マガジンのカバー画像

Not For Sale 〜50歳からの海外博士挑戦〜

61
【メインマガジン】長年、自分が「できること」を切り売りして生きてきました。でも本当は、夢や生き方は「非売品」のはず。そんな想いで、2023年8月にドイツへ来ました。
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

#108 しあわせさがして

#108 しあわせさがして

2023年は変化の年だった。年明けに23年ぶりとなる修士論文を提出、AI 分野で大学院修了、3月に進学が決まり、6月に note 開始。8月にドイツへ渡り、体調不良〜回復を経て今ここにいる。この一年のタイトルは、「しあわせさがして」だったと思う。
 辞書を引くと、探すの意味の熟語には「探究」「探求」の二つの漢字があるが、「探究」は求めるものの最終形が分からないながら追い求めること、「探求」は求める

もっとみる
#105 PAX VOBISCUM 〜平和とともにありますよう〜

#105 PAX VOBISCUM 〜平和とともにありますよう〜

今年のクリスマス・イブは、母校立教大学の新座キャンパスで行われたクリスマス・イブ礼拝に出席した。僕自身はクリスチャンではないが、キリスト教会の行事には信者ではなくとも参加が認められている。現在ヨーロッパに暮らす者としてキリスト教文化への理解を深めたいという気持ちもある。(写真は立教大学新座チャペル正面)

PAX VOBISCUM

立教大学といえば池袋のイメージを持つ人が大半だと思う。池袋キャン

もっとみる
#103 一時帰国が、夢だった

#103 一時帰国が、夢だった

早いもので8月の渡独から4ヶ月半が経ち、一時帰国で日本に帰ってきました。「一時帰国」なので、年末年始休暇が明ければまたドイツへ戻るわけですが、ふと25年前、オーストラリア留学を終えて本帰国した時のことを思い出しました。

帰りたくなかった、オーストラリア留学

友人や教えていた生徒の話を聞いていると、留学の成否は帰りのフライトでよく分かるように思います。留学からの帰りのフライトで、「まだ帰りたくな

もっとみる
【号外#7】 みなさんにご報告 〜note臨時休業〜

【号外#7】 みなさんにご報告 〜note臨時休業〜

今日はみなさんにお知らせです。2024年1月・2月の二ヶ月、note をお休みします。記事の執筆、コメントの返信をはじめ、フォローしているみなさんの記事を読んだりコメントしたりすることも含めて、note の全活動をお休みします。大変な不義理をいたします。

課された大きな課題

在籍するドイツの大学では、研究室メンバーは次々とクリスマス休暇に入っていきます。全メンバーのうちドイツ人比率はせいぜい2

もっとみる
#100 未来の日本へ、10の提言

#100 未来の日本へ、10の提言

100番目の記事になりました。今回は外に目を向けて、「こうすれば日本はもっとしあわせな国になる」と僕が信じる改革案を10項目示そうと思います。とんがってぶっ飛んだ意見が多いとは思いますが、過去15年間ほどであたためた案です。どうぞお付き合いいただき、ご意見やコメントをいただけると嬉しいです。

まずは改革のアウトラインをここに示す10の改革案はすべて、自分がこれまでに知り得た諸外国での実践例や価値

もっとみる
#99 「好き!」 は嘘をつかない〜100番目の記事を目前に、大おさらい会

#99 「好き!」 は嘘をつかない〜100番目の記事を目前に、大おさらい会

今年4月にアカウント開設、6月にスタートした note が次の記事で100投稿目になる。明後日に投稿する100番目の記事は、『未来の日本へ、10の提言』と題して、僕が教師時代から今まで、「日本は□□を〇〇すれば、もっとしあわせな国になるのにな〜」と思いついた提案を10項目書こうと思う。今日は一歩手前の99番目ということで、これまでの記事の大おさらい会をしたい。

たくさんスキをいただいた記事大切な

もっとみる
#94 敬意の表し方にも、ダイバーシティ

#94 敬意の表し方にも、ダイバーシティ

ここ数日で、貴重なことを学んだ。人に敬意を表すにはいろいろと違った方法があり、それは文化や言語のみならず、職業にも影響を受けるということだ。このことが分かって以降、視野が開けた気がした。

敬意を感じる時

みなさんはどんな時に、「この人は自分に敬意を払ってくれている」と感じるだろうか。ここでいう「敬意」は「尊敬」とは多少異なって、「その人の考え方を、たとえ自分の考え方とは違っても、認めて受け入れ

もっとみる