春賀蓮之介

北海道の高校生です。美術、文学、歴史、音楽、言語、遺伝などについてやっていきたいと思い…

春賀蓮之介

北海道の高校生です。美術、文学、歴史、音楽、言語、遺伝などについてやっていきたいと思います。文章は意味もなく書き溜めしたものや、適当に書いたものを載せます。『美術史』『アイヌの歴史』『音楽史』『Y染色体ハプログループ・語族・人種』『名曲ランキング』などを定期的に挙げています。

マガジン

  • 春賀蓮之介の音楽系記事総まとめ

    現在は音楽関連のものでは主に邦楽の名曲について記述している記事を書いています。

  • 春賀蓮之介の洋楽系記事(和訳・ランキングなど)総まとめ

    音楽記事まとめからの抜粋です。

  • 春賀蓮之介の美術史シリーズ総まとめ

    このマガジンが自分が投下している美術史シリーズが多くなってきたためまとめたものです。

  • 春賀蓮之介のアイヌの歴史シリーズ総まとめ

    連載中のアイヌの歴史です

  • 春賀蓮之介の言語学・遺伝学・考古学関連の記事総まとめ

    僕が中学生時代を投げ売った分野の一つです・・

記事一覧

固定された記事

春賀蓮之介のマガジン一覧

100日以上、日に1〜2本程度の記事を投稿し記事が非常に多くなったため整理しました。それとこの記事を作っている時点であと数日で合計2万ビューを達成できると思います。 …

春賀蓮之介
3週間前
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[和訳] 朝日のあたる家 (アニマルズ) [洋楽をしゃべり言葉に翻訳]

 「朝日のあたる家」は1964年にビートルズやローリング・ストーンズらと共に世界的に人気を博したイギリス系バンドの一つアニマルズに歌われてアメリカで3週連続首位、そ…

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[和訳] ボヘミアン・ラプソディ (クイーン) [洋楽をしゃべり言葉に翻訳]

 「ボヘミアン・ラプソディ(意:放浪者の狂詩曲)」はイギリスのハードロックバンドであるクイーンの1975年の世界で1140万枚(筆者の出身地の人口の3800倍)を売り上げた大ヒ…

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音楽史7『バロック音楽の誕生』

 バロック音楽は近世にあたる17世紀から18世紀頃のヨーロッパの音楽の事で、この頃のヨーロッパでは政治的に見ると君主、つまり王様とか皇帝に多くの権限が集中している絶…

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美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(120~101位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 120th ジャン=バティスト・カミーユ・コロー/Jean-…

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美術史第73章『近代のイスラム美術』

  19世紀、ヨーロッパの国との交流が増えたオスマン帝国やサファヴィー朝ペルシアの絵画はマニエリスム美術の影響を強く受けるようになり、建築もヨーロッパ建築が取り入…

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美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(140~121位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 140th ジョン・コンスタブル/John ConstableE:Roman…

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アイヌの歴史8『縄文・弥生・古墳時代』

縄文時代 縄文時代は簡単に説明すると土器・弓矢・磨製石器が作られ、竪穴式住居への定住が起こり環濠集落が形成され、雑木林での半栽培が行われた時代で、農業や土器生…

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美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(160~141位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 160th ウィリアム・アドルフ・ブグロー/William Ado…

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[和訳] スメルズ・ライク・ティーン・スピリット(ニルヴァーナ) [洋楽をしゃべり言葉に翻訳]

 「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」はアメリカのロックバンドであるニルヴァーナの楽曲で作詞作曲はリーダーのカート・コバーンが担当しており、世界累計2775万…

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美術史第72章『近世ペルシア美術』

  15世紀中頃、ペルシア地帯の全域を支配していたモンゴル帝国の後継国家でイスラム教国家だった「ティムール朝」の西部、アゼルバイジャン地方周辺でテュルク系オグズ族…

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音楽史6『後期ルネサンス音楽』

(ビクトリア作)  15世紀には北西ヨーロッパやイタリアでフランドル派やブルゴーニュ派、トレチェント音楽が栄えルネサンス音楽が発展したわけだが、その後には16世紀には…

春賀蓮之介
10日前
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[邦楽史]日本の最も売れたアーティスト[CD/ダウンロード/ストリーミング/Youtube]

 日本のアーティストのセールスランキングを作る場合、通常レコードやCDなどのみの合算ですが、海外では通常、ダウンロードセールスやストリーミングなども考慮します。 …

春賀蓮之介
11日前
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美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(180~161位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 180th ジャン=レオン・ジェローム/Jean-Léon Gér…

