インドス

目標は、文学のトレンドを変えること。本屋にこぞって若者が集まる時代へ。現代の垂れ流され…

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目標は、文学のトレンドを変えること。本屋にこぞって若者が集まる時代へ。現代の垂れ流された情報に立ち向かい、熟考し、発信力を養うべく思考を止めるなと背中を押してあげられる人になりたいです。近々、小説出版予定です。

メンバーシップに加入する

■なにをするサークルか 一冊の小説について、皆で感想や意見を話し合い、深く考察していく場を設けたいと考えました。主に新しく発売されたばかりの小説を扱う予定です。(まだ世間に誰かの考察内容が出ていない方が、自分で考えようとする力が発揮されます。) ■活動方針や頻度 サークルの掲示板で考察内容を発表し合ったり、SNSを使って話します。掲示板への投稿頻度は月に1回以上、メンバーで話し合う会を必ず1ヶ月に1回開きます! ■どんな人に来てほしいか 小説が好きな方も逆に苦手な方も色んな方に参加して欲しいです。小説の理解が深まるだけでなく、普段から物事を深く考える癖がつき、何事にも自分の考えや意見を持つことが出来るようになります。また色んな人の考えに触れることで、視野が広がり多角的に物事を捉えることが出来ます。また、一人で本を読むと途中で投げ出してしまうという方や、誰かと同じタイミングで同じ楽しみを共有したいと思っている方にぜひ来て欲しいです。 ■どのように参加してほしいか どのように考察すれば良いか分からないと思っている方に、気軽に参加して欲しいです。考え方を学んで共に成長していきましょう‼︎

  • バーテンダープラン

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    ¥500 / 月

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記事一覧

モレスキンの何が良いの?

はっきり言って何が良いのか分からない。 中身が何か特別仕様になっているのだろうとずっと思い込んでいたのですが、いざ調べてみると、 方眼? えっ、普通のノート?!…

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3年前
7

Book end 3 ありふれた世の中から脱却する考え方 ビジネス〜恋愛まで

私は物事を疑う癖があります。例えば、ある本が売れていたとしましょう。一般的に人気のあるものは面白いと考えるのが普通です。ただ私の場合は、まず売れているという事実…

100
インドス
3年前
4

風の歌を聴け/村上春樹 考察5

考察5になります‼︎ 引き続き、なぜ知らない主人公の僕が彼女の部屋に泊まっているのか、目覚めた彼女に説明しているシーンから入ります。端的に言えば、ジェイズバーの…

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3年前
7

Book end 2 絶望を報酬に変える方法

前回に引き続き本屋について書いていきます。 絶望感を共有するにはどうすればいいのだろう?という問いの答えについて話していきます。 一言でいえば、「誰かの絶望に寄…

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3年前
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Book end 1 絶望を抱いて

私は本屋に立ち寄るのが好きです。時間さえあれば必ずといっていいほど見かけた本屋へ入っていきます。 しかし良い本に巡り会えたらいいなとワクワクとした期待を持って行…

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3年前
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風の歌を聴け/村上春樹 考察4

引き続き考察4に入ります‼︎ 話は打って変わって、主人公の僕が幼き頃の出来事を回想する場面となります。僕はひどく無口な少年であった為、両親がそれを心配して、知…

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3年前
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風の歌を聴け/村上春樹 考察3

引き続き考察をしていきたいと思います。 今回から本題のストーリーへと入っていきます。ここからは僕が夏の間の18日間に体験したことが書かれています。 金持ちなんて・…

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3年前
6

風の歌を聴け/村上春樹 考察2

前回に引き続き考察していきたいと思います‼︎ 僕にとって文章を書くのはひどく苦痛な作業である…それにもかかわらず、文章を書くことは楽しい作業でもある。生きること…

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3年前
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風の歌を聴け/村上春樹 考察1

1979年4月発表の第22回群像新人文学賞受賞を受けた村上春樹の処女作を、私なりの解釈で読み解いていきたいと思います。 初めて読んだのは約5年前、読み終えた感想はよく分…

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3年前
8

渋沢栄一と論語と算盤

齋藤孝著の渋沢栄一と論語と算盤を読んでみました。 経緯としましては、2024年からあの1万円札が長らく国民に親しまれた諭吉こと福沢諭吉から渋沢栄一に変わるという事や…

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3年前
2

グレートギャッツビーを追え

グレートギャッツビーを追え ジョン・ グリシャム/村上春樹(小説・文学) あの名作中の名作、フィッツジェラルドのグレートギャッツビーの直筆原稿が盗まれるという、あ…

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3年前
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モレスキンの何が良いの?

モレスキンの何が良いの?

はっきり言って何が良いのか分からない。

中身が何か特別仕様になっているのだろうとずっと思い込んでいたのですが、いざ調べてみると、

方眼? えっ、普通のノート?!

