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穏やかに、整え、甘やかす。
「好きなものを、きちんと見つめなおしたい。」
今年のゴールデンウィークは、こんな気持ちがモチベーションになっていた。
旅行なんかの大きなイベントはないけど、1つ1つの約束を楽しんで、自分が好きなことは些細なことであろうと大切にすること。
これが連休中の私にとってのささやかな目標だった。
なかでもここからは5月3日~5月5日を取り上げて、その日の出来事や心に浮かんだことなんかを記していこうと思う。
変化と刺激の2023年を振り返る
私にとっての2023年という1年をまず一言で表すならば
「刺激的だったけれど、もう一度繰り返したくはない年」
となるだろうか。
1年の頭からあった出来事を列挙すれば、修士論文の執筆、大学院の卒業、引越し、新社会人のスタート、それから趣味でやっているオーケストラの練習と本番、さまざまな人たちとの出会い、友達との交流、恋愛面での悩み、日常的な読書……
これらの経験を通して、「大きく変わったなあ」と
『君たちはどう生きるか』という名の人類讃歌
宮崎駿監督のジブリ最新作。
この言葉だけでどこまでの期待と想像が膨らむだろう。
前情報は、映画タイトルと、どこか奇妙な鳥が大きく描かれたポスターの画像のみ。
このタイトルと同一の名前を持つ本を、高校入学の直前期に読んだことがある。
コペル君と呼ばれる少年を中心として話が展開しつつも哲学的で難解な本だったような印象があるが、そこまで記憶は鮮明ではない。
この本との関連性はあるのだろうか、そうだ
怠惰な休日をハッピーにするために一人居酒屋をした
目を開けると、光の差し方がなんとなくいつもと違う気がした。
寝過ごしてしまった日に特有の、たくさん眠ったスッキリ感となんともいえぬ焦燥感が入り混じった感覚が湧き上がる。
これで15時くらいだったらちょっと嫌だなぁと思って恐る恐る時計のある方に目を向ける。
針が示す時間は13時30分。
予想よりはマシだったことに対する安心感と、それでもお昼過ぎまで寝てしまったことに対する勿体なさから、しばし動き
『BLUE GIANT』:熱くて、青い、激情のJazz映画
映画『BLUE GIANT』。
この映画を観るのは今日で2回目だった。
2回観て、2回とも泣いた。
1回目は訳も分からず、ただ圧倒された。
事前知識もほとんどなく、ただ一介の音楽好きとして予告映像に興味をひかれ、なんか良さそうだなと思って観に行っただけだった。
それがもう、ジャズの凄まじさをこれでもかと体感する2時間となった。
映画のだいたい中盤ほど、主人公の大(ダイ)、そして雪祈と玉田の3人
雑記ー「すずめの戸締まり」2回目鑑賞を終えてー
「すずめの戸締まり」2回目鑑賞。
1回目では泣かなかったのに今回はなぜか涙が出てきた。
前回にもまして「やられた」という感覚が強く残る。
震災や神話という自分の興味関心ごとが描き出され、恋愛とファンタジーが埋め込まれている。
たぶん私が自由に創作してみろと言われたら、描いてみたいと思う題材がこれでもかというほど詰め込まれた作品だ。
あの2011年3月11日の東北で、あるいは1923年9月1日
「#わたしを作った児童文学5冊」
今朝、Twitterで素敵なハッシュタグを見かけた。
ここに寄せられたいろいろな人のツイートを見ていくと、小学校や地域の公民館の図書室にたくさんの本が並んでいた情景がバァっと思い起こされて一気に懐かしくなってしまった。
ということで、ここでは私の思い出の児童文学5選を紹介していきたい。
①那須正幹『ズッコケ三人組』
小学校低学年のときに図書館で散々借りて全巻読破したシリーズ。
小柄でやんち
推理小説の元祖:エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」を読む
最近読んだ本に、エドガー・アラン・ポー『黒猫/モルグ街の殺人』がある。
19世紀アメリカを代表する作家ポーによる小説8篇が収録されたこの短編集の中で、ひときわ私が魅かれたのは「モルグ街の殺人」だった。
「モルグ街の殺人」は1841年に発表された小説だ。
そのなかで語り手の友人として登場するデュパンという男は、豊かで鋭い思考力を持った人物であり探偵役を見事に果たしていく。
光文社古典新訳文庫にお