春賀蓮之介
12日前
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美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(200~181位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 200th フアン・グリス/Juan GrisE:Cubism, L:Spain~…

春賀蓮之介
13日前
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美術史第71章『オスマン美術』

  先述の通り、11世紀頃にはチュルク系オグズ族のセルジューク朝が中央アジア、西アジア、東ヨーロッパに跨る大帝国を築き上げており、内部に多くの地方政府を抱えていた…

春賀蓮之介
2週間前
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春賀蓮之介のマガジン一覧

100日以上、日に1〜2本程度の記事を投稿し記事が非常に多くなったため整理しました。それとこの記事を作っている時点であと数日で合計2万ビューを達成できると思います。 美術史シリーズ西洋美術史のみまとめ音楽関連邦楽記事まとめ言語学・遺伝学・考古学関連天文学史シリーズシルクロードの歴史シリーズ世界史全般まとめアイヌの歴史シリーズ

[和訳] 朝日のあたる家 (アニマルズ) [洋楽をしゃべり言葉に翻訳]

 「朝日のあたる家」は1964年にビートルズやローリング・ストーンズらと共に世界的に人気を博したイギリス系バンドの一つアニマルズに歌われてアメリカで3週連続首位、その他の国でも一位を記録する大ヒットとなった曲で、セールスは不明だが当時はアメリカのみでも100万枚は超えたようで、Spotifyではレット・イット・ビーなどより多い10億回再生ほどとなっている。  本曲は元々はアメリカの民謡(フォーク)の一つであり歌詞を飛躍的に発展させ他の文学全般への影響も大きいボブ・ディラン氏

[和訳] ボヘミアン・ラプソディ (クイーン) [洋楽をしゃべり言葉に翻訳]

 「ボヘミアン・ラプソディ(意:放浪者の狂詩曲)」はイギリスのハードロックバンドであるクイーンの1975年の世界で1140万枚(筆者の出身地の人口の3800倍)を売り上げた大ヒットアルバム『オペラ座の夜』に収録され、同年にシングルカットされて発売された楽曲で、当時の通常の曲の長さより倍近く長く、アカペラ、オペラ、ハードロック、バラードという複数の関係のないジャンルが同じ曲に入り乱れた複雑な曲である。  それにもかかわらず75年にイギリスで9週連続、作曲者のピアノ・ボーカルの

音楽史7『バロック音楽の誕生』

 バロック音楽は近世にあたる17世紀から18世紀頃のヨーロッパの音楽の事で、この頃のヨーロッパでは政治的に見ると君主、つまり王様とか皇帝に多くの権限が集中している絶対君主制が広まっている状態であった。  従来のルネサンス音楽では対位法、つまり複数の声や演奏などの旋律が独立して美しく重なっているという曲調で、不協和音の使い方など様々なルールがあったが、マドリガーレの作曲家達はこういったルールに則った作曲ではなく歌う詩の感情を音楽でうまく表すための表現法を模索、ルネサンス音楽の

美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(120~101位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 120th ジャン=バティスト・カミーユ・コロー/Jean-Baptiste Camille CorotE:Realism, L:France, F:Paint 119th レオン・バッティスタ・アルベルティ/Leon Battista AlbertiE:Renaissance, L:Florence~Rome, F:Arc

美術史第73章『近代のイスラム美術』

  19世紀、ヨーロッパの国との交流が増えたオスマン帝国やサファヴィー朝ペルシアの絵画はマニエリスム美術の影響を強く受けるようになり、建築もヨーロッパ建築が取り入られられた。  オスマン帝国では新古典主義で復興された昔のバロック様式の影響も入るようになりこの時代の代表作としてはイスタンブールの「ドルマバフチェ宮殿」があり、ガージャール朝では19世紀後期のナーセロッディーン・シャーのヨーロッパ訪問以来、ヨーロッパ建築が導入された。  また、産業革命で欧州が近代化した影響はイ

美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(140~121位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 140th ジョン・コンスタブル/John ConstableE:Romanticism, L:England, F:Paint Major works 1, The Hay Wain 139th 董源/Dong YuanE:Chinese painting, L:Southern Tang~Song, F:Paint

アイヌの歴史8『縄文・弥生・古墳時代』

縄文時代 縄文時代は簡単に説明すると土器・弓矢・磨製石器が作られ、竪穴式住居への定住が起こり環濠集落が形成され、雑木林での半栽培が行われた時代で、農業や土器生産を開始した時代であるため考古学上の区分でいくと旧石器時代の次の新石器時代に相当する。  2万年前頃、温暖化が開始した時期に、縄文時代の始めである草創期が始まったとされ、この時期には磨いた石の斧、石槍、植刃、石鏃、半月型石器、三角錐型の石器など気候変動による植物の変化や海面上昇などに対応するために各地で様々な道具が考

