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ホームルームがあった2日後の午後。私は保健室から教室へと向かった。渋々授業に出席するた…
人の世は儚い。 才ある者もそうでない者も朽ちてゆく。仲のいい関係はずっと続かない。栄…
中学生のときの私の日常について、少し話そう。 朝6時半くらいに起きる。 朝ご飯を食…
「にぎやかだったな」 中学生のときを振り返ると、いつも思うこと。 もう10年も昔のこ…
「一緒に共感できたり、好きなことを楽しめたりする友達」 そんな友達がいると、学校生活は…
時々ある土曜日の学校ほど嫌なものはない。 土日も練習のある運動部に所属していた中高生…
私は誰よりも勉強ができなかった。そう言いきれる自信がある。 国語、社会、英語、数学、理科と言った主要科目は平均点よりも下だった。なら、主要な5教科以外はできたのかと言えば、そうではない。芸術科目や技術家庭科、体育の実習では、持ち前の不器用さを発揮し、絶望的なセンスを同級生に晒していた。そうしていつも怒られたり、笑い者にされたりしていたものだ。 何を言いたいのか一言で言えば、 「学校の勉強が絶望的にできない」 ということだ。 それゆえに、親戚や友達、母親と親
頭が悪いくせに、どういうわけか私は本を読むのが好きだった。もちろん頭の方がよくないので…
中学時代の私は、実益のあることは何もしてこなかった。 学校の勉強や部活を頑張ったり、…
夏休みは、なんとなく過ごしていたい。そう思っていた。 好きな本を読んだり、見たかった…
お盆時は、とても憂鬱だった。唯一の休みだったというのに心が落ち着かない。 外へ出れば…
お盆が明けると、少しホッとする。 補習、部活、そして親戚の集まりという拘束もない。肩…
体育祭が終わった。 片付けやクラスでの表彰などをしているうちに、時計の針は5時を回っ…
「当時、私には両手で数えられるほどの友達がいた」 以前私はそう話していた。けれども、話すのは三浦くんと多田くんの話ばかりなので、 「実際はこの2人しかいなかったんじゃないか?」 と思った人もいるだろう。この2人とは、両手で数えられるほどしかいない友達の中でも、格別に長い時間を過ごしている。それゆえ、語ることがどうしても多くなってしまうのだ。 だが、それでは冒頭に挙げたこの言葉が嘘になってしまうので、この機に話してしまおうと思う。 ※ 多田くんのいるク