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地球に『ごめんなさい。』

『yuhakuのサスティナブルプロジェクト』

 命への敬意を込めて、最上級のものづくりをする。
 そんな⾃負を持って、⾼い基準を設けてきたyuhakuのプロダクト。
 しかし、どれだけ細⼼の注意を払っても、
 基準をクリアしない製品が⽣まれてしまうのも、事実でした。

 今も倉庫で眠る、多くの製品たち。
 そのストックは、年々増え続けています。
 使われてこその価値。循環してこそのものづくり。
 そして何よりも、ものとしての”命”を全うしてもらいたい。

 眠ってしまったものたちに、朝を。

 『スリーピングストック』のお届けに、全社員で取り組みます。

株式会社ユハク 代表取締役 仲垣友博


買い物へ行くと、些細なほつれや傷を理由に、販売員の方が新品と交換してくれることがあります。
販売員の方がそうしなければならないことは、よくわかります。
しかし、交換後の商品の行く末を考えると自分は、あえて交換せずに、そのままの品物を購入しています。
ほつれや傷があっても物としては問題ありません。
それを、廃棄してしまうのは勿体無いと考えているからです。

共感してくださる方もいるのではないでしょうか。

先日、新たな決意表明をしました。それが、冒頭の『yuhakuのサスティナブルプロジェクト』です。
可能な限り良いもの、美しいものを作り、革を無駄にすることなく、少しでも多くの人に届けたい。
命の一部である革を扱うブランドとして、高品質で信頼できるモノづくりにプライドを持っているyuhaku。
職人たちはわずかな緩みも許されない精度で製作に取り組み、検品時に“難点”として指摘される傷やピンホールは、普通に見ると言われても気づかないほど微細なものもあります。
その基準の高さは、他社の方が驚くほど。もちろん、販売可能になるよう極力手直しをしますが、中には症状が軽減しないものもあります。
そうしていつしか、命を無駄にしないモノづくりのはずが、訳アリ品だから売れない、というジレンマに陥っていたのです。

yuhakuの製品には動物の命だけでなく、製品作りに携わるすべての職人の想いが詰まっています。
倉庫で眠るたくさんの製品を見るたびに、革に、職人に、そして恵みを与えてくれる地球に、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
思いの詰まった製品たちを、地球からいただいた命を、寝かせたままにはできない。
それが、yuhakuにとってのサスティナブルプロジェクトの発端となりました。

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命をいただく理念のもと、ありのままの商品の状態を伝え、共感してくださる方へ、適正価格で販売する。

一人一人が自分の使命として捉え、会社全体で取り組みます。

最高品質の製品を生み出すこと。
生まれた製品を、責任持ってお届けすること。

命に敬意を込めて、どちらかを置き去りにすることなく、両立させ、しっかりと向き合っていきます。

これまで本当に、申し訳ないことをしていました。

誠意を込めて、地球に『ごめんなさい。』

そしてこれからは、今まで以上に感謝を伝えていきます。

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