そして3000円という値段の高さに目を疑いました。

一体、誰が買うのだろう。

モレスキン。

モレスキン。

モレスキン。

なぜか数日間、モレスキンについて考えてしまい、頭からモレスキンという言葉が離れないでいました。

たま

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Book end 3  ありふれた世の中から脱却する考え方 ビジネス〜恋愛まで

Book end 3 ありふれた世の中から脱却する考え方 ビジネス〜恋愛まで

私は物事を疑う癖があります。例えば、ある本が売れていたとしましょう。一般的に人気のあるものは面白いと考えるのが普通です。ただ私の場合は、まず売れているという事実を疑います。どんだけひねくれ者なんだよ、と思われるかも知れません。でも、本当は売れていないんじゃないか?と疑います。なぜなら売れているものを素直に売れているものとして受け入れるのは、売れているという客観的事実に基づいて行動している為、少なか

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風の歌を聴け/村上春樹 考察5

風の歌を聴け/村上春樹 考察5

考察5になります‼︎

引き続き、なぜ知らない主人公の僕が彼女の部屋に泊まっているのか、目覚めた彼女に説明しているシーンから入ります。端的に言えば、ジェイズバーの洗面所に泥酔して寝転がっていた彼女を介抱して家まで送り届けたのですが、彼女曰く、なぜそのまま泊まっていったのかについて不服に感じているようです。それについて僕は、昔、酒を飲んで帰った後に急性アルコール中毒で死んだ友人がいたことで心配になっ

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Book end 2 絶望を報酬に変える方法

Book end 2 絶望を報酬に変える方法

前回に引き続き本屋について書いていきます。

絶望感を共有するにはどうすればいいのだろう?という問いの答えについて話していきます。

一言でいえば、「誰かの絶望に寄りそうこと」です。

いやいや、自分が絶望しているのに、誰かの絶望に寄り添うなんて出来ないよと思う方もいらっしゃると思います。また、本屋でどうやって誰かの絶望に寄り添うの?って疑問に思う方もいると思います。一つづつ解決していきますのでご

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Book end 1 絶望を抱いて

Book end 1 絶望を抱いて

私は本屋に立ち寄るのが好きです。時間さえあれば必ずといっていいほど見かけた本屋へ入っていきます。

しかし良い本に巡り会えたらいいなとワクワクとした期待を持って行くのではなく、どちらかといえば絶望感に似た気持ちを抱いていることの方が多いのです。

そんな絶望した気分を救ってくれる何かがここにあるのだろうか?とまるで処方箋を探すように、本棚に目を凝らしながら店内をゆっくりと歩きます。

しかし大抵は

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風の歌を聴け/村上春樹 考察4

風の歌を聴け/村上春樹 考察4



引き続き考察4に入ります‼︎

話は打って変わって、主人公の僕が幼き頃の出来事を回想する場面となります。僕はひどく無口な少年であった為、両親がそれを心配して、知り合いの神経科医に通わせたとの事です。そこではお菓子やジュースを貰えたり、様々な方法で僕の心を開こうとする優しい医者とのやりとりが詳しく書かれています。

文明は伝達である。もし何かを表現できないなら、それは存在しないのと同じだ。

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風の歌を聴け/村上春樹 考察3

風の歌を聴け/村上春樹 考察3

引き続き考察をしていきたいと思います。

今回から本題のストーリーへと入っていきます。ここからは僕が夏の間の18日間に体験したことが書かれています。

金持ちなんて・みんな・糞くらえさ。

鼠という新たな登場人物の台詞ですね。バーのカウンターで僕と隣り合ってビールを飲んでる最中に大声でどなったようです。ただ狭い店内に多くの客が溢れて騒ついている為、誰も気にしない様子が書かれています。

それはまる

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風の歌を聴け/村上春樹 考察2

風の歌を聴け/村上春樹 考察2

前回に引き続き考察していきたいと思います‼︎

僕にとって文章を書くのはひどく苦痛な作業である…それにもかかわらず、文章を書くことは楽しい作業でもある。生きることの困難さに比べ、それに意味をつけるのはあまりにも簡単だからだ。

文章を書いたことのある方、特に小説を書いたことのある方なら、深く頷ける話であると思います。私も趣味で小説を書きますが、今まで数年かけて書いてきた数々の文章の中に、実は一つも

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風の歌を聴け/村上春樹 考察1

風の歌を聴け/村上春樹 考察1

1979年4月発表の第22回群像新人文学賞受賞を受けた村上春樹の処女作を、私なりの解釈で読み解いていきたいと思います。

初めて読んだのは約5年前、読み終えた感想はよく分からない…でした。何が面白いの?と首を傾げた方も多いのではないでしょうか?でも不思議と何か余韻が残る感覚。もう一度読み返す。おや?それから何度か読み返していく内に、色んな点が繋がって、面白さが溢れてきました。

もしまだお読みでな

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渋沢栄一と論語と算盤

渋沢栄一と論語と算盤

齋藤孝著の渋沢栄一と論語と算盤を読んでみました。

経緯としましては、2024年からあの1万円札が長らく国民に親しまれた諭吉こと福沢諭吉から渋沢栄一に変わるという事や今年のNHK大河ドラマ主人公に選ばれる等、何かと話題になりつつある人物であると知ったからです!

渋沢栄一の著書「論語と算盤」については、面白いよと色んな人から聞いていたものの、なかなか堅そうな内容だなと勝手な思い込みで後回しにしてい

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グレートギャッツビーを追え

グレートギャッツビーを追え

ジョン・ グリシャム/村上春樹(小説・文学)

あの名作中の名作、フィッツジェラルドのグレートギャッツビーの直筆原稿が盗まれるという、あらすじからして本に関わる内容がプンプン匂う本好きにはたまらない話となっていて、私自身も表紙を見た途端に即買いでした!

さらにあの村上春樹さんが翻訳を手掛けていることにもワクワクが止まらない。なにせ知っている方は多いと思いますが、実は

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