美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(160~141位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 160th ウィリアム・アドルフ・ブグロー/William Adolphe BouguereauE:Academism, F:France, F:Paint Major works 1, The Birth of Venus 159th ラヴィ・ヴァルマ/Ravi VarmaE:Academism, L:India, F

[和訳] スメルズ・ライク・ティーン・スピリット(ニルヴァーナ) [洋楽をしゃべり言葉に翻訳]

 「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」はアメリカのロックバンドであるニルヴァーナの楽曲で作詞作曲はリーダーのカート・コバーンが担当しており、世界累計2775万枚を売り上げた超大ヒットアルバム『ネヴァーマインド』の目玉的な楽曲である。  この曲は90年代に主流となったかつてのパンクの色を残す「オルタナティブ・ロック」の時代を創始した点から文化史的に非常に重要で、フィジカルシングルでは259万枚、デジタルシングルでは580万ダウンロード、Spotofyでは約30億回、You

美術史第72章『近世ペルシア美術』

  15世紀中頃、ペルシア地帯の全域を支配していたモンゴル帝国の後継国家でイスラム教国家だった「ティムール朝」の西部、アゼルバイジャン地方周辺でテュルク系オグズ族による「黒羊朝」が独立、同時にティムール王家で継承者争いが起こり、その間に黒羊朝が拡大し首都ヘラートまで占領した。  その後、ティムール朝の内戦が終わり、黒羊朝が撤退すると黒羊朝と同じくチュルク系オグズ族の国家である 「白羊朝」が黒羊朝に代わって拡大、ティムール朝もサマルカンドを首都とする政権とヘラートを首都とする

音楽史6『後期ルネサンス音楽』

(ビクトリア作)  15世紀には北西ヨーロッパやイタリアでフランドル派やブルゴーニュ派、トレチェント音楽が栄えルネサンス音楽が発展したわけだが、その後には16世紀には南西ヨーロッパのスペインとポルトガルが大航海時代で超大国となり、そこではポリフォニーの巨匠トマス・ルイス・デ・ビクトリアや、クリストバル・デ・モラーレス、フランシスコ・ゲレーロ、アロンソ・ロボなどが活躍した。  一方でこの頃には当時、「宗教改革」で従来のカトリック教会とそこから別れたプロテスタント諸宗派の対立

[邦楽史]日本の最も売れたアーティスト[CD/ダウンロード/ストリーミング/Youtube]

 日本のアーティストのセールスランキングを作る場合、通常レコードやCDなどのみの合算ですが、海外では通常、ダウンロードセールスやストリーミングなども考慮します。  この記事はそんな問題を解決するために現在活躍するアーティストと2000年代や90年代などのアーティストのわかりやすい比較をした記事です。  ただし、日本ではダウンロード認定やストリーミング認定があり、このざっくりした基準にあわせ、また、実際の売上と公称売上が大きく食い違っている場合が多いことなどから、オリコンの

美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(180~161位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 180th ジャン=レオン・ジェローム/Jean-Léon GérômeE:Academism, L:France, F:Paint/Sculpture 179th アンドレア・デル・サルト/Andrea del SartoE:Renaissance, L:Florence, F:Paint/Goldsmith 178th

美術史番外編 「偉大な美術家ランキング(200~181位)」

デザイナー、彫刻家、建築家、写真家を扱う E=Era(時代)、L=Life(人生) 、F=Field(分野)、Major work(代表作)とする 200th フアン・グリス/Juan GrisE:Cubism, L:Spain~France, F:Paint 199th アントニオ・カノーヴァ/Antonio CanovaE:Neoclassicism, L:Venice, F:Sculpture Major works 1, Psyche Revived by

美術史第71章『オスマン美術』

  先述の通り、11世紀頃にはチュルク系オグズ族のセルジューク朝が中央アジア、西アジア、東ヨーロッパに跨る大帝国を築き上げており、内部に多くの地方政府を抱えていたのだが、12世紀末期には金王朝から逃れてきた契丹族の中央アジア征服により多くのチュルク系民族が領土内に移住した。  セルジューク政府はそれらを制御できず、反乱が発生してしまいセルジューク王家は滅亡、地方政権のみが残り、その内、ホラズム地方を統治していたホラズム・シャー朝がセルジューク朝の領土の大部分を統一し繁栄した