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創作に役立ちそうな記事

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小説やエッセイを書く上で役立ちそうな記事を集めてみました。自分にも、他の皆様にも役に立てれば良いと思っています。
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2021年7月の記事一覧

【マロ返】短編書き向けの長編の書き方スペシャル~集合知~

【マロ返】短編書き向けの長編の書き方スペシャル~集合知~

お悩み・おまとめ
・普段は1000字程度で書いているが、1万~数万字の同人誌を出したい
・手が止まる。どこまで詳しく書いたらいいか分からない
・三人称一元視点で書いてみたけど、主語が違うだけの一人称になってしまう

書きたいのに書けないのはおつらいわね……!
「短くなるから長くしたい」というお悩み……ネットの海では結構見かけますわ。安心なさってね。

今回、アドバイスを募集したところ想像以上にご協

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三人称一元視点のすすめ

三人称一元視点のすすめ

一人称視点と三人称視点のいいとこどり! 三人称一元視点の小説は書きやすいぞ、というプレゼンです。

三人称一元視点とは、ざっくり言うと「たまに視点主の心の声が聞こえる三人称」ですわね。

一番のメリット:視点主の口調や考え方/経験の考慮がほとんどいらない

■一人称視点の難点(と魅力)憑依レベルの一人称の地の文は、視点主の口調・考え方・経験の考慮が常に必要です。

たとえば、語り部Aがナチュラルボ

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文章がうまく書けるようになりたい~写本をためしてみた

文章がうまく書けるようになりたい~写本をためしてみた

文章を書いてみるものの、「この世にだしていいのだろうか」と思った途端、手が止まってしまう。カッコつけすぎて、あとから読んだら恥ずかしい。そもそも文章を書くのが苦痛、いや向いていない。

こんなことに悩みませんか?

わたしは、この連続。でもやってみないとわからないから、楽しんで書ける方法をさがしてトライしています。

以前、noteをつづけるために「写本」を始めたことを書きました。
今日は、「なぜ

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『ラブコメできるギリの年齢』という盛大なオナニー作品について

『ラブコメできるギリの年齢』という盛大なオナニー作品について

『ラブコメできるギリの年齢』で描きたかった事灰島春火というキャラクターは、作者そのものです。

いつも作品を書く際に、登場人物の設定であるキャラクターシートを作るのですが、主人公である灰島春火は作りませんでした。

だって、これは僕なので。僕の思考回路をそのまま書けばキャラクターになるのだから、わざわざ設定を書き連ねる必要は無いなと思いました。

勿論、かっこよすぎる所もあります。勇気を振り絞って

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みんな誰かを殺したいほど羨ましい

みんな誰かを殺したいほど羨ましい

この小説を書くために、私は黒歴史を過ごしたのかもしれない。
暗闇から見つめる光はあまりにも眩しくて、羨ましくて、憎くて、そして、美しかった。

ミステリ小説『みんな蛍を殺したかった』が発売されて、一週間が過ぎました。
これは、多岐に渡るジャンルで少女を描いてきたからこその、私の集大成だと思う。
でもこの作品は「イヤミス(嫌な気持ちになるミステリ小説)を書いてみませんか」というオーダーがあったので、

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字書き歴7ヶ月で自分用の小説同人誌を作った話

備忘録もかねて、どのように作ったか等を記述していきます。

主のスペック
・最初に投稿した小説は500字程度だった(それで限界だった)
・遅筆。書ける文字数はどう頑張っても1時間に1000字ほど
・小説はわりと読む方だったが、最近(ここ数年)は月1〜2冊ほどしか読めてない
・絵もたまに描くのでペイントソフトの心得はある
・多趣味で飽き性なので小説ばかり書いているという訳ではない
・書くのに使ってい

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小説を挫折せず10万文字書けるアイデア

小説を挫折せず10万文字書けるアイデア

 夏です。連休もあります。
 noteを書いたり小説を書いたり、創作活動にいそしむ方も多いのではないでしょうか。

 しかし創作活動によくあるのが挫折です。
 趣味でやっていることですから途中で投げ出しても問題ありません。
 書くのがだるくなったらやめちゃえばいい……。

 とは言え、始めたものは綺麗に終わらせたいですよね。
 途中でやめちゃうのってなんだか敗北感があります。

 私は趣味で小説を

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わたしは、なぜ書くのか。『書くことについて』スティーヴン・キング

