記事一覧
創作に対する妄想力(その5)
第5章 花ひらく妄想力
以上がデザインの全て……と、思われるかもしれませんが最後にもう一つ、欠かせない要素があります。
それが、製造工程を知りどのように作るかまでイメージすること。
デザインをするということはモノを作るということです。実際に作る工程を分かっていると製造現場とも非常に現実的な会話ができます。今は製作現場が動画で見られる時代なので、自動車製造から伝統工芸まで幅広く見ています。分野が違
創作に対する妄想力(その4)
第4章 1日100デザイン
たくさんインプットし終えたら、いよいよアウトプットの時間です。
この段階で、ようやく実際にデザインをする対象物の画像や実物を研究します。これまでに詰め込んできたたくさんのデザインと対象物を頭の中で掛け合わせることで、さまざまなデザインが浮かんでくるでしょう。
建築物のシルエットとバッグを掛け合わせて……、虫のディティールとシューズを掛け合わせて……、車の流線形のライン
世界的材料不足と価格高騰は革業界には関係ない??
新型コロナウイルスの蔓延、世界情勢の変動による物価の高騰、円安……
こうした世の中の動向を受けて、モノ作りの現場は今、大きく影響を受け、さまざまな困難に見舞われています。
たとえば、私たちの社会に大きな影響を与えている半導体。電力の制御を主機能としており、コンピューターや電波を必要とするパソコン、スマートフォン、エアコン、炊飯器、テレビ、洗濯機など、身の回りにあるものに多数使われています。数
やはりyuhakuも値上げですか?
日用品から嗜好品に至るまで、もうどうしようもないほどの値上げが続いています。原材料の世界的な高騰、ロシアとウクライナの衝突、コロナの拡大、そして急速に進む円安など、さまざまな要因が絡み合い、幅広い業界へ影響を与えています。それはもちろん、皮革産業も例外ではありません。
今年に入り革の単価が10%から倍近くに上がるものまであり、製品に使用するためのパーツも軒並み高騰しています。これを真正面から受け
コスト意識と働く意識(その1)
「人」は、企業にとってなくてはならない、大切な財産です。
近年、デジタル技術が発展し、働き方が多様化する中で労働の価値も変化しつつあります。
機械化を推し進めた先で、「人」の仕事はあるのか?と、いう議論もしばしばされてきていますよね。
しかし、世の中には人にしかできない志事が数多くあります。
yuhakuの製品作りもその一つなのです。
経験と感性によって生み出される製品は、機械には再現で
アートへの想い 、yuhakuとアート(前編)
ブランドオーナーとして独立したころ「世界のメゾンと対等に渡り合えるブランドに!!」という野望を抱いていました。この野望は今でも変わっていませんが、もうひとつ、同じくらい強い気持ちで抱いていた野望があります。
それが、「自分の力でアートを!!」というものでした。
時を遡り、アートに心を奪われて大学を中退した頃。
独学での作品作りに没頭する自分に最初の壁として立ちはだかったのが、資金でした。
画材
社内から生まれた新しい芽(その1)
自分の毎月の仕事の一つに、社内限定公開のYoutube動画作成があります。
コロナによって集まりづらい環境の中、少しでも社員との接点を、と考え、始めました。
先日、その動画の中で商品企画から社内改善まで様々なアイデアを募集をしました。
どんなアイデアでも、会社を良くしようという意思があればOK!
拙くても、思いつきでも、「とにかくたくさん」をお題に募集しました。
自分のポケットマネーから報奨金も付
地球に『ごめんなさい。』
『yuhakuのサスティナブルプロジェクト』
命への敬意を込めて、最上級のものづくりをする。
そんな⾃負を持って、⾼い基準を設けてきたyuhakuのプロダクト。
しかし、どれだけ細⼼の注意を払っても、
基準をクリアしない製品が⽣まれてしまうのも、事実でした。
今も倉庫で眠る、多くの製品たち。
そのストックは、年々増え続けています。
使われてこその価値。循環してこそのものづくり。