どこから『趣味』って言って良いの?

今回は『趣味』という言葉について、履歴書とかで「どこから『趣味』と言って良いのか」、という問題について考えようと思う。

広辞苑によると、『趣味』とは、「専門としてでなく、楽しみとしてする事柄。」という意味らしい。

まず、「専門としてでなく」の意味が問題になりそう。
だけど、この話は「どこまで」の話。
冒頭に書いた「どこから」という本題からは逸れるので、今回は省略。

で、本題。
「楽しみとしてする」の意味。
文字通り理解すると、楽しさを感じる事全てを指すとも考えられる。

でも、そもそも『趣味』が問題となったり話題となる場合(就活や初対面の話題等)の多くは、その『趣味』とされる物事についてそこそこ深い話がなされる事が想定される。

例えば、初対面の自己紹介で「趣味は読書です。」と言ったとしよう。
このとき、「どのような本を読むのか」とか、「どれくらい本を読むのか」といった、読書という『趣味』について、そこそこ深い話が次になされる事が想定される。

つまり、知識が無い場合や秘密にしたい場合等、その後の展開について行けないような場合には『趣味』と言うべきではないのだ。

そうすると、その事についての話を必要最低限できる程度の知識を有し、かつ、それを話す事ができる場合にはじめて『趣味』と言って良い、と考えるべきだ。

ただ、こう考えると、「何もそこそこ話せるような事が無い」、というような人は困るだろう。
私もそうだ。
好きなアーティストや漫画、アニメ等はあるものの、そのいずれについても、それなりの会話ができるとは言えないのだ。

こういった人は、素直にその旨を相手に伝えるか、それ以外の話題にもっていくくらいしかないと思う。

以上が私なりの「どこから『趣味』?」という問題についての答えだ。

ただ、所詮私の一意見にすぎないので、おそらく他にも多様な考え方や立場があるだろう。
それ故、『趣味』についての話をするときは、相手が『趣味』をどのように捉えているか、特にどこから趣味と捉えているかについて、すれ違いや誤解を避けるべく注意深く会話する必要があると思う。


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