スカラベテーブル‐残像から生まれるもの-
私は残像を愛している。
たまりばというシェアハウスを始めて5年。様々な人が集う場に住み続けていると、日常のそこかしこで今までこの場に集った人々の残像に出会う。私はその残像たちと日々会話をし、癒され、また新たな発見をもらいながら日々を進めている。
残像というのは私にとって大きなテーマであり、私が気になってしまうもの、例えば文化や街、言葉や表現は、すべて残像の結晶であると思う。人々が生きた名残が文化となり、人々が動いた証が街となって今目の前に現れる。私が読んでいる本は誰かの思考