Ryuki【weekly 建築】

いち建築学生。 忙しい中でも建築に対するモチベーションを落とさないよう、週に一回、建築…

Ryuki【weekly 建築】

いち建築学生。 忙しい中でも建築に対するモチベーションを落とさないよう、週に一回、建築と社会情勢や自分の日々の生活を絡めた考察を発信します!

記事一覧

リアルでのコミュニティ、どう作る?

お疲れっす。建築学科3年目の夏休みからお届けしております。課題が落ち着き、自分が一体何に興味を感じるのか。色々考える中で、改めて都市や地域における「コミュニティ…

自分なりにクリエイティブになる方法

こんにちは。僕は建築学科に入って3年目で、裏を返せば三年間何かを「創作する」という事に結構な時間と労力を割いてきたことになります。 この記事では、そんな生活の中…

自然と建築を近づける

「建築をより自然のように」みたいな動きは、建築家の分野の中でずっとある動きの一つだと感じています(フランクライドライト然り)。 この動き、いったいどんな価値があ…

建築家の役割は何か(造形だけじゃない)

こんにちは。毎週建築や、建築に関連する記事を投稿しています。建築学科三年のRyuki です。 本日は、ゼネコン、工務店、ハウスメーカーなど、大きな会社が世の中にある大…

デザインだけじゃない建築

こんにちは。 建築学科で建築を学び始めて三年目になりますが、建築には、社会にはほとんど知られていない面白さがたくさんあるなと感じます。 今回は、その中でも建築の「…

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アメリカの都市、日本の都市計画 現代

先週、記事を書く時間が取れず、さっそく期間が開いてしまいましたが、本日は、近年のアメリカの都市計画が日本のそれとは大きく変わってきている、という興味深い話を聞い…

現代において「図書館」が持つ力

こんにちは。 建築学科で日々建築やデザインについて学び、他にもブランディングやビジネスについて日々勉強している大学三年生です。 現在、学校の課題で「図書館」の設…

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「空間」は思いのほか、僕たちの行動に影響を与えている

 はじめまして。こんにちは。僕は東京の大学で建築の勉強をしています。僕のアカウントでは、クローズドな印象がある建築分野で考えられている事や、あまり知られていない…

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建築的思考とは何か

「デザイン思考」と「アート思考」 こんにちは。建築学科で建築を学んで3年目のRyukiです。ニュースを読んでいても、よく「デザイン思考」であったり「アート思考」といっ…

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建築学生が考えるこれからのデザイン

 こんにちは。建築学科に入学してから早二年。自分は建築のデザインをしたいと思って勉強を進めてきましたが、ふと、「デザイン」って何なのだろうか、と改めて考えます。…

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リアルでのコミュニティ、どう作る?

リアルでのコミュニティ、どう作る?

お疲れっす。建築学科3年目の夏休みからお届けしております。課題が落ち着き、自分が一体何に興味を感じるのか。色々考える中で、改めて都市や地域における「コミュニティ」はどうあるべきなのかを考えてみたいと思いました。

今、地域の付き合いは失われつつある

 僕は埼玉の住宅街で育ちましたが、正直言って、地域の人々との交流はほとんどありませんでした。同年代の近所の友達と遊ぶことはあっても、異なる年齢層の人

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自分なりにクリエイティブになる方法

自分なりにクリエイティブになる方法

こんにちは。僕は建築学科に入って3年目で、裏を返せば三年間何かを「創作する」という事に結構な時間と労力を割いてきたことになります。

この記事では、そんな生活の中で自分が発見した「柔軟なアウトプットをするために必要な要素」を、いくつか紹介してみたいと思います。

前提として申し上げておくと、僕はもともと、物事を硬く考える「真面目」な性格で、正直言ってアーティストのようなタイプではないと感じておりま

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自然と建築を近づける

自然と建築を近づける

「建築をより自然のように」みたいな動きは、建築家の分野の中でずっとある動きの一つだと感じています(フランクライドライト然り)。
この動き、いったいどんな価値があるのか。確かに、自然のような、ある種原始的な雰囲気のある方が、暮らしていて快適かな、なんて思いますが実際のところどうなのでしょうか。

