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アートへの想い 、yuhakuとアート(後編)

前回に続きアートへの想いを綴らせていただきます。

銀座7丁目に位置する、和とアートをコンセプトとしたカーギャラリー「G735 gallery」
ラグジュアリーな高級車が、ゆったりと佇む洗練された空間。
まさに、贅沢の極みとも呼べるギャラリーです。

現在こちらで、yuhakuのアイテム、そしてTomohiro Nakagakiとしてのアート作品を展示しております。

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インターネットもない少年時代、福井県の田舎に住む自分にとってアートといえば美術の授業と美術館の中だけの世界でした。
それが今、銀座という街で高級車と同じ空間に、自分の手がけたブランドのアイテム、そしてアート作品が並んでいるのです。当時の自分には思いも寄らない光景ですが、ここには確かに、あの頃からの歩みとこれまでの出会いが繋がっています。

コロナが蔓延する直前、銀座三越さんからアート展示のオファーをお受けしました。
展示のコンセプトは、「これまでの人生」。
自分の半生を象徴するものとして、幼少期の”盆栽”、大学時代の”建築”、そして現在取り扱う”レザー”を組み合わせた作品を発表した展示でした。
幼少期の象徴が「盆栽」というと不思議に思われるかもしれませんが、子供心にその魅力を感じていました。なぜなら盆栽栽培の仕事をしていた祖父の影響で、庭には常に20〜30鉢ほどの盆栽が並び、玄関にはいつも、盆栽が飾られていたからです。

銀座三越さんでの展示作品は好評でしたが、水と日光を要する盆栽と、水濡れ日焼けを苦手とする革は相性が悪く、残念ながら継続できる作品とはなりませんでした。

継続できる作品作りのために『ドライフラワーのような盆栽はないものか』と探す中、藤田茂男さんの手がける「DRY BONSAI」に出会ったのです。
DRY BONSAIは、枯れた盆栽の再生の姿です。偶然にもそれは、命を再生させるようにして革を扱う自分と、同じ考えでした。その出会いから、自分の作品作りのテーマは「再生」にあるのだと気づき、革とDRY BONSAIを組み合わせた作品や、よりサスティナブルな制作に取り組むようになりました。

2022年。
『再生』だけでは自分自身を出し切れないと悟った今年の次なるテーマは

『転生』

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本年はアート活動に今まで以上に力を入れ、全身全霊を込めた自分自身の化身を生み出していきます。そして、ブランド作りで学んだマーケティングを掛け合わせ、『自分の力でアートを!!!』という約25年越しの夢を実現させるのです。『転生』の手始めとなる作品はまだ入り口段階ではありますが、構想自体はすでに2.0まであり、ワクワク感しかありません。

これまでの歩み。さまざまな出会い。

G735 galleryをご紹介くださったのも、藤田茂男さんでした。
2/27までの期間中、Tomohiro Nakagakiアート作品『転生 -ver.0-』、yuhakuxグラフィティアートコラボの特別な商品展示のほか、藤田茂男さんのDRY BONSAI 作品展示を同時開催しております。

土曜日は在廊予定となっていますので、車好きの方もアート好きの方もぜひ、お越しいただけることを楽しみにしております。広々とした空間で、Tomohiro Nakagakiの歩みと出会いの世界をお楽しみください。

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藤田さん、このような機会をいただき、本当にありがとうございます。

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