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生活の中で

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ふと気がついた時、忘れかけてしまっている感情や当たり前だと思ってしまっている贅沢を忘れないための自分への励まし。
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バイトに行けない

バイトに行けない

私は今、バイトをしている。
いつも3ヶ月以上は続かない。

今日もまた、バイトを休んだ。
休みたいわけじゃない。
今回のバイト先は、人も優しいし仕事内容も大変ではない。

Yahoo知恵袋に頼ったこともある。
ベストアンサー 「バイトは気持ちで行くものではない。」
死んだように働けってことか。

中学校までは頑張れていたはずなのだ。
無遅刻無欠席で、成績優秀。部でも高成績で副キャプテン。
確かにそ

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HSPの娘とそうじゃない母の喧嘩

HSPの娘とそうじゃない母の喧嘩

私が少し引っかかるなって思う出来事は、母の中では大抵が「こんなこと」だったり「そんなこと」だったりする。
「そんなこと」気にしてたの?
「こんなこと」でしんどくなってどうするの?
よく言われる。
私からしたら「そんなこと」でも「こんなこと」でもないのに。

今日もそうだ。
私がしんどくなったことを話すと、
「こんなこと」でしんどくなって、社会に出たら「こんなこと」たくさんあるのよ?
共感をしてくれ

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コロナ禍 失われた青春

コロナ禍 失われた青春

2020年 春。
大きく変わったのは高校二年生。
全国で休校が増えた。
新学期が始まる頃だった。

クラス替えが行われたが、マスク着用が必須だったので席順が書かれた紙を頼りに友達を探す。
知らない人もマスクをしてるため、顔と名前を覚えるのがいつもより難しくなる。

週一回ある登校日は、出席番号が偶数番と奇数番で教室を分けて登校する。
一度に一週間分の授業プリントが配られる。
自分で教科書を見て家で

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家族のかたち。私のかたち。

家族のかたち。私のかたち。

昔お父さんは浮気をしたらしい。
今お母さんはきっと浮気をしている。
この間お姉ちゃんは二股したらしい。
私は彼氏を取っ替え引っ替え。その上薬漬けの日々。

この情報だけだととてもひどい家族だと思う。
だけど、そんなことはなくて、とてもとても楽しくて、とてもとても幸せだ。
だって、何も知らなかったし、知らされなかったし、秘密だよって言い合って結局全員知ってるだけだから。
私たち家族の話を友達にすると

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受験生の葛藤

受験生の葛藤

「受験生なんだから」

その言葉を使えばなんでも許してもらえる自分がいる。
それと同時に、その言葉を使えば規則正しく生活させられてしまう。

「受験生なんだから」お手伝いをしなくてもよくなる。
「受験生なんだから」勉強を今までよりたくさんしなければいけなくなる。

周りの人も同じ。みんな同じ。
だけど違うところだってある。
私は自律神経失調症というものを患っている。
というよりかは、その症状がひど

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誹謗中傷と悪口と意見の境界線とは

「誹謗中傷が原因で命を絶った」そんなニュースばかり流れてくる世の中で生きている私は何を思うだろう。
「誹謗中傷」
私からしたら縁のない言葉のように聞こえる。
SNSはもちろんしている。
だけど、YouTubeにコメントを書くわけでも、Twitterで何かつぶやくわけでもない。
ただ見るだけ。

