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写真が好き、カメラが好き

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#エッセイ

夏のはじまりの6月、あっという間に過ぎた春を振り返る

夏のはじまりの6月、あっという間に過ぎた春を振り返る

こんにちは。山と川と暮らし(yamakawakurashi.com)です。

日に日に日が長くなって、葉っぱも茂って。いつの間にかすっかり初夏ですね。

「山と川と暮らし」は、標高1150mほどの山のふもと、ちょうど本州の真ん中あたりに暮らす夫婦(30代)+犬の屋号です。狩猟をする私、釣り好きな夫、犬はイーヨーみたいなセッター。

毎月まとめている「季節の記録」、前回の更新5月10日から6月14日

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好きなのは「写真」ではなくて

好きなのは「写真」ではなくて

去年、数年ぶりに手にした「写ルンです」で想像以上の楽しい気持ちを味わえた。

初めてスマホ転送サービスを使ってみた。SMSで送られるURLにアクセスし、所定のパスワードを入れると画像のダウンロードページが表示される。失敗しているものもあるが(人と食べ物はダメだった)一覧でずらりと並ぶ様はなんだか可愛く、ぐっときた。

「写真」が好きな訳じゃない、これは大学生の時からなんとなく自分の中にあった気持ち

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人の生きてきた重みや価値は背中の写真に宿る気がする

人の生きてきた重みや価値は背中の写真に宿る気がする

背は現実以上に物を言う

私は人物写真やいわゆるポートレートをほとんど撮りません。
別に嫌いではないのですが、色々な意味で撮るのが苦手です。
(上手く撮る技術がないとも言います)

いつも風景や景色、無機物、あとは動物の写真ばかりです。

しかし街の風景などを撮っていても、ほとんどの場合その地にいる一般人(私も一般人ですが、被写体以外の関係ない人物という意味で使わせて頂きます)が写りこみます。

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写真を撮ること

写真を撮ること

写真を始めたきっかけを、はっきりと覚えている。

22~3歳ぐらいだったろうか。もう20年ほども前のことだ。僕は新宿の南口(当時は新南口という名前だった)から東口方面へ歩き、坂を下ったところにある、駅前の通りをくぐるトンネル状になった所にいた。当時やっていたバンドでストリートライブをやっていたのだ。

演奏していたら若い人が声をかけてきた。いや、若いと知ったのは後からで、同年代か少し上ぐらいに見え

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光と影のアート

光と影のアート

最初に自分のカメラを貯金で買ったのは、たしか中学1年の頃。父親は機械いじりが好きでNIKONの一眼レフを持っていた。当時スーパーカーブームだったので、車の写真を撮りたかったんだと思う。マイ・ファーストカメラは今でも手元にある。40年以上経つのに、見た目はまだピカピカしてる。

父は絞りとシャッタースピード、被写界深度、開放シャッターの使い方など基本的なことを教えてくれた。レリーズを借りて三脚で星空

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わたしとカメラ 6

わたしとカメラ 6

思い出話、「わたしとカメラ 5」の続きになります。

* * *

仕事として人を撮り始めて数年経つと、カメラ付属の現像ソフトでは物足りなく感じるようになってきて。より高いクオリティの写真を納品したいとの思いから、有料の現像ソフトLightroomを購入することに決めた。

使い始めてから、もっと早く買えばよかったと後悔した。やりたいことは、ここにあった。おかげでグッと自分のイメージにより近いトー

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