マガジンのカバー画像

スキ10以上集

78
スキが10以上あるものを集めてみました。 良かったら見てってください~
運営しているクリエイター

2024年3月の記事一覧

感情は言葉じゃない

感情は言葉じゃない

言葉は最も安価で高価な贈り物だ。
人は何かを伝えたいとき、それを言葉にする。
声に出したり文字に起こしたり詩に詠んだり。
感情を言葉にする。
それは古代から人間が行ってきた行為だ。

最近noteを書いていて気づいたことがある。
それは、分かっていることを言葉にするのではなく、
寧ろその逆で、言葉にするから分かるんだろうな、と。

そう思うと和歌とかカンツォーネが尊い。
愛情があるから言葉にしたん

もっとみる
夢が叶った日

夢が叶った日

あと一週間くらいで3月も終わりますね。
そうすると留学は折り返しになります。
それと学生生活も。
人生においても色々な変換点のまさに目の前。

そんな3月末の今日。
僕は一つ夢を叶えました。
ノルウェー留学中にしたかったことの一つであり、
死ぬまでにやりたかった夢の一つ。

百聞は一見に如かず、という素晴らしい言葉もありますね。
是非見ていってください。
まあでも皆さんもうお気づきだとは思います。

もっとみる
レディーファーストと男女平等inノルウェー

レディーファーストと男女平等inノルウェー

さあ、ご存知の通りノルウェーは男女平等が”進んでいる”と言われている。
僕はこの文脈で使われる”進んでいる”という言葉が大っ嫌いだ。
実現すべきは女性の不平等の解消であり、ジェンダーギャップ指数ランキングをあげるゲームじゃない。
まあどういうことが言いたいのかは追々書き連ねるとして…

2023年のジェンダーギャップ指数で、ノルウェーは二位だった。
この順位がどういった評価軸なのかは今は興味が湧か

もっとみる
無気力note

無気力note

今日は書きたいことがない。
いつもは割と、その日一日での気づきとか学びから発展して書いてたりする。
寧ろよく20日間くらいの間、1000字程度の文章を毎日書け続けてるよ自分。

書きたいことがない理由ってのは結構単純。
心が動くことが少なかった。
マンネリ化というか無気力感というか。
うーん、ちょっと違うかな。
なんかダラダラしたいって心が言ってる。

最近こういうときは心が好きなようにさせてあげ

もっとみる
東大ってそんな悪い場所じゃないよ

東大ってそんな悪い場所じゃないよ

今朝この記事を読んだ。
どうして東大のネガティブキャンペーンってこんなに流行るんだろう。
東大不幸論、みんな結構好きだなって思っちゃう。

東大って結構厳しいところなんだろうなとは思う。
コミュ力あるやつ多いし、運動神経いい奴もざらにいる。
性格いい子も多いし、要領悪いやつだっている。
簡単に言えば他の大学とそんなに変わらない。
だから頭がいいことだけをアイデンティティにしてきた子たちにとっては結

もっとみる
日本らしさ

日本らしさ

結局日本人は排他的だなと感じる。
多神教の国だからこそ懐が深く、他文化を受け入れているとよく言う。
実際受け入れているのだろう。
それでも自文化と他文化は明確に異なる。

日本の文化はそう発展してきた。
自文化と他文化を明確に区別した上で、他文化を取り入れて自国で発展させる。
文化のコピーでは終わらない、日本らしさを感じる。

最も顕著なのは普段私たちも用いる漢字だろう。
中国語を取り入れたのち、

もっとみる
安楽死を考える

安楽死を考える

先日興味深い動画を視聴した。
「『安楽死』を考える」というTBSの報道特集だ。

物凄く考えさせられる動画だった。

迎田さんの最期の一瞬、躊躇いなくバルブを開ける姿。
死が迫っているのに、切迫した雰囲気もなく安らかに受け入れる姿。
尊厳に溢れたその姿に自分の心は揺れた。

日本の社会とは「人を殺さないため」にある。
生活保護だったり年金だったり。
自分で稼ぐことのできない、所謂社会的弱者を社会は

もっとみる
輝く社会の歯車

輝く社会の歯車

もうすぐ修士一年目が終わる。
この一年間は物凄く充実していた。
部活漬けだった四年間と比べて、新しい生活、新しい人、新しい経験と出会うことができた。
その中で学部時代との一番の違いは何か。
それは自分より一回りも二回りも上の大人との関わりが増えたことであった。

