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#妖怪
アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて
アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて
アジア各所の妖怪や魔術について、紹介した本です。
少なくとも、本書が書かれた一九九〇年代までは、アジアのそこらじゅうで、「妖怪や魔術が実在する」と信じられていました。
本書は、その様子を、レポートしたものです。
紹介されているのは、インドネシアのバリ島、マレーシアのランカウイ諸島、日本の琉球(沖縄)、マレーシア領部分のボルネオ島で
耳嚢で訪ねるもち歩き裏江戸東京散歩―古地図ライブラリー別冊
耳嚢で訪ねるもち歩き裏江戸東京散歩―古地図ライブラリー別冊
江戸時代の怪談を紹介した本です。単なる怪談集ではありません。
本書の特徴は、江戸時代の江戸の地図が載っていて、具体的に、怪異がどこで発生したのかを見られることです。
さらに素晴らしいことに、現代の東京の地図も載っていて、怪談の舞台がどこなのかを、実際に現代で確かめることができます(^^)
ここまで懇切丁寧な類書は、ほと
赤いヤッケの男(文庫D) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
赤いヤッケの男(文庫D) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
山で起こった怪談ばかりを集めた本です。
すべて実話、ということになっています。でも、本当にそうなのかどうかは、知る由がありません。実話に、多少、「盛っている」可能性もありますね。
では、出来が良くないかといえば、そんなことはありません。
むしろ、出来は良いです。どの話も、怖いです。山に登らない人―私のような―でも、ぞくぞくすると
(英文版)外国人のための妖怪サバイバルガイド - Yokai Attack!: The Japanese Monster Survival Guide
(英文版)外国人のための妖怪サバイバルガイド - Yokai Attack!: The Japanese Monster Survival Guide
英語で、日本の妖怪を紹介した本です。ありそうで、ありませんでしたね、こういう本(^^)
文章は、ほぼすべて英文です。けれども、イラストが多いので、日本の妖怪に馴染みがある人であれば、何となく理解できるはずです。
妖怪が好きで、でも英
異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)
異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)
異界、つまり、この世とは違う世界について、さまざまな切り口からとらえた本です。
死後の世界、妖怪、イタコ、風水、都市伝説などに興味がある方に、お勧めします。
本書は、二〇〇一年に、国立歴史民俗博物館で開催された「異界万華鏡―あの世・妖怪・占い―」という展覧会に付随して作られました。
この展覧会に際して、「異界万華鏡を語る」というフォーラ
ソモフの妖怪物語 (ロシア名作ライブラリー)
ソモフの妖怪物語 (ロシア名作ライブラリー)
群像社の『ロシア名作ライブラリー』の一冊ですが、著者は、ウクライナ人です。
ウクライナの民話を基にした、小説の短編集です。原版は、なんと十九世紀の前半に出ました。
著者のオレスト・ミハイロヴィチ・ソモフは、ほとんど忘れられた作家でした。日本で彼の作品の翻訳が出たのは、これが初めてだそうです。
本書は、十九世紀前半の、ロマン主義時代の雰
とうほく妖怪図鑑(んだんだブックス)
とうほく妖怪図鑑(んだんだブックス)
題名のとおり、東北地方の妖怪を集めて、解説した本です。
日本の中でも、東北地方は、伝承の宝庫といわれます。
そのわりに、東北地方に伝承される妖怪を集めた本は、ほとんどありませんでした。本書は、貴重な例外です。
イラストや写真が多いのが、良いですね。何よりも、読みやすいです。
挙げられているすべての妖怪について、伝承地の写真が付いています
日本怪談集妖怪篇〈上〉
日本怪談集妖怪篇〈上〉
日本の妖怪が好きなら、本書を読み逃してはいけません。
日本の妖怪について、コンパクトに、わかりやすく、解説した本です。
原著は、昭和五十六年(一九八一年)に出たものです。
それが、平成の世、二〇〇四年に、出版社を変えて、再版されました。
原著の刊行当時は、「口裂け女」の流行が、記憶に新しい頃でした。
しかし、本書では、そのような現代妖怪は、ほとん
オカルトの帝国―1970年代の日本を読む
オカルトの帝国―1970年代の日本を読む
副題にあるとおり、一九七〇年代の日本社会について、語った本です。
かすかにでも、当時を覚えている日本人であれば、読んで損はありません。
それは、単に、「郷愁を呼び起こされるから」ではありません。
当時を知らない人でも、十二分に読む価値があります。
なぜなら、現在の日本社会の、「ある一部分」の基礎が作られたのが、一九七〇年代だからです。
地方発 明治妖怪ニュース
地方発 明治妖怪ニュース
同じ編者―湯本豪一【ゆもと こういち】さん―の『明治妖怪新聞』の続刊に当たる本です。
明治時代の、怪しい事件の新聞記事を集めています。妖怪やら、幽霊やら、人を化かす狐や狸やらのニュース(!)が集められています。
ぜひ、『明治妖怪新聞』と合わせて読んで下さい。楽しさ倍増です(^^)
『東スポ』の血脈は、明治時代から続いているんだな、とわかります(笑)