Mayu Kanamori

苦手な日本語の上達のためにNOTEを始めました。日本人なのに海外生活が長く、英語の方が…

Mayu Kanamori

苦手な日本語の上達のためにNOTEを始めました。日本人なのに海外生活が長く、英語の方が得意な60代のおばさんアーティストです。単語の勉強にもなるので、最近俳句を始めました。作者名記が無い写真やコラージュ作品は自分の作品です。

最近の記事

ごきぶりの命助ける人もいる

小林一茶の詠んだ多くの句は小動物に関する句。 そのなかでも普通の人が嫌う虫の句が大好きだ。 黒姫の我が家にはごきぶりは出没したことがない。 信州にはいないのかな~。一茶の虫の句を調べてみたけど、油虫は見つからなかった。 筑波大学の大学院図書館情報メディアにこんな1論文もあった。 https://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/assets/files/kenkyukiyou/10-2.2.pdf そんなことを考えながら、 [ ごきぶり

    • 日々の 黒姫山表登山口 ・ 町民の森

      毎日カメラを肩に下げ近所の黒姫山表登山口にある「町民の森」へと歩く。そこでいくつかの被写体を同じ角度から撮影している。 昨年の4月にシドニーから黒姫山の麓に引っ越して以来、出張や旅行、病気で熱を出した時以外は雨の日も雪の日も毎日撮影を繰り返している。仕事やなにやらで各地に出回ることが多く、不在日が多いため、その分写真の数は少ないけど、それでももうそれぞれの写真の中から良いものが360枚ぐらいづつ集まった。 同じ時間に三脚を立て、同じカメラ設定でなどと、面倒なことはしていな

      • あの世でも山紫陽花はシャイですか

        昔、その昔のもっと昔、 といっても20年ほど前かな〜。 シドニーの家のキッチンの窓の下に紫陽花があった。 はにかみのまいその大きな花は濃いピンクだった。 黒姫山の麓にある 今の家にも紫陽花があるけど、 薄いブルー。 唐松と紅葉林の下で 茂みに隠れている。 当時の旦那はあの世に行っちゃったけどね。 [ あの世でも山紫陽花はシャイですか ] 今は今の旦那ととても幸せだよ!

        • オーストラリア・俳句シンポジウム その1

          金森マユの報告1 "Haiku and Australia - borderless, but placeless?" 『俳句とオーストラリア ー 境界を越える、でも、場所は?』がオーストラリア学会第35回全国研究大会での豪日交流基金(AJF) 助成シンポジウムの一環として6月15日、松山大学の樋又キャンパスでに行われた。 松山大学の湊圭史先生の司会により、メルボルン大学所属、俳句研究者、作家のグラント・コールドウェル先生とオーストラリア俳句協会副会長、俳人ロブ・スコット

        ごきぶりの命助ける人もいる

          草刈や伐採機音ヘビメタル

          くさかりやばっさいはたおとへびめたる あちらこちらで メタルエンジンの音がする 南は草刈機 北はチェーンソー 悲鳴ではないにしろ 唸りでもない メロディーもハーモニーも あるようでない 操縦士たちは イラついているわけでもなく 殺気だっているわけでもないらしい 忙しそうなわけでもない 永遠と続くはずもないが まだまだ終わりそうもない 隣の草刈 隣の伐採 一句、いっちゃうと、 [ 草刈や伐採機音ヘビメタル ] くさかりやばっさいはたおとへびめたる ノリがいい

          草刈や伐採機音ヘビメタル

          時吹かれ

          昨日から先週松山で参加したオーストラリアの俳句についてのシンポジウムの報告エッセイを書いているのだけど、なかなか終わらない。 英語で聞いた内容を思い出し、それを消化し、自分なりの考えを日本語でまとめて文章にしようとしている。 ノートを始めたのは日本語を上達させるため。しかし、一つの報告エッセイを書くのに果てしなく長い時間がかかっている。 シンポジウムには同時通訳の担当者がいたのだけど。すごいな〜。 子供のころ、英語がペラペラだから通訳になれば良いと勧められていた。20

          時吹かれ

          あけはらい風光る

          アイディアよりもそれを実現する方が数億倍難しい。 一つのアイディアをプロジェクト化し、資金を集め、形にするのには3年ぐらいかかったりするし。 書きたいことは沢山あるけど ノートには今日もこれが精一杯。 毎日一句はノートで紹介。 [ 往年の意もあけはらい風光る ] でも、そうやって毎日ちょっとづつ進めます。 今までそうやって実現したプロジェクトの数々はこちらから: 、、、、上の写真は去年の夏、祖母の生まれ育った鶴岡に行ったとき、お寺さんが午後から来てくれっていうから

          あけはらい風光る

          さらされて藍染あせて大人びる

          雨が降っている。 昨日洗濯して干したお気に入りのワンピースを入れるのを忘れている。 もう、びちょびちょだし、今更、取り入れても意味がない。 虚無的になる。 そこで、一句。 [ さらされて藍染あせて大人びる ] 詠んだら、気分が変わり、なんだか楽しくなってきた。