Iさん

この方が僕の人生にとっての返還点なのかもしれない、と割と真剣に思う。
他の建築大好き勢と比べて、自分の好きも情熱も知識も足りて

もっとみる
留学前にしてほしいこと

留学前にしてほしいこと


ノルウェーでの留学を始めて2か月強。
そして10年前にイギリスに4年間滞在していた人間として。
これから留学や海外滞在を始める方々に偉そうな助言を一つだけさせていただきたい。
それは出国前に「日本についてよく学んでほしい」ということだ。

日本の外に出ると、日本の認知度がどれだけ高いか思い知らされる。
トロンハイムという世界に比べてさほど大きくないノルウェーのいち都市でも日本の知名度は高い。

もっとみる
戦争は悪なのか。

戦争は悪なのか。

毎年8/15の終戦日。
どこのメディアも「戦争の記憶を風化させてはいけない」と報じる。
「多くの人命を失わせた戦争は二度と起こしてはならない」と。
だけどそんな薄っぺらい一文では戦争に対する理解は不十分だ。

約80年前の戦時中、多くの人命を失うことは鼻から分かってた。
いや寧ろ、多くの人命を救うために戦争という選択肢を取った。
アメリカ合衆国という大国と敵対し、経済的措置を取られ、自国の国民を守

もっとみる
心がつらい時、人は”名作”に出会う

心がつらい時、人は”名作”に出会う

留学に来てからなんだか頑張れなかった。
割と怠惰な一日を過ごし、何もしないことを嘆く。
そんな日が続いてた。
そしてようやく、自分の中のエンジンがかかり始めている音がする。

特に何があったわけじゃないけれど、結構しんどかった。
それでも振り返ってみて思う。
今までで「あーしておけば良かったな」って思うことがビックリするほどない。
自分の今のところの人生は100点だなって結構真面目に思う。
多分こ

もっとみる
あれから13年。

あれから13年。

東日本大震災から13年。
13年も経ったのか…
当時、千葉県浦安市で11歳の小学5年生だった僕は、トロンハイムで24歳の修士一年として生活している。
千葉県浦安市は東京近郊ではあるものの、液状化現象のあった市だった。
当時の少し薄れてしまったことを遺しておこうかなと思う。

2011年3月11日。
あの日、自分は卒業式の予行演習が終わった後で、教室にいた。
年度末で、自分の班だけ終わってなかった課

もっとみる
I am a SHINTOIST.

I am a SHINTOIST.

"What do you believe in?"
海外での長期滞在で一度は聞かれたことがあるであろう質問。
今まで無宗教(not religious)とか、仏教徒(Buddhist)と答えてきた。
けれど今僕はこう答えるようにしている。
I am a Shintoist.
(日本語だと神道徒?有識者教えてください…)

神道と仏教の違い意外と知られていない神道と仏教の違いをまとめる。
神仏習合し

もっとみる
豊かさと幸福度は反比例する

豊かさと幸福度は反比例する

自分でnoteを書いていて凄くしっくり来た。
やはり分かっていることを書いているのではなく、書くから分かる側面というのは非常に大きい。

さて本題、豊かさと幸福度は反比例する。
色々としっくり来たので今回はこれについて綴る。
その前の前提として下の「”幸せ”」について目を通してもらえると分かりやすいかと思う。

豊かさと幸福度は反比例する。
ここでの豊かさは選択肢の豊かさのことであって、人の精神的

もっとみる