佐竹健

この世一つまらない小説を書いてます。世界一の無能にして社会不適合者。コミュ障。障害者手…

佐竹健

この世一つまらない小説を書いてます。世界一の無能にして社会不適合者。コミュ障。障害者手帳三級のメンヘラ。15連続落選。待ち続ける人。隠遁者。万年厄年。万年八方塞がり。後厄。

マガジン

  • 文学・文芸

    読書感想文や自作の小説や詩、文学作品について語ったものを載せておきます。

  • 東海城めぐり静岡編(『佐竹健のYoutube奮闘記7』)

    関東城めぐりを終えた後、フォロワーさんから「関東以外の城を巡らないのか?」という話が出た。 前々から関東以外の地域にも興味を持っていた私は、このリクエストに応えるべく、旅に出ることとなった。

  • 私小説

    話を書いた日にちはバラバラかもしれませんが、順を追って追加していこうかなと思います。

  • 感想・記事紹介

  • 休息と春特別企画(『佐竹健のYoutube奮闘記6』)

    1年かけて終えた関東城めぐり。少しずつ近づく新しい季節。 私は新たな季節にやる企画に備えるべく、準備をしていた。

最近の記事

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【短編小説】最高気温50℃

「昔はもっと涼しかったのにね」  いつものように平成生まれのおばあちゃんが、口癖のように言っていた。  いつも35℃を超えるのが当たり前の時代に産まれた私にとっては、何を言っているんだとしか思えなかった。まあ、おばあちゃんも歳だから、昔の在りし日のことを懐かしんでいるのだろう。そう思っていた。  ある日おばあちゃんが倒れた。  ベットの上のおばあちゃんは、苦しそうに、 「水、水……」  と苦しそうに連呼しながら、数時間後息を引き取った。死因は、老衰だった。   

    • 昨日から本格的に熱くなってきた。 これからのお出かけは、カラオケと図書館ぐらいかな。この時期は外へ出るという単純な行動をするだけでも疲れるし辛い。

      • 昨日財布を見たら、沖縄EXPOの開催を記念して作られた100円玉が出てきた。

        • 【エッセイ】遠江②─掛川城と本物の天守閣─『佐竹健のYouTube奮闘記(77)』

           掛川城の天守閣が見えてきた。川の向こう側にある高台から、天守閣が顔を覗かせている。  橋を渡った。  川沿いに植えられていた桜の木の枝に繁る青葉は、少し強い5月の初夏の陽気に当たり、風になびいている。  その下には川が流れていた。これが掛川城の堀の役割を果たしているのであろうか?  空には大きな雲が浮かんでいる。その隙間をコバルトブルーの空が夏色に彩り、天守閣の威容を引き立たせている。  少し歩いた先に、高台へと通じている坂があった。  坂の上には門があって、紫

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        【短編小説】最高気温50℃

        • 昨日から本格的に熱くなってきた。 これからのお出かけは、カラオケと図書館ぐらいかな。この時期は外へ出るという単純な行動をするだけでも疲れるし辛い。

        • 昨日財布を見たら、沖縄EXPOの開催を記念して作られた100円玉が出てきた。

        • 【エッセイ】遠江②─掛川城と本物の天守閣─『佐竹健のYouTube奮闘記(77)』

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        • 関東城めぐり最終章(『佐竹健のYoutube奮闘記5』)
          10本

        記事

          私の寄り道先は、大体通学路にあったスーパーとコンビニかな。そこでおやつ食べたり水分補給したりしてた。あと、学校から少し離れたブックオフとか書店にもよく行ってたな。そこで漫画の試し読みや参考書探しをしていた。

          私の寄り道先は、大体通学路にあったスーパーとコンビニかな。そこでおやつ食べたり水分補給したりしてた。あと、学校から少し離れたブックオフとか書店にもよく行ってたな。そこで漫画の試し読みや参考書探しをしていた。

          【私小説】人のことを好きになれない(前編)

           ホームルームがあった2日後の午後。私は保健室から教室へと向かった。渋々授業に出席するためである。  この日出席したのは、道徳だった。  本音を申せば、道徳の時間が嫌いだ。 「みんな仲良く」  特にこの論調が嫌いだ。  みんながみんな仲良くできれば、世界、いや、もっと身近なところから争いが無くなっている。そして、警察も司法も軍隊もいらない真に平和な世界になる。けれども、現実は残酷だ。様々な思想信条や宗教がある。話しても絶対分かり合えない人間がいる。私から見たらあいつ

          【私小説】人のことを好きになれない(前編)

