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日常のあれこれ𖧧˒˒

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生粋のいじめられっ子だった暗黒学生時代を過ごし、自己肯定感を見失い苦しんだ20代を過ごした私が、「自分らしさ」を見つけて前向きに生きられるようになったヒントと、日常のあれやこれや… もっと読む
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せっかく人間を演じているのだから、最後はハッピーエンドがいい。

せっかく人間を演じているのだから、最後はハッピーエンドがいい。

これは私が高校生の頃、演劇に青春を捧げていた時に出会った言葉。

シェイクスピアの戯曲の中には、この言葉に酷似した言葉がよく見受けられ、ここから彼の信念のようなものを感じられる一節だ。

簡潔な表現であるからこそ、捉え方は人それぞれだと思うけれど、私はこの言葉を二つの意味で解釈している。

「今起きていることばかり仰視するのではなく、人生という一つの戯曲を観劇するかのように生きるべきだ」

「生ま

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わたしがずっと言われたかった言葉。

わたしがずっと言われたかった言葉。

わたしがカメラマンの仕事を始めたばかりの頃、とにかく仕事覚えが悪く、要領も効率も悪くて、一つのタスクをこなそうとすると別のタスクが疎かになって、気付かぬうちにミスをしてしまうことがあった。

しかも自分でも驚くようなミスが多く「なんでこんなミスをするの?」と上司に言われて「自分でもそう思います」と言い返したくなるようなことばかりで

「なんて自分は無能なんだ、職場の足手纏いにだけはなりたくない、先

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「良い人」止まりの人生は、もういい加減やめにしたい。

「良い人」止まりの人生は、もういい加減やめにしたい。

私の性格を一言で表すならば
平和主義という名の臆病者である。

我を出すことが苦手で、いつも人と足並みを揃えることだけ考えて生きてきた。その方が誰とも喧嘩にならないし、ほんの少しだけ気が楽だって思ったから。それでも心のどこかでそんな自分のことを好きになれなかった。

私が周りから抱かれる印象は決まって
「優しくて温厚な人」

褒められているように聞こえるけれど、私には「ありきたりで中身のない人間」

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ハワイには日本人が忘れかけている真心があるらしい。

ハワイには日本人が忘れかけている真心があるらしい。

最近パタパタとしていていつもは3ヶ月おきに行っていた美容院を4ヶ月も開けていることに気づき、梅雨が近くなったのでカットと縮毛矯正もあわせて予約をした。

私は小さい頃からうねうねした癖っ毛が好きではなく、もともと顔が大きいということもあって、ボブにすればキノコになるし、ショートヘアなんて扱いきれなくて論外だった。

というか子供の頃から母と私がお世話になっている美容院のお兄さんにショートヘアだけは

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何者にでもなれる時代に埋もれて生きるしかないのだろうか。

何者にでもなれる時代に埋もれて生きるしかないのだろうか。

私の人生を表現するにあたって、一番似つかわしくない言葉がある。

「本気」と「努力」

太宰治さんに言わせてみれば「恥の多い生涯を送ってきました」という枕詞がとっても似合うような人生。
とはいえ人間失格の主人公である葉蔵のような壮絶さはまったく無くて、むしろそういった人生における波というものをうまく回避しながら生きてきたことについて、私は恥だと思っている。

本気の恋や、本気の喧嘩なんてしたことな

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肩の力を抜いて幸せの基準値を下げてみる。

肩の力を抜いて幸せの基準値を下げてみる。

花粉の時期が終わりを告げて
やっと自由に窓を開けることが
できるようになりました

浴室乾燥にお世話になっていた洗濯物も
やっとベランダに干すことができるし

暑さに耐えかねて
ベッドの隅っこに追いやられていた
分厚い毛布はお天気の良い日にベランダに干して
クローゼットにしまいこんで・・・

日差しがたっぷり降り注ぐ日に
窓を大きく開け放って
深呼吸できることがどれだけ幸せか

これは恐らく花粉症

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私の過去を小さな瓶に詰めて、noteという大きな海に流してみようと思った上半期。

私の過去を小さな瓶に詰めて、noteという大きな海に流してみようと思った上半期。

私には忘れたくない過去と
忘れ去ってしまいたい過去がある。

私にとっての忘れ去りたい過去は
学生時代に塞ぎ込んでいた頃のこと。

こんな私の暗い身の上話なんて
笑い話で片付けることも
酒のつまみにもならないし
誰かに話したことはほとんどない。

話すつもりもなかったし
過去は過去のまま仕舞っておいて
墓場まで持って行こうとすら思っていた。

それでも大人になるにつれ
どこかでその過去が足枷となる

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桜が咲くから春が好き、紫陽花が咲くから雨が好き。私とカメラと「好き」について。

桜が咲くから春が好き、紫陽花が咲くから雨が好き。私とカメラと「好き」について。

最近よく雨が降りますね

6月初めに大荒れをもたらした台風は
昨年の梅雨時期の東京の降水量に匹敵するんだとか

そんなに降ったなら
もう梅雨なんて来なくてもいいのでは・・・
と思ってしまいます

でも雨が降らなかったら
綺麗な紫陽花は早く枯れてしまいますもんね

紫陽花の英語名は
「hydrangea」=「水の器」
という意味なんだそう

紫陽花は常にたっぷり水を蓄えて
綺麗に咲くところから
その

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可愛いと思える瞬間を見つけたかった。だから私はselfieを撮り続けた。

可愛いと思える瞬間を見つけたかった。だから私はselfieを撮り続けた。

「私は可愛くない」

顔は大きいし
鼻は大きくて丸いし
面長だし

言い出したらキリがないけれど
自分に自信があったことなんて一度もありません。

小学校高学年の頃から眼鏡っ子で陰キャだった私は
お洒落とは程遠い存在で
更に言うなら田舎だし友達少ないし
流行りにも疎くて
自分がモサいことにも気づきませんでした。

学生時代の写真はほぼ黒歴史ですね。
思い出したくない記憶・・・

そんな私がセルフポ

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入れたままになっていたフィルムには小さな私の見ていた世界が写っていた。

入れたままになっていたフィルムには小さな私の見ていた世界が写っていた。

みなさんは小さい頃の記憶はどこまであるだろうか。
人によって小学生の頃まで覚えている人や、幼少期のころまでハッキリ覚えている人、お腹の中の記憶もあったなんて人もいるかもしれない。

私はというと、断片的に小学生の頃がやっと思い出せる程度。

思い出は記憶の中にずっとあるものだけど、次第に新しい記憶に埋もれて薄れていくものである。いつまでも明確に1から10まで覚えている人はそう多くないはず。

しか

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ばあちゃんが作ってくれた牛乳とお砂糖たっぷりの「コーヒー」の味。

ばあちゃんが作ってくれた牛乳とお砂糖たっぷりの「コーヒー」の味。

この世にはコーヒーが好きな人、苦手な人、牛乳を入れれば辛うじて飲める人、ガムシロとミルクをたっぷり入れて、もはやコーヒーなのかいう状態なら飲める人など、様々な人がいる。

その中で私は毎日のようにコーヒーを飲む。
いわばコーヒー過激派である。
(とあるラノベの宝石商の英国紳士を知っている人ならわかる表現)

とくに朝のコーヒーは飲まないと頭が働かないような気がして、時間がない時でも職場に着くまでに

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