちは何者なのか?旅行気分を味わいながら、ミステリアスな物語に浸れました。時間に関する描写が多かったのでSFっぽい展開になるのかな?と思いましたが、実際は陽太(ハルナ)の一途な愛を感じる物語でし

        • 新潮文庫nexの10周年限定カバーの本を買いました(^^) カバー全体がメタリックかつ、元のカバーを踏襲したデザインで、思っていた以上にカッコよかったです!龍ノ国幻想は読んだことがないので、特に楽しみ。 ノベルティのジッパーバッグも2種類揃いました💕

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        2023年に読んで良かった本、まとめてみました。

        • ご無沙汰しております。 ようやく秋らしい気候になってきましたね。 今月は長野へ朝早くから雲海を見に行ったりしてました。 ゴンドラで上まで登り、非日常な絶景に感動しました。早起きは三文の徳という言葉を痛感した日でした。 以上、あみのの近況報告でした。

        • ナミダ列車(青春小説感想文)

        • 新潮文庫nexの10周年限定カバーの本を買いました(^^) カバー全体がメタリックかつ、元のカバーを踏襲したデザインで、思っていた以上にカッコよかったです!龍ノ国幻想は読んだことがないので、特に楽しみ。 ノベルティのジッパーバッグも2種類揃いました💕

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        • 青春小説が好き
          95本
        • この本いいよ!
          263本
        • 行って良かった場所
          54本

        記事

          深夜0時の司書見習い2(読書感想文)

          近江泉美さん「深夜0時の司書見習い」の2巻を読みました!児童文学のような世界観と、思わず共感してしまう本の話題に魅了され、続編をずっと待ち望んでいました。前作の良さを残しつつ、読書に対する新たな気付きの要素もプラスされていて、1巻に劣らない面白さでした。 どんなシリーズ? 物語の舞台は、図書館の本を読んだ人の想像力が反映される「図書迷宮」。図書迷宮には古今東西の本の登場人物やその著者が存在しており、主人公のアンは彼らの願いを叶えたり、時には図書迷宮全体の危機を救ったりと大

          深夜0時の司書見習い2(読書感想文)

          ふらっと本屋で見ていて惹かれたので即購入した1冊。興味深い項目が多くて、早速夢中になって読んでます👍 いろんなタイプの挿絵が楽しめるところも素敵✨

          ふらっと本屋で見ていて惹かれたので即購入した1冊。興味深い項目が多くて、早速夢中になって読んでます👍 いろんなタイプの挿絵が楽しめるところも素敵✨

          君がいたから、壊れた世界が輝いた(青春小説感想文)

          小桜菜々さんの「君がいたから、壊れた世界が輝いた」という青春小説を読みました。この本は図書館で借りて読んだのですが、想像以上に心に響く物語で、私にとって素直に「読んでよかったな」と思えた1冊でした。 主人公の高校生たちだけでなく、彼女たちの周りにいる大人たちもすごく魅力的に描かれているので、主人公と同世代に限らず、幅広い読者に愛されてほしいと願っている1冊です。 どんなお話? 感想 まず上記の言葉は、ヒーロー枠にあたる朔の今作の象徴ともいえる台詞です。この朔の言葉によ

          君がいたから、壊れた世界が輝いた(青春小説感想文)

          喫茶「猫の木」シリーズが面白い

          ご無沙汰しております。1ヶ月ほどnoteの投稿をお休みしていましたが、またぼちぼち書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。 *** さて、今回私がおすすめするのは、植原翠さんの『喫茶「猫の木」』シリーズです。(出版レーベルは、マイナビ出版ファン文庫。ピンク色の背表紙が目印のライト文芸レーベルです) このシリーズは全3巻構成で、タイトルは「喫茶「猫の木」物語。」→「~「猫の木」の日常。」→「~「猫の木」の秘密。」という順になっています。単体で読めるエピソードが多

          喫茶「猫の木」シリーズが面白い

          残暑お見舞い申し上げます。 毎日大変暑いですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。 しばらくnoteの投稿をお休みしておりましたが、私は元気にしております。 読書感想文など新しい投稿の準備をぼちぼちしておりますので、もうしばらくお待ちください。 あみのより🌻

          残暑お見舞い申し上げます。 毎日大変暑いですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。 しばらくnoteの投稿をお休みしておりましたが、私は元気にしております。 読書感想文など新しい投稿の準備をぼちぼちしておりますので、もうしばらくお待ちください。 あみのより🌻

          よめぼく5(読書感想文)

