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豊かさと幸福度は反比例する

自分でnoteを書いていて凄くしっくり来た。
やはり分かっていることを書いているのではなく、書くから分かる側面というのは非常に大きい。

さて本題、豊かさと幸福度は反比例する
色々としっくり来たので今回はこれについて綴る。
その前の前提として下の「”幸せ”」について目を通してもらえると分かりやすいかと思う。

豊かさと幸福度は反比例する。
ここでの豊かさは選択肢の豊かさのことであって、人の精神的豊かさでは決してない。
人の精神的豊かさは幸せに直結する。

ノルウェーと日本

ノルウェーと日本を対比して考えよう。
ノルウェーは元々経済的に貧しい国として有名であった。
現在のノルウェーは所有する油田が資金源となっているものの、他に特色と言えばサーモンくらいしかない。
経済的大国とは呼べず、デンマークやスウェーデンからはまたうちの属国になればいいのにと思われている。
一方で、日本は経済的にかなりノルウェーよりも優れている
自国のブランドも数多く存在するし47都道府県にはそれぞれの色がある。
ノルウェーと比べてかなり豊かだ。

経済だけでなく食事もそうだ。
ノルウェーには郷土料理らしい郷土料理が存在しない
フラットメイトのノルウェー人たちは6人中5人は毎日冷凍ピザを食っている。
ノルウェーの料理は何かと聞くと、ピザかタコスと答える。
外食のレストランもこの二つか、ハンバーガーしかない。
そんな国なんだ。
しかし日本料理は数多くある
コメから始まり、みそ汁、寿司、トンカツ、すき焼き…
この羅列だけでnoteが全部埋まる。
そこに加えて都道府県別の郷土料理もある
食事も遥かに豊かなのだ。

するとどうなるのか。
幸福は相対的尺度でしかない。
様々な選択肢がある中で、人が幸福を感じ続けるには、常にベストの選択をし続けなければならない。
経済的に優れている国
においては、自分の周りに稼げている人間がそりゃいる訳で、相対的に不幸を感じやすい
一方で貧しい国であれば、似たような生活水準のため比較する必要もない
食事が冷凍ピザしかない国では、冷凍ピザが普通で高望みをしない
しかし様々な美食のあふれる日本においては、あっちにすればよかった…と比較してしまう。

世の中の不幸論は、ほとんど比較対象の豊かさに起因するんだろう。
東大卒不幸論も、自分より優秀な人間という比較対象が豊かであるから不幸を感じやすいと言えるし、日本の幸福度が低いのも国が非常に豊かだから。
女性が不幸を感じやすいのも、主婦やバリキャリなどの選択肢が多いからなのかもしれない。

比較対象や与えられた選択肢が豊かであればあるほど不幸になる。
とっても人間らしい。
やはり人間の本質は欲だと再認識した。
不幸だなと感じたら、自分の持っている豊かさに目を向けるだけで幾らか緩和するのかもしれない。

追記:
似たようなのを以前少し書いてた…


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