肩の力を抜いて幸せの基準値を下げてみる。
花粉の時期が終わりを告げて
やっと自由に窓を開けることが
できるようになりました
浴室乾燥にお世話になっていた洗濯物も
やっとベランダに干すことができるし
暑さに耐えかねて
ベッドの隅っこに追いやられていた
分厚い毛布はお天気の良い日にベランダに干して
クローゼットにしまいこんで・・・
日差しがたっぷり降り注ぐ日に
窓を大きく開け放って
深呼吸できることがどれだけ幸せか
これは恐らく花粉症の人なら
首がもげるくらい頷いてくれるでしょう
べつに深呼吸くらいどこでもできるじゃない
って思うもしれないけれど
そのあと絶対に悲惨なことが起こるから
外で息をすることすら命懸けというわけです
(命懸けは言い過ぎでした・・・)
(いやあながち間違いではない)
だけどそんな些細な幸せを感じられているのは
花粉症であるが故の見返りだったりするのかも
そう思うと花粉症になるのもあながち悪くな・・・
そんな訳ありませんでした・・・
しんどかった・・・
ともあれ花粉症ではない人と比べると
そこらへんの幸せの基準値というものが
低くなっているわけだから
少し徳をしているということは確かです
人は誰しも自分なりの基準がありますよね
それが喜怒哀楽の基準となり
幸福感の基準であったりして
そして常に
「それより劣っていない」か
「それ以上のもの」でないと
生きている意味を感じられないような
気がしているのです
どちらが良いとか悪いわけではありません
どちらも良くて
どちらも良いは言えないものだから
「それ以上のもの」を追い求めることは
向上心があってとても良いことではあるけれど
時に”ダイジナモノ”を見失ってしまったりもします
ではここで一つ問いましょう
今の自分にとって
それ以上のものとはなんでしょう?
例えば
欲しい時に欲しいものがパッと買えるくらいの
お金が欲しいだとか
それ以上の大金持ちになりたいだとか
もっと社会的に高い地位に立ちたいだとか
結婚して幸せになりたいだとか
考えることは様々でしょう
ではもう一度自分に問いましょう
いま思い描いた「それ以上のもの」は
果たして誰の基準でしょうか?
そりゃあもちろん自分の基準でしょ?
その通りです
自分のなかにある基準でしかありません
社会的地位や金銭感覚や結婚のような
絵に描いたような幸せの形や
その基準を満たすに相応しい年齢も
幼い頃から刷り込まれた
『幸せの基準値』でしかないのです
それが幸せであると教えられて生きてきたのです
だけど自分の中に
もっと些細な幸せを感じられる心もあることも
同時に知っているはずです
お天気の良い日の風の心地よさ
草木がざわめく音
花々の芳しい薫り
快晴の青空
綿飴みたいな雲のかたち
海や川のせせらぎ
深い深呼吸をして
ゆっくり息を吐いて
「あぁ・・・幸せだな・・・」
そう感じることができるはずなんです
最後に心の底から
深呼吸をしたのはいつでしょうか?
幸せの基準値は下げても良いんです
自分が本当にやりたいことを見失わなければ
夢さえ持ち続けることができれば
希望や野心を失わなければ
基準を下げるということは
視野を広げるということです
大きな幸せを掴むことだけを見つめていたら
いつの間にやら『幸せの基準値』は
どんどん上がり続けて
自分のリミッターの限界ギリギリに来てしまいます
「このままじゃだめだ」
「まだやれる」
そうやって自分で自分に
「それ以上のもの」を求め過ぎてしまうのです
私は自分の頭のなかで明確にイメージできる
夢や目標は必ず叶うと思っています
そのノウハウや知恵がなければ
イメージは思い描けないですから
できないことに対する
焦りや不安は基準値を上げてしまう要因です
まずは「いつか必ず叶う」と自分を信じること
そしてさらに大切なのは
「自分なんてまだまだだな・・・」
と唱えるのではなく
「大丈夫!自分は今のままで十分すごい!
だからもっといける!」
そう唱えることです
さてここから続いて
もう一つの自分に対する基準値のお話
「それより劣っていないか」
についてお話したいのですが・・・
長くなってしまいそうなので
文面ではここまでにしようと思います
こちらの続きについては
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