          さらされて藍染あせて大人びる

          近くも遠い ・ 一茶バスの窓越しに

          長野から訪れたTDさんを小林一茶の旧宅に案内したあと、隣のバスの駐車場に立つ一茶像を見せに行った。 するとTDさん、昭和を思い出す長電の懐かしい寂れた黄赤と淡黄色のを見て、嫌にはしゃぎだした。 なに、はしゃいでるのかな〜っとバスの方に目を向けたら、 一茶の姿がバスの窓越しに見えた。 一茶が近くにいるのか遠くにいるのか、よくわからない。 今朝起きがけにみた夢のような光景だった。 [ 目覚めゆめ近くも遠い夏至のあと ]

          近くも遠い ・ 一茶バスの窓越しに

          ラークって雲雀 ・ 梅雨の洗濯

          美しい山を汚す人たちがいる。 その人達の忘れ物が夏になると目立つ。 今朝はLARKと名するタバコの空き箱が道の山側にある水路に落ちていた。 [ ポイ捨ての場違いラーク夏雲雀 ] Larkって英語で雲雀のこと。 最近ではラークと言うスーパービジネスアプリもあるらしい。 午前中は梅雨曇り。松山から一週間分の洗濯物を持ち帰ったが、洗濯してもうちの庭では乾かないだろうからコインランドリーで済ませた。コインランドリーで、待っている時間を有効に、 [ どんよりと梅雨の洗濯ぼ

          ラークって雲雀 ・ 梅雨の洗濯

          きつねの更衣

          昨日、名古屋経由、松山市から黒姫山の麓に戻りました! 野鳥のコーラスと共に目が覚める森林に囲まれた生活。 家にいる時は必ず毎朝カメラを持って散歩にでかける。 一週間も留守にすると色々な四季の変化が目立ちます。なんか出かけたくなくなるんよね。色々ミスるから。 今、狐の脱毛の最中です。 そして、毎日、今日の一句。 [ もこもこの一房落とし衣替え ]

          きつねの更衣

          ちょい、昼寝 💤

          松山での学会と作品展示を終え、おまけに吟行+句会に参加し、本日やっとこさで、信州信濃町に帰宅しました。 疲れたー。😴 名古屋から長野までの特急しなののなかで、 [ くねくねと線路と川と夏木曽路 ] [ ゆらゆらと列車にゆだねるちょい昼寝 ] 👀 上記の写真は昨日乗った特急しおかぜの車両です。居眠りむりのため、本日は撮影はNGでした。お許しを。

          ちょい、昼寝 💤

          それぞれの愛 ・ 窓向こう

          松山から特急しおかぜに乗り、岡山経由、本日は名古屋で一泊。 途中新大阪まではオーストラリア学会で知り合ったメルボルン在住の作家グラント・コールドウェル氏と一緒だった。 うちの亭主とコールドウェル氏がひっきりなしにおしゃべりをしている間、窓の外の景色を観ながら [ 水張田に映る運勢銀世界 ] [ しおかぜの特急速さにぶったまげる ] [ 梅雨曇りそれぞれの愛窓向こう ]

          それぞれの愛 ・ 窓向こう

          国際吟行 ・ 道後

          道後にて、吟行と句会に参加した。 オーストラリア、ニュージーランド、奈良、そして松山の俳人が集まり、道後公園を歩いた後、松山市立子規記念博物館にて英語と日本語とごちゃ混ぜの句会。 とても勉強になりました。 投句したのは: 「花萩も遠く昔の祖母の手も」 と 「堀端で雀キスしてメナジャトワ」 花萩もと祖母の手もをtooと英訳されたが、英語人達にはtoo が二つある必要がないと思われた。 も を二回も言うことによって詠まれていないなにかを感じるのは日本語特有だろうか

          国際吟行 ・ 道後

          弁当前

          午前中,先生方報告を聞き入る。 [ 部屋暑し弁当前の学会筆記 ] 昼食後、境界とアイデンティティに関するシンポジウムにて、コロナ禍のシドニーでの創作活動とその時点で見えたボーダーについてのトーク完了。 誰かに話したかったあのロックダウン時代のこと、ずっと思っていたことを学会という場で、学者でもないわたしが発表出来たのは、学会での作品展示を後押ししてくれたSI先生とMK先生のおかげ。 わたしのコロナ時代がやっと終わったように思える。

          藍月、バッタンQ

          昨夜の展示設営を整える。 作品展をオープン。 学会の内容を念入りに勉強。 世界俳句について。 オーストラリア俳句について。 大使館VIPに展示の説明。 懇親会に出席。 大勢の方々に挨拶。 夕食済ます。 お風呂に浸かる。 朝、詠んだ一句をアップ。 [ 藍月をむねに飾りて旨意和む ] 寝る前に [ 藍月のネックレス外しバッタンQ ] バタンQ

          藍月、バッタンQ