わたしは、なぜ書くのか。『書くことについて』スティーヴン・キング

子どもの頃、わたしは小説家になりたかった。

本を読むことが好きで、学校の図書室に足しげく通っては、常に何かを読んでいた。学校で、希望の本をまとめて注文してくれるときがあって、その注文用紙が配られる時がものすごく楽しみだったし、図書室にあった『マチルダは小さな大天才』という本が特に好きで、何度も借りていたことを覚えている。

そんなふうに本が好きだったので、「自分も本の作者になりたい」と思うのはご

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「小説を書く」と決まったとき、私の身に起きた不思議なこと。

「小説を書く」と決まったとき、私の身に起きた不思議なこと。

昨日、ピリカさんが企画されているマガジン「ピリカ文庫」として短編小説を公開しました。

ピリカさんは新刊情報として記事にもしてくださって、ありがたい限りです……🙏
本当にありがとうございます!

今日はこちらのお礼と、
ちょっとばかり裏話をさせてもらおうかと思います。

それは少し前のこと…ピリカさんに「ピリカ文庫」で執筆をしてくれないかとご連絡を頂いたのです。

その連絡を見た私は……

ほぇ

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「かく」ことについて

こんなタイトルだとスティーブン・キングを意識してるみたいだ。なんてことを思っちゃった時点でもうスティーブン・キングを意識しちゃっている罠。スティーブン・キングの小説一冊も読んだことないし、『書くことについて』も随分前に何となく読んだくらいでぜんっぜん覚えてない。もうだめだ!

もう随分と小説を書いてない気がする。

どれくらい書いてないかといえば、実際数ヶ月も経っていない。電撃大賞に応募したのが四

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noteでshortshortを描くススメ

noteでshortshortを描くススメ

マガジン、キボウのカケラのなかで連番の日にshortshortを書くことにして少し経ちますが、結構これはいいなと思っています。
あくまで、物書きになりたい人にというお話ではありますが。
ただ時間を決めてというお話は多くの人にも当てはまる様に思います。

というわけで、今回はnoteで、定期的にshortshortを書くススメと題して書きたいと思います。

そもそもnoteでマガジンを行っているワケ

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ペンネームを考えようの巻

ペンネームを考えようの巻

ここ数日、ライターとしてのペンネームを考えています。

今まで、ほぼ本名でやってきたのですが、今後ライターを続けていくことを考えてペンネームで活動をしていこうと決めました。

ところが、いざ考え始めるとなかなかしっくりくるものが見つかりません。よろしければぜひ知恵をお貸しください……!

なぜペンネームで活動したいのか?まずは、ペンネームを考えるまでに至った経緯をお話しします。

私は、現在関東在

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人間の私が表現する理由

人間の私が表現する理由

表現が身につくのは周りが理解してくれなかったから。

養老孟司さんがこのようなことを言っていました。なるほどなー確かにと思いました。

そうすると、社会人になって、表現をそこまでしてこなかった私は、もう充分に理解されていると思っているからでしょうか?もしくは、どうせ理解されないと諦めているからでしょうか?

高校までは、表現者だったと思います。文学部で表現していました。勉強そっちのけで、言葉による

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【創作】優れた作家、物書きは耳が良いらしい。

【創作】優れた作家、物書きは耳が良いらしい。

いい作家は耳がいい?

まだ、漫画の編集をしていた頃、
大好きな漫画家さんの
デビュー40周年本を
計画したことがありました。

それで、まずは
歴代の編集担当さんに
許可とネタ集めを兼ね
挨拶して回ったことがあります。

その時、ある編集さんは
「あの漫画家は耳がいいからね」
と言ったんです。

私は不意をつかれたというか、
何を言われたか分からず、
しばらく意味を考えました。

たしかに、あ

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