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#あくまでも私見です
【刑事訴訟法論点研究】被疑者被告人の自殺の危険性は、罪証隠滅のおそれに該当するか?
今回はタイトル通り、被疑者被告人の自殺のおそれは、罪証隠滅のおそれに該当するか、を考えたい。
はじめに(問題の所在)被疑者勾留(刑事訴訟法(以下略)207条1項本文、60条1項)、被告人勾留(60条1項)では、その要件として「罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるとき」(60条1項2号)というのが掲げられている。
これが今回問題となる、罪証隠滅のおそれ、だ。
すなわち今回の問題は、被疑
『あこがれ』、とか『理想の自分』とか言うけどさ…
よく、「~になったら自分は変われる!」とか、「~に合格したら人生変わる!」とか、「もう少し~の能力があったらな」とか言うが…。
これは私の経験と私が知った情報に基づく個人的な意見に過ぎないが、こういった類の話は大抵、仮にその『あこがれ』の対象たる力や物が手に入ったとしても自分の期待している程の変化は無い、と思う。
大体、地位や名誉なり、資格なり能力なり学歴なりに対する『あこがれ』やそれを手にし
ロシアウクライナ戦争の報道について・その2
ロシアとウクライナの戦争の報道を見ていると、『人道危機』という事を熱心に伝えるものが多い気がする。
たしかに人道危機をメディアが伝えるのはとても重要な事だ。
戦争によって家を破壊され、住む場所を失い、食べる物や飲み物も無い…というような人道危機の状況をメディアが広く世界に伝える事で、そうした人たちへの支援が世界中から来るかもしれないからだ。
だから、メディアが人道危機を伝えている事それ自体は