春賀蓮之介

北海道の高校生です。美術、文学、歴史、音楽、言語、遺伝などについてやっていきたいと思い…

春賀蓮之介

北海道の高校生です。美術、文学、歴史、音楽、言語、遺伝などについてやっていきたいと思います。文章は意味もなく書き溜めしたものや、適当に書いたものを載せます。『美術史』『アイヌの歴史』『音楽史』『Y染色体ハプログループ・語族・人種』『名曲ランキング』などを定期的に挙げています。

マガジン

  • 春賀蓮之介の美術史シリーズ総まとめ

    このマガジンが自分が投下している美術史シリーズが多くなってきたためまとめたものです。

  • 春賀蓮之介の音楽系記事総まとめ

    現在は音楽関連のものでは主に邦楽の名曲について記述している記事を書いています。

  • 春賀蓮之介の邦楽記事総まとめ

    書いた時期によって情報の新しさは異なります。

  • 春賀蓮之介のアイヌの歴史シリーズ総まとめ

    連載中のアイヌの歴史です

  • 春賀蓮之介の言語学・遺伝学・考古学関連の記事総まとめ

    僕が中学生時代を投げ売った分野の一つです・・

最近の記事

  • 固定された記事

春賀蓮之介のマガジン一覧

100日以上、日に1〜2本程度の記事を投稿し記事が非常に多くなったため整理しました。それとこの記事を作っている時点であと数日で合計2万ビューを達成できると思います。 美術史シリーズ西洋美術史のみまとめ音楽関連邦楽記事まとめ言語学・遺伝学・考古学関連天文学史シリーズシルクロードの歴史シリーズ世界史全般まとめアイヌの歴史シリーズ

    • ヨーロッパの主要民族のY染色体ハプログループ表

      • 美術史第69章『インド・イスラム美術』

          かつてインドのほぼ全域を支配したイスラム王朝「デリー・スルターン朝」が縮小した16世紀、同じくチュルク系民族を主体としたイスラム教国家である中央アジアの大帝国でイスラム文化の復興を成し遂げた「ティムール朝」がウズベク人の侵略で滅亡した。  ティムール朝の王バーブルがインドに侵入、バーブルは「ムガル帝国」を建国し、2代目のフマーユーン王の時代には北方に追い返されるが、3代目のアクバルは北インドを統一、ヒンドゥー教徒などの異教徒も取り込んで国を整備していき、この時代にムガル

        • 音楽史4『中世西洋音楽』

           かつて古代ローマの首都が置かれその発祥の地でもあったローマに居るローマ教皇を中心とするカトリック教会が、当時、旧ローマ領のガリアやゲルマニアを征服し力を持っていたカロリング朝フランク王国のカール大帝を正式な皇帝として承認して抱き込んだ事で、中央ヨーロッパから西ヨーロッパで広く信じられるキリスト教宗派となった。  カトリック圏ではグレゴリオ聖歌というローマとフランクの聖歌が混ざった様式に音楽が統一されていき、このグレゴリオ聖歌の誕生以降に発展していった西欧の音楽が中世西洋音

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        春賀蓮之介のマガジン一覧

        マガジン

        • 春賀蓮之介の美術史シリーズ総まとめ
          69本
        • 春賀蓮之介の音楽系記事総まとめ
          58本
        • 春賀蓮之介の邦楽記事総まとめ
          45本
        • 春賀蓮之介のアイヌの歴史シリーズ総まとめ
          7本
        • 春賀蓮之介の言語学・遺伝学・考古学関連の記事総まとめ
          15本
        • 春賀蓮之介の世界史関連の記事総まとめ
          36本

        記事

          [解説付]DREAMS COME TRUEの名曲ランキング15[邦楽史]

           DREAMS COME TRUE、通称ドリカムはグループの作詞作曲の多くを勤めるボーカルの吉田美和(Miwa Yoshida)、ベーシストでリーダーを務める中村正人(Masato Nakamura)のユニットで2002年まではキーボードの西川隆宏(Takahiro Nishikawa)も在籍しており、1987年にグループが結成されて1989年にデビュー、同年に2ndアルバム「LOVE GOES ON…」が150万枚を売り上げる大ヒットとなり、その後もヒットを続け、10のミリ

          [解説付]DREAMS COME TRUEの名曲ランキング15[邦楽史]

          アイヌの歴史7『アイヌ史の区分/旧石器時代』

          アイヌの歴史区分  アイヌの時代区分は考古学的な特徴から続縄文時代、擦文時代、アイヌ文化時代に分けられるが、これは、日本史の大阪の古墳時代、明日香の飛鳥時代、奈良の奈良時代、京都の平安時代、鎌倉の鎌倉時代、京都の室町時代、東京の江戸時代のように中心地となった場所や政府によって分けられるような、体系化した分け方ではなく縄文や弥生時代に近いざっくりとした分け方である。  他の分け方としては日本史の中心地で分ける時代に則って蝦夷地及び北海道を支配する勢力から安藤氏時代、松前氏時

          アイヌの歴史7『アイヌ史の区分/旧石器時代』

          古典言語の年表

          古典言語の年表

          美術史第68章『イスラム・ペルシア美術-後編-』

            繁栄を極めたセルジューク朝だったが11世紀末期にはセルジューク家で内戦が開始し弱体化、サンジャル王がガズナ朝、ゴール朝、カラハン朝を服属させるなどして復興を行うが、金王朝に遼王朝を滅ぼされた契丹族の中央アジア侵略による混乱で滅亡し、地方国家の一つだったホラズム・シャー朝がセルジューク朝の広大な領土を手に入れた。  ホラズムは13世紀前半にはカリフのアッバース家の居るイラクも事実上は手に入れ、ゴール朝やカラハン朝も滅ぼし大帝国を築き上げ、同時期にはアナトリア半島で生き残っ