          6月から10月の初めまでが夏だったが、今は夏と言うには熱すぎるので「灼熱」と呼んでいる。 灼熱は熱いしGをよく見るので、本当にろくな季節ではない。

          6月から10月の初めまでが夏だったが、今は夏と言うには熱すぎるので「灼熱」と呼んでいる。 灼熱は熱いしGをよく見るので、本当にろくな季節ではない。

          今日通院のため久しぶりに日中外出した。外出たとき、熱すぎて焼けるような感じがして、少しヒビった。 10年前のこの時期は、確かにあつかったが、まだ私に「暑い」を「熱い」と感じさせるほど、殺人的では無かったよ。そして夏らしい爽やかさとかそういうのがまだあった気がする。

          今日通院のため久しぶりに日中外出した。外出たとき、熱すぎて焼けるような感じがして、少しヒビった。 10年前のこの時期は、確かにあつかったが、まだ私に「暑い」を「熱い」と感じさせるほど、殺人的では無かったよ。そして夏らしい爽やかさとかそういうのがまだあった気がする。

          【エッセイ】遠江①─掛川と町並み─『佐竹健のYouTube奮闘記(76)』

           5月某日。三度目の旅もまた新宿駅からスタートした。  今回の行き先は、駿河国のお隣遠江国。目指すは掛川城である。また、時間があったら、同じ掛川市にある掛川花鳥園へも行こうと考えている。 (とうとうこんな遠くまで行くことになるとはね……)  思いもしなかった。  城めぐりの旅は、関東地方だけで完結するだろう。そして全て巡ったあとは、いつものようにゆったり近所の名所を巡る動画がメインになる。そう思っていた。だが、フォロワーさんから、他の地方の城めぐりも見たい、というリク

          【エッセイ】遠江①─掛川と町並み─『佐竹健のYouTube奮闘記(76)』

          5月からやってる東海城めぐり静岡編だけど、次回から舞台は遠江国へと変わります。 遠江国の話をもって、東海城めぐりエッセイ版は一区切りとさせて頂きます。

          5月からやってる東海城めぐり静岡編だけど、次回から舞台は遠江国へと変わります。 遠江国の話をもって、東海城めぐりエッセイ版は一区切りとさせて頂きます。

          本格的に熱くなってきた。そのせいか何か書こうとか、動画を作ろうという気力が失せてる。

          本格的に熱くなってきた。そのせいか何か書こうとか、動画を作ろうという気力が失せてる。

          【エッセイ】駿河④─今川氏の歴史(再投稿)─『佐竹健のYouTube奮闘記(75)』

           3階には今川氏についての特別展が開かれていた。  解説には今川氏の系図と歴史について書かれたパネルがあった。  パネルには、今川氏のはじまりや家督相続をめぐる争乱、戦国時代のこと、そして戦国大名今川氏の滅亡とその後について展示されていた。  展示物としては、刀剣類だと薙刀や袈裟といったものが展示されていた。もちろん歴史を語るうえでは欠かせない文書の類もしっかりある。  数ある展示品の中に、僧形の像があった。  誰の像なのか、解説を読んでみる。  この像の解説には

          【エッセイ】駿河④─今川氏の歴史(再投稿)─『佐竹健のYouTube奮闘記(75)』

          現在の段ボール甲冑。ひとまず胴の上の部分が少し少し形になりつつある。 留め具とか背中を守る臆病板とかは後になりそうかな。

          現在の段ボール甲冑。ひとまず胴の上の部分が少し少し形になりつつある。 留め具とか背中を守る臆病板とかは後になりそうかな。

          【エッセイ】駿河③─徳川家康について─『佐竹健のYouTube奮闘記(74)』

           駿府城を巡ったあとは、近くにあった博物館へと向かった。  博物館には、徳川家康についての展示がなされていた。主なものとしては、家康の生涯や海外との関わりといったところであろうか。 (徳川家康か)  一般的な日本人が戦国武将と聞かれると、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉と並んで必ず名前が出てくる武将だ。また、都民ならこの名前を必ずといっていいほど耳にする。  徳川家康は征夷大将軍の職を息子秀忠に譲って大御所となったあと、ここ静岡の駿府城で余生を過ごした。そして死後は久能

          【エッセイ】駿河③─徳川家康について─『佐竹健のYouTube奮闘記(74)』

          【エッセイ】駿河②─駿府城─『佐竹健のYouTube奮闘記(73)』

           静岡駅で降りた。  時刻は15時半。高崎城を巡ったときと同じように、あまり時間はない。  改札を出て、駿府城へと向かおうと駅を出た。  駅を出ると、さっそくバスターミナルが出迎えてくれた。バス停には大量のバスが停まっている。  行き交うバスの向こう側には、たくさんのビルが建ち並んでいた。 「ここから歩いていけそうな場所は……」  私は辺りを見回した。が、歩いていけそうな場所はどこにも無かった。 「ありゃ、無いわ」  歩道橋や横断歩道が無かったので、渋々私は駅

          【エッセイ】駿河②─駿府城─『佐竹健のYouTube奮闘記(73)』

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          東海城めぐり(静岡編)の写真

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