          森田碧さん『余命一年と宣告された君と、消えたいと願う僕が出会った話』(以下よめぼく5)を読みました。 今回のお話は「記憶」がテーマとのことで、私は忘れられるということが死以上に残酷だと思っているので、このエピソードはいつも以上に感動的な内容だと予感して読み始めました。 まず今作はものや人の記憶を少しずつ失い、やがては死に至る「虫喰い病」が物語の軸となっていて、大好きな人との思い出の尊さがところどころで感じられました。 主人公の悠人は、姉が虫喰い病を理由に亡くなったのを機

          よめぼく5(読書感想文)

          『君の青が、海にとけるまで』が素敵な話だったので紹介する

          いぬじゅんさんの『君の青が、海にとけるまで』(角川文庫)という作品を読みました。 主に高校生たちの恋を描いたお話が多かったいぬじゅんさんの作品ですが、今作は社会人が主人公の居場所をテーマにした物語となっていて、これまでの作品とはひと味違う優しさを感じる内容でした。 念願の看護師になったものの、職場でのトラブルで心が病み、休職することになった胡麦。物語は休職中に胡麦がSESTAというカフェに訪れるところから始まります。セスタには複雑な悩みを抱えながらも一生懸命に働く仲間たち

          『君の青が、海にとけるまで』が素敵な話だったので紹介する

          ことのは文庫5月の新刊2点の話!(ちょっとお知らせ的な)

          ライト文芸レーベル・ことのは文庫の5月新刊2点の帯に私がネットギャリーで先読みした際のレビューが採用されています。 まず1冊目は、鞠目さんの『下の階にはツキノワグマが住んでいる』という作品です。 人間と動物が共存する少しファンタジーの入った新感覚な日常のお話でした。小説ではなかなかに珍しいタイプのお話だと思います。 人間の女性・ゆり子さんと人の言葉を話すツキノワグマさんとのほのぼのした会話が最大の魅力で、一緒においしいものを食べたりおでかけしたり、季節のイベントを楽しん

          ことのは文庫5月の新刊2点の話!(ちょっとお知らせ的な)

          最近のおすすめ本:猫のお告げは樹の下で

          青山美智子さんの『猫のお告げは樹の下で』を読みました。 今作は神社の不思議な猫・ミクジのお告げに導かれ、老若男女が日々をちょっぴり変えていく様子が描かれました。 「ニシムキ」「チケット」などミクジのお告げは一見すると意味深ですが、葉っぱに刻まれていた言葉をヒントに行動し、意外なところから、あるいは知らず知らずのうちに悩みを乗り越えていく数々のエピソードに心打たれました。 中でも私は、「スペース」のエピソードが心に残りました。このエピソードでは漫画家になる夢をあきらめかけ

          最近のおすすめ本:猫のお告げは樹の下で

          好きな作家さんの最高に心動かされる本を読みました

          阿部暁子さんの『カラフル』という小説を読みました。 私は阿部暁子さんの本が高校生の頃から大好きです。魅力的で嫌いになれないキャラクターたちや丁寧な感情描写、作中でちらりと見せるユーモアも好きなところですが、中でも「いいな」と思うのが、自分と同年代の主人公が世の中の理不尽さに立ち向かう物語が多いところです。とても現実的で、読み終えると私も登場人物たちのように頑張ろう!と思わせてくれます。 今作は無気力気味な男子高校生が、車椅子ユーザーの少女と出会ったことで人生を変えていく青

          好きな作家さんの最高に心動かされる本を読みました

          熟成読書感想文:電話交感

          こがらし輪音さん『電話交感』(角川文庫) 2024年1月某日読了 こがらし輪音さんの作品はデビュー作から大体読んでいますが、作品を重ねるにつれて物語のクオリティに磨きがかかっているような感じがします。個人的に今作は現時点での最高傑作じゃないかと思っています。 まず、今作は現代の日常に怒りを抱える主人公・紗菜が、亡き祖母(タヱ)との不思議な電話でのやりとりを通して、今を生きるために大切なことを学んでいく感動的なストーリーでした。 理不尽な世の中は令和になって始まったことで

          熟成読書感想文:電話交感

          水瀬さらさんの青春小説が好きです

          最近、水瀬さらさんという作家さんの青春小説が好きでよく読んでいます。 王道でわかりやすいストーリーが多く安心して楽しめるだけでなく、高校生を中心とした登場人物の温かな性格に惹かれるところも作品の大きな魅力だと思います。 今回は私が読んだ水瀬さらさんの本でも特に好きだった3冊を紹介します。 君が、僕に教えてくれたこと 無気力な少年と幽霊少女の交流を描いたハートフルストーリー。私が水瀬さらさんの作品が好きになったきっかけの1冊です。ストーリーはシンプルながらも、春の訪れを

          水瀬さらさんの青春小説が好きです