記事一覧
ちょっと不幸くらいがちょうどいい
「ちょっと不幸なくらいがちょうどいいんだろう」。フラワーカンパニーズのボーカルが、いつしかそんなことを歌っていた。
いや、本当にそれ!全力で同意する。ちょっと不幸なくらいが、丁度いい。
不幸のドン底は嫌だ。誰だって幸せを求めてる。でも、底抜けに幸せなのも嫌だ。だって失うことが怖いもん。
問題がある。今、私、あんまり不幸じゃない。不幸じゃないどころか、ちょっぴりどころじゃなく、わりとガッツリ幸
時間制限リリック①くだらない話でもしよう
※制限時間内に今の気持ちを作品っぽくする、時間制限リリック(私しかやってない)です。今回は20分。気が向いたら音をつけます※
1
もうだめだな 頭がズンと重くなる
良いことも震えたことも それなりにあったはずなのに
液が漏れて 球が縮んで 遠くへ飛ばされてしまう
茹だるようなこの夏の匂いしかわからない
これで何回目だ?気付いたらすぐ生きるのがしんどいね
嬉しかったこと 涙が出たこと
あの海を青いと思えるなら、それが豊かさだろう
『都会を風切る高級車なんかより、田舎を走る軽トラックの方が、僕には豊かに見える』
そう歌うのは、藍坊主のボーカル、hozzy。今回取り上げる『ラストソング』という曲の、作詞・作曲者でもある。
中学生の時、藍坊主にハマった。「歌詞」「ポエム」なんて枠に収まりきらない、エッセイのようでもあり、小説のようでもある言葉たち。そして、それに劣らぬ音の粒子。藍坊主の音楽は、全てが綿密に計算し尽くされた映画