 僕は建築分野に入ったきっかけの一つに、自分の生産性が場所によって変わるという意識がありました。集中でき

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建築家の役割は何か(造形だけじゃない)

建築家の役割は何か(造形だけじゃない)

こんにちは。毎週建築や、建築に関連する記事を投稿しています。建築学科三年のRyuki です。
本日は、ゼネコン、工務店、ハウスメーカーなど、大きな会社が世の中にある大半の建物を建てている中で、個人の「建築家」がなぜ必要なのか、という事を改めて考えてみます。

戦後の日本社会では、建築家はスター的存在でした。復興や高度経済成長、万博に伴い多くの象徴的な建物が建てられる中、
丹下健三とう建築家が 広島

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デザインだけじゃない建築

デザインだけじゃない建築

こんにちは。
建築学科で建築を学び始めて三年目になりますが、建築には、社会にはほとんど知られていない面白さがたくさんあるなと感じます。
今回は、その中でも建築の「分野」について少し書きたいなと思います

ニュースに乗るような建築や建築家は、ほとんどの場合、デザインやそれによる機能について言及されていますが、実は建築にはデザイン(意匠)以外にも様々な分野に分かれていて、今では専門分化しているため、有

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アメリカの都市、日本の都市計画 現代

アメリカの都市、日本の都市計画 現代

先週、記事を書く時間が取れず、さっそく期間が開いてしまいましたが、本日は、近年のアメリカの都市計画が日本のそれとは大きく変わってきている、という興味深い話を聞いたので、それについて書いていこうと思います。

そもそもアメリカの都市開発と日本の都市開発の大きな差として、何が「核」になるのか、という事が挙げられます。日本の都市は、主に鉄道の「駅」を中心に街が形成されます。駅前再開発なども盛んに行われて

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現代において「図書館」が持つ力

現代において「図書館」が持つ力

こんにちは。 建築学科で日々建築やデザインについて学び、他にもブランディングやビジネスについて日々勉強している大学三年生です。

現在、学校の課題で「図書館」の設計が課せられました。
そこで学生は、それぞれ自分が最適だと思う図書館の形を考え、二か月程度で設計図とともにその案を提出するのですが…

私も含め多くの人は、近年図書館へ行く機会が激減しているのではないか、と思います。
そんななか、今回の設

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「空間」は思いのほか、僕たちの行動に影響を与えている

「空間」は思いのほか、僕たちの行動に影響を与えている

 はじめまして。こんにちは。僕は東京の大学で建築の勉強をしています。僕のアカウントでは、クローズドな印象がある建築分野で考えられている事や、あまり知られていないけど建築分野の外の人が見ても「面白い!】と思うような内容を、僕自身の勉強も兼ねて発信しています

 僕たちが街を歩いているときや、ショッピングモールを歩いているとき。無意識のうちに、多くの「選択」をしていることに気づいているでしょうか?
 

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建築的思考とは何か

建築的思考とは何か

「デザイン思考」と「アート思考」
こんにちは。建築学科で建築を学んで3年目のRyukiです。ニュースを読んでいても、よく「デザイン思考」であったり「アート思考」といった言葉を耳にします。

こうした思考法が広まる、或いは注目される背景には、「イノベーション」に対する需要が高まってきたことが、大きな要因としてあると考えられます。
戦後日本の企業が築き上げてきた社会体制や、一企業の構造は、激しく変化す

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建築学生が考えるこれからのデザイン

建築学生が考えるこれからのデザイン

 こんにちは。建築学科に入学してから早二年。自分は建築のデザインをしたいと思って勉強を進めてきましたが、ふと、「デザイン」って何なのだろうか、と改めて考えます。

 「綺麗な形のものを作ること?」
 「色合いのコントロールや、素材についてのちしきがあること?」

それらも、デザインをする上で重要なスキルでしょう。ですが近年、建築・デザインにおいて求められる領域は、より拡大しているように感じます。

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