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スカラベテーブル‐残像から生まれるもの-
私は残像を愛している。
たまりばというシェアハウスを始めて5年。様々な人が集う場に住み続けていると、日常のそこかしこで今までこの場に集った人々の残像に出会う。私はその残像たちと日々会話をし、癒され、また新たな発見をもらいながら日々を進めている。
残像というのは私にとって大きなテーマであり、私が気になってしまうもの、例えば文化や街、言葉や表現は、すべて残像の結晶であると思う。人々が生きた名残が文化
ブックカバーチャレンジ5日目-発酵文化人類学-
最初に見掛けたのは、京都で本屋巡りをしていた時。
恵文社で見かけて、何だこのめちゃくちゃ面白そうな本は。となったのを覚えています。
その後大学4年生の時に地元平塚で有機農業の研修を受けていたのだけれど、その中でも発酵の面白さに少しずつ気づくようになり、また同時に、私の活動の軸であるまちづくりやコミュニティビルディングと有機農業や発酵との共通点を見出すようになっていきました。
その後満を持し
ブックカバーチャレンジ4日目‐最初の質問‐
今日あなたは空を見上げましたか。
空は遠かったですか、近かったですか。
ブックカバーチャレンジも4日目、折り返し地点になりました。
今日は、今日という日にぴったりな僕が好きな絵本の話。
『最初の質問』
長田弘さんの詩に、いせひでこさんが絵を重ねた絵本です。
長田弘さんはやさしくてあたたかくて、この世界のはかなさとうつくしさを思い出させてくれる詩を書くとても好きな詩人です。
そしていせ
ブックカバーチャレンジ3日目‐反逆する風景‐
3日目、今日紹介するのは、「反逆する風景」。
「もの食う人々」という本で有名な辺見庸さんの本。
この本を手に取ったのは、これまた大学1年生だったかと思う。それまで優等生チックな「意味ある世界」で生きてきた自分にとって、反逆する風景というコンセプトそのものが衝撃だったことを覚えている。
同時に、この本が好きな幾人かの友人にも出会い、その出会いもまた大きな衝撃であった。
私の小中高校での生活
ブックカバーチャレンジ2日目-星の王子さま、禅を語るー
ブックカバーチャレンジ二日目、今日紹介するのは、「星の王子さま、禅を語る」という本。
これは大学1年生の時に、大学の生協でたまたま目に入って衝動的に買ったもの。
英米文学を研究し、禅林句集などの翻訳を通して欧米に禅を紹介している禅宗の住職さんが出している本で、
皆さんご存じ星の王子様の物語を通して禅の心を紹介しています。
なぜ星の王子様が禅?となると思うのですが、
星の王子様も禅も本質を
ブックカバーチャレンジ1日目-グスコーブドリの伝記-
お世話になった高校の先生から回ってきたブックカバーチャレンジ。
色々忙しくて遅くなってしまったけれど、ようやっとやってみようと思います。
ノートはながーいコメント書く用。
一冊目は、グスコーブドリの伝記
思い返すと、宮沢賢治はなんだかいつも近くにいる気がする。
1番初めの記憶は、家族で宮沢賢治の催しに行ったときのこと。まだベビーカーに乗ってた気もするし、歩いていた気もする。時期を考えると生誕1
たまりばonline、始めます。
何かうれしいことがあった時、疲れてくたびれた時、悲しくて誰かに話を聞いてほしい時、とても面白いことを思いついて誰かに話したくなった時、一人本を読んで、音楽を聴いてリラックスしたいとき、、、
一人ひとりの今の気持ちに合わせて、心地よく居られる場になれば。
普段あんまり言語化はしないけれど、たまりばはそんな場であれたらな。と思っています。
そして、来たら来たで、自分の話に耳を傾けてくれる誰か