この間、「いじめで自殺した女子学生」のニュースがテレビから聞こえてきた。
「いじめ」
それは、私自身も今

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優しい風に包まれて

ふんわりと優しく頬を撫でるように通り抜ける

不器用に空気が揺れて傾いていく

欠けていたピースが音を立ててはまる

木が少し煩い声で訴える

窓を開けるとカーテンがふわり

たんぽぽの綿毛が宙を舞う

時には

耳を突き抜けるような音を立てて屋根を浮かべ

人間に猛威を奮って食らいつく

いくら体を振るっても離れてくれない

手で押し返そうとしてもそこには何もない

本来は何も持たない

なのに

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夜が終わる中で私は永遠に息をする

夜が終わる中で私は永遠に息をする

朝が来る

虚無感と絶望感と少しの希望

明日の私への託す手紙

苦しくてどうにもならないことなんてたくさんある

そんな中で生きていたいなんて理由はない

そりゃもちろん学校に行けばおはようって言ってくれる友達はいるし一緒に帰る恋人もいるし家に帰るとおかえりって言ってくれる家族もいるから恵まれてる

だけど違うんだ

恵まれてるから幸せなんじゃない

幸せってなんだろって考えてる時点で幸せじゃな

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たくさんの雑さと、ちょっぴりの自分

たくさんの雑さと、ちょっぴりの自分

お母さんと喧嘩をした。
いつもお母さんの言葉なんて受け流して衝突することなんかなかったのに。
私は自分に自信がないから意見なんて言えなかった。
それに衝突することが単純に怖かった。
だけど、あの日私は言い返した。
世間と同じようなことを言うお母さんに。

喧嘩のきっかけは1つのニュースだった。
また1人、有名人が自殺をしたらしい。
お母さんは言った。
「誹謗中傷とかあったのかな。私は人のこと悪く言

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約束として使われる「また明日」に願いを込める

学校が終わって一日頑張って、友達と何気なく言う「また明日」
私にとってはすごく重たくて大きな言葉

「また明日」ってことは、今日頑張った上で明日も同じように頑張るんだよって聞こえる
また明日会うためには、それ相応の頑張りがいる
朝起きる
二度寝しないように意識をきちんとする
毎日同じ身支度をする
あ、今日は髪の毛がうまくいかないなって日は最悪
その代わり登校中に良いことがあるのを願う
ってよりは見

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特別な匂いのする線香を買った私は少し恥ずかしい気持ちになった。

特別な匂いのする線香を買った私は少し恥ずかしい気持ちになった。

小さい頃はお花になるのが夢だった。
だけど今は出来ればお金がたくさんもらえる仕事の方がいいな、と思っている。

小さい頃は周りのことなどまったくではないが今よりは気にせず生きれていた。
ピンク色が好きとは言えなかったけど、水色が好きなんて合わせることはなかった。
黒のスカートが好きとは言えなかったけど、毎朝スカートを手に握りしめて母さんの前に立っていた。
大事に取っておくだけの折り紙の金色も、今で

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私が本当に知りたかったこと

私が本当に知りたかったこと

私たちは教科書を持って学校に行き、先生の言葉を信じてノートを取り、テストを受けて答え合わせをする。
そうして生きてきたから、答えがあるものばかり教わってきた。

だけど、私が本当に知りたかったことは答えがあるものなんかじゃない。

あの子の心の支え方
周りと自分を比べて溢れる涙の止め方
大好きなあの人への気持ちの伝え方
同調ばかりじゃない自分の表し方
全て無駄に思えてしまう心の立ち直り方
本当は感

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人間6割7割水で出来てる。だったら四捨五入で人間って水じゃん。

私はずっと思ってたことがある。
モテてるってことはモテてない人がいてこそ価値があるし存在するものだと思ってるんだよね。
この考え方っていろんなものに相当するんだけどね、
世の中の人みんな可愛かったら橋本環奈とか浜辺美波とか一般人だったかもしれない。
世の中の人みんなかっこよかったら山崎賢人も成田凌も人気じゃなかったかもしれない。

そうだ。ブサイクが居て初めて可愛いかっこいい綺麗がいるんだ。

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「頑張れ」なんて言ってやるものか

「頑張れ」なんて言ってやるものか

私は幼い頃からずっと人見知りだった。笑顔が苦手でとても内気。人と話すことが得意な方ではなかった。

私には姉がいる。明るくて社交的でいつも笑顔だった。
そんな姉が羨ましかった。
だから、姉の習い事を真似していた。
ピアノもダンスも姉がいたから私も習った。

でもテニスだけは違った。
どうしても運動ができなくて50m走も12秒な私は特に球技が苦手だった。
私の親はそれを心配して球技をさせたがった。

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