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桜が咲くから春が好き、紫陽花が咲くから雨が好き。私とカメラと「好き」について。

最近よく雨が降りますね

6月初めに大荒れをもたらした台風は
昨年の梅雨時期の東京の降水量に匹敵するんだとか

そんなに降ったなら
もう梅雨なんて来なくてもいいのでは・・・
と思ってしまいます

でも雨が降らなかったら
綺麗な紫陽花は早く枯れてしまいますもんね

紫陽花の英語名は
「hydrangea」=「水の器」
という意味なんだそう

紫陽花は常にたっぷり水を蓄えて
綺麗に咲くところから
その名がつけられたんだとか

あれだけ大きな葉を伸ばし
たくさんの花弁に水を送るための
太い茎を持つ紫陽花
そりゃあ雨がたくさん降るほど
水々しく綺麗に咲くわけです

あんなに綺麗な花を咲かせる紫陽花が
見られなくなってしまうと思うと
やっぱり梅雨が必要不可欠なのだと
ほんのちょっと悔しくなります


季節で言うなら私は秋が一番好きです

風は少し肌寒いけれど
日差しが程よく暖かくて
紅葉が綺麗で
落ち葉を踏み締めるカサカサという音が心地よくて

こんな過ごしやすい気候を
「お出掛け日和」と呼ばずしてなんと言うでしょう


私はカメラが趣味なこともあって
紅葉シーズンは自ずとカメラを持って
出掛けることが増えます

ちょうど自分の誕生日近辺も紅葉シーズンなので
それもあってか秋はとても好きな季節なのです

実家にいた頃は車で30分ほどの距離にある
自然公園の銀杏並木や紅葉が綺麗で
よく見に行っていました

ちょっとだけ紹介させてください

喜ばしいことではあるのですが
テレビなどで私の地元が紹介されることが増え
毎年観光客も増えてしまって
静かで居心地の良かったこの公園も
徐々に人が増えつつあります

人を避けて写真を撮りたいので
カメラを持つ人間からしたら
ほんのちょっとだけ
閑静だった頃が恋しかったりもしますが
それでも地元が盛り上がるのは嬉しいですね


こんなふうに
写真を撮りに行くことが好きな私ですが
前からそうだったかと言われるとそうではなくて

以前はかなりインドアな人間で
暑い夏の日はクーラーの部屋から出たくないし
梅雨の時期なんてもってのほかです

そんな私に外に出るきっかけをくれたのが
紛れもなくカメラでした

あんなに出不精だった人間が
ドライブに出掛けたり
雨の日や雪の日でも
カメラを持って出掛けるほどになったのです

ファインダーから覗くことで
いつもなら立ち止まりもしなかった場所に
綺麗な景色を見つけたり

雨の日なんて傘をさしているから
景色なんて気にしたこともなかったけれど
葉っぱから滴る雨の雫や
水たまりに映る逆さの景色が綺麗だったり

そんなふうにカメラを持っていると
新たな発見に出会うことが増えたのです

おかげで私の中で「好き」が増えていきました


春は花粉がすごいけれど桜並木はとっても綺麗で

夏は暑いけれど青々とした空は綺麗で

秋は紅葉がとても綺麗で

冬の澄んだ空気と夕焼けはとても綺麗

私が得意ではなかった梅雨には紫陽花が咲いて
雨の日だってとても綺麗な景色が見られます


私が綺麗と思える景色があるから
私はどの季節も嫌いではなくなったのです

むしろ「好き」なのです

カメラはいつだって
私の原動力の源だと思っています

これからも私の目と腕が使えるうちは
たくさんの景色を撮って
たくさん思い出を残していきたいです

いつまでも私の相棒でいておくれ
カメラ達よ


由佳

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