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小説 時計仕掛けのパリピ
以下嘘である。
ふと、パリピを捕まえて拷問することにした。
彼らに罪はない。
だが誰しも、こう思ったことはないだろうか。
「パリピの虚無感ってのがあるなら見てみたい」
僕は時々思う。
彼らは隙を見せない。
彼らだって、朝家に帰って一人でベッドになだれ込んでから泥のように眠る前に、酔いが覚めるときがきっとある。
だがその時、彼らは一人。
次にパリピが人前に姿を現すとき、やはり彼らはパリピな
小説 会えなくなった夢の中のあいつ
小さい頃良く見た夢。
本家のお屋敷の庭で、おれが一人で遊んでるとあいつが出てくる。
小さなゴブリンに猫のような耳が折れていて、目付きが悪い。
ハリー・ポッターのドビーを初めて見たときはビビった。そっくりで。
数年後、クリーチャーが映像化されたときはそれはもう衝撃だった。
まさしくあいつ。なぜだろう。
「20年も経てば君もここに住むんだろう?」
何も言ってないのにあいつは嫌なことを聞いて