見出し画像

青春@Heart

上の写真は浦河の襟裳岬側の隣町、様似の図書館。今日初めて足を踏み入れたが、人口4000人弱の町にしてはなんだかりっぱな、きれいな建物だ。その中にちょっとしたホールがあり、そこで行われるフォークソング音楽会なるものに誘われて、午前に2鞍、馬に乗った後、でかけた。

100名ちょっと入れるだろうか。舞台との距離感がちょうどいい感じ。

4人のソロと3組のバンドがそれぞれ3曲ずつ歌う。年齢は高めで、ラジオNIKKEIが開催する「おとなのバンド大賞」とかNHKの「熱血オヤジバトル」とか、一時中高年のバンドコンテスト的なものが盛んだったように記憶しているが、そういう熱いバンドというよりは、中高生くらいにギターを一生懸命練習してやっていたし、歌もうまいし好きで、また歌いたいなぁみたいな人々が集まってできた浦河フォークソング倶楽部が実は何年も活動をしていて、色々なイベントで歌っているらしい。歌が好きという共通項で、職業も様々なら、住む町も浦河、様似だけではなく、小樽や札幌からの人もいた。

吉田拓郎とか小田和正とか松山千春とか、フォークソングって、実は何をもってフォークソングというのか、よくわからないが、皆さん、ご自分の声や今の気分にあった曲を歌っている感じだった。

ヘッドライナーは様似アコースティッククラブのこの方たち

50代や60代が多く、病気で何年か休んでいた人もいれば、身内の人を亡くして、その人に想いを寄せて歌う人もいた。玉置浩二の田園という歌の「生きて行くんだ それでいいんだ」という歌詞を、心の底からそう思っている風に、元気に明るく歌っている人もいた。

「Young @ Heart」というマサチューセッツ州ノーザンプトンに実在するおじいさん、おばあさんのロックンロール・コーラス隊のドキュメンタリー映画が好きなのだが(特に、The ClashのShould I stay or should I goという曲を歌う場面が私的には最高で、お年寄りが歌うと、「私は生き残るべきか、もう三途の川を渡るべきだろうか」という風にもとれて、それがとてもお茶目なんです)、今日のこのフォークソングの人々は、青春 @ Heartって感じだなと思った。人生いろいろあって、辞めていた時期もあるけれど、やっぱりギター弾きながら、青春のあの頃の歌を歌うのが好き。好きだから歌う。そんな気持ちが伝わってくるようだった。

最後のアンコール(?)では出演者がみんなで歌った

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?