          美術史第68章『イスラム・ペルシア美術-後編-』

          Y染色体ハプログループ・語族・人種第3章『アフリカの支配者E系統』

           めちゃくちゃわかりすく纏めるとY染色体ハプログループは男系遺伝子でY染色体にあるので男性にしかなく、場合にもよりけりですが言語系統、つまり語族の分布とある程度の一致が見られるため同時に語りましょう。 「ハプログループE」 Y染色体ハプログループE(E-M96)は約10万年前にA1b2(B2)からBとCTに分岐、CTから北東アフリカで7万年前にDE(YAP)が誕生し、それがさらにEとDに分岐して生まれた系統で、その年代からユーラシア拡散以前のアフリカが発祥の地であり、現在の

          Y染色体ハプログループ・語族・人種第3章『アフリカの支配者E系統』

          音楽史3『古代キリスト教音楽』

           古代西洋音楽には先述した古代ギリシア音楽以外にも各地の音楽があったわけだが、他には楽器以外は何も残っておらずその詳しい話は不明である。  そのため、イタリアの都市として誕生してカルタゴやマケドニアを滅ぼして古代ギリシア文明などのバルカン、現在のスペイン、フランス、ドイツ、イギリス、トルコ、エジプト、北アフリカ、中東を支配した古代ローマの音楽もその規模や記録の豊富さ、そして、後世への影響にも関わらず残っていない。  紀元後1世紀、当時の古代ローマのシリア属州のさらに属国だ

          音楽史3『古代キリスト教音楽』

          アイヌの歴史6『-番外編-日本語の起源』

          *注意* ・これは数年前の中学生時代に書いていた文章です。 ・特定の宗教や強い政治思想を持つ方は読まない事をお勧めします。 ・ハプログループや言語学、考古学の専門的な内容が大部分に含まれます。 ・専門家でないユーチューバーの動画内容を批判する部分があります。 ・以上のことを御了承の上、お読みください。 アルタイ諸語と日本語の類似 前の記事で言っていた日本語に見られるアルタイ言語連合の影響についてだが、具体的には単語の頭や後に形態素をつける、例としては語根Tob-を、anai

          アイヌの歴史6『-番外編-日本語の起源』

          データから見るポール・マッカートニーの名曲11ランキング

           ポール・マッカートニーは世界で最も売れたミュージシャンである「ビートルズ」の元メンバーで、世界で最もカバーされた「イエスタデイ」、そして「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」など世界で最も著名とされる曲をいくつも生み出し、解散後にはソロ活動やバンド「ウイングス」での活動を行なっており、現在では世界史上で最も成功した作曲家となっている。 1位 FourFiveSeconds / 15.1 1245pP:― D:430万 S:11.2億 Y:5.5億 *collabora

          データから見るポール・マッカートニーの名曲11ランキング

          美術史第67章『イスラム・ペルシア美術-前編-』

            9世紀初期、アッバース朝の時代、マアムーンがカリフになるための挙兵に協力しペルシア地域の一部、イラン北部から中央アジア南部の「ホラーサーン」の総督になった軍人が大きな力を持つようになった事で警戒されてしまい結果、総督は事実上独立勢力「ターヒル朝」を樹立した。  9世紀後期には将軍が「サッファール朝」を樹立、ターヒル朝を滅ぼし、さらに現在のイラン南部、パキスタン、アフガニスタンなどを制するが10世紀末には現在のウズベキスタン周辺が独立して生まれたサーマーン朝に服属させられ

          美術史第67章『イスラム・ペルシア美術-前編-』

          音楽史2『古代ギリシア音楽』

           現在の音楽の理論や楽器の基礎となっているのは西洋、つまりヨーロッパの音楽で、さらに西洋音楽の基礎は記録が余り残っていない6世紀以前の古代西洋音楽、特にその中では記録が多く残っている「古代ギリシア音楽」の中で作られた理論であり、これは他の数学や哲学、彫刻、絵画などあらゆる西洋の学問と芸術と同じであるといえる。  実際、ドーリアやイオニア、フリュギアなど古代ギリシアや周辺の地名を冠した音階名や、音楽理論系の単語の多くはギリシア由来で、何よりも英語の"Music"という単語はギ

          音楽史2『古代ギリシア音楽』

          Y染色体ハプログループ・語族・人種第2章『太古東洋のD系統』

           めちゃくちゃわかりすく纏めるとY染色体ハプログループは男系遺伝子でY染色体にあるので男性にしかなく、場合にもよりけりですが言語系統、つまり語族の分布とある程度の一致が見られるため同時に語りましょう。 それでは早速、Y染色体ハプログループ・語族・人種第2章、行きましょう!! 「ハプログループD」 Y染色体ハプログループDは約10万年前にA1b2(B2)からBとCTに分岐、CTから北東アフリカで7万年前にDEが誕生し、それがさらにEとDに分岐して生まれた系統で、その年代から

          Y染色体ハプログループ・語族・人種第2章『太古東洋のD系統』

          アイヌの歴史5『アイヌに関する俗説の否定』

          *注意* ・これは中学生時代に書いていた文章であり、当時は確実に間違ったことを言っている人に対して尖っていました。 ・ハプログループや言語学、考古学の専門的な内容の記事です。 ・名前は一応、隠しましたが特に専門家でないユーチューバーの動画内容を批判する部分があります。 ・以上のことを御了承の上、お読みください。 起源に関する俗説 ちなみに、様々なアイヌ関連動画を見ていた際に流れてきた竹田●●の動画ではミトコンドリアに関する話のみがされており、オホーツク文化(現ニヴフと思われ

          アイヌの歴史5『アイヌに関する俗説の否定』