農夫連と働きしに

農夫連と働きしに

藁屑と
軽油の香りに風吹けば
如月晴れの朝は香れり

(2020/2/21作)

田園交響楽(5) なぜ交響「楽」なのか

ベートーベンの交響曲第六番を,「田園交響曲」ではなく「田園交響楽」と書いた理由は,「田園交響楽(1)」で書いたが,あらためて補足しておこう。

 「交響曲」はSymphony の和訳だが,さだまさしは「交響楽」の中で

今から思えば 貴方がワーグナーの
交響楽を聞きはじめたのが

と詩を書いて,「シンフォニーをききはじめたのが」と歌っている。
確かに,ワーグナーの曲は「交響曲」ではないので,「交響

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田園交響楽(4)

音楽的才能がないのに指揮者を務めるというのは結構つらいものがあり,できればやりたくない。それでも,頼まれればやるのは,指揮者の楽しみがあるからだ。それは,オーケストラが自分の楽器となることである。うまくいけば,の話だが。

 指揮者として練習を率いるのは,彫刻に似ているかもしれない。あらけずりのものに細かく手を入れて美しいものに仕上げていく。練習指揮では,自分の望むデザインにはできないが,それでも

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田園交響楽(3)

指揮者として

 ベートーベンの交響曲第6番「田園」。これを,クラリネット奏者,フルート奏者の2つの立場から,どんなところが聴かせどころで気を使うかについて、前回,前々回に書いた。
 吹奏楽の場合と異なり,管弦楽では管楽器は1パートをひとりで演奏する。(2人のときもある) 曲によっては,その楽器のソロの個所があり,ソロの形態もいろいろだ。全体の一部分の旋律をひとりまたは他のパートと2人で担う場合や

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田園交響楽(2)

ベートーベンの田園交響曲。これを「交響楽」と表記しているのは,まあ,イメージの問題だろうか。第一楽章が「田舎に着いたときの愉快な気分」ということだから,なんとなく「交響楽」と書きたい。
 それはともかく,この曲を聴衆として聴くのではなく,演奏者としてどう考えながら演奏したかという視点で語るのが本稿である。
 前回は「クラリネット吹きとして」であった。今回はそれから8年後,フルートで演奏したときの話

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田園交響楽(1)

今,手元に「田園」のスコアがある。発行は音楽之友社で1000円。ポケットスコアではなく,B5判ハードカバーのスコアである。中には鉛筆でいくつもの書き込みがある。印刷された練習番号(A から始まる記号)の他に数字の練習番号,揃えるための縦線,もともとは書かれていない rit,cresc. を強調するための斜線・・・。
 この古いスコアを楽譜棚からひっぱりだして,今また使っている。

 ベートーベンの

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冬来りなば春遠からじの成人の日

よく晴れて穏やかな いい天気の 成人の日です。
風もなく、気温もあがって、桜が咲く頃のような感じです。

こざるカフェでは、今年も成人の日のお祝いメニューとしてコロッケパンを用意して、
のんびりと営業しています。

勝つようにとカツサンドではなく、懐かしくて平和な感じがするコロッケパンで
新成人を応援します。

人生、これからいろいろとあることでしょう。
いい事もあれば、ない方がいい悪い事もあるか

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ありがとうございます。今日も ゆっくりのんびり(^_^)
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辻タダオの三多摩だより21

さて小説書きの方はその後はそんなに進んでないけど、
それで「行き詰ったー」と悩むこともなく
あれやこれやの日常を過ごしているんだが
何度も書くように「断酒」は続いてるし、
その前からの「断煙」やら「断パチ」なんかも
十年に近づこうとしてるわけで
かつての自分を思えばウソのようなのだが
あれだけ煩悩まみれだった者が
このように仙人並みの暮らしが出来ているのは
どうしてかとちょっと深く考えてみると

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言葉に説得力を持ちたかったから。

前までは、なるべくたくさんの土地に足を運んでた。

ここ数年はなるべく好きになった一つの土地を自分の足で歩くようにしている。

そうして見えてくるものがたくさんあった。
尊く思うものや美しさは、表面的でない部分にあったりするなと思う。

人の心や何かを想う気持ち、生まれる手間。
その美しさや尊さを、とてもかっこいいよって、美しよって伝えたいし、知ってほしい。

今までたくさんの土地を回ってきたのは

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シュロップシャーの若者 Ⅷ

さよならを言おう 納屋に 藁束に 
そして木に
セヴァーン川もさようなら!
テレンス、最後にもう一度
わたしの顔を見てくれ
わたしはもう
故郷に帰らないから

陽射しが
刈り入れのまだ済んでない丘を焼いて
今頃は血も乾いているだろう
モオリスはまだ干し草の山の中に
埋もれて横たわっているだろう
彼の脇腹には
刃が刺さっている

ずいぶん帰りが遅いと
母は思っているだろう
わたしたちは刈り入れに出掛

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ありがとうございます
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