幼い頃

物語 前編: 『少女(過去)の決意がもたらした彼女(今)への代償』

少女が住んでいる田舎の山の中に、小さな八幡宮がある。彼女を守って下さっている産土神さまだ。

少女は幼い頃から、そこが好きで。

小学校6年間ずっといじめられていた少女にとって、学校から一人で帰る途中、そこに寄り道するのが楽しみだった。

今思えば、変わった子だった。

家から小学校までは、子供の足で歩いて50分くらい。行きは集団登校でも、帰りはほとんど一人だった。

一人帰りながら、空に向かって

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私にスキをありがとう。
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大工さん観察日誌。お仕事→縁側でお弁当→お茶とお菓子→お昼寝→お仕事

去年10月の台風は、木造古民家の拙宅にとってかなり厳しいものでした。
といっても、他のお宅に比べると、相当ましな方です。
そうなると修理も後回しになってしまうようで、ようやく今日から大工さんが来てくれました。

朝から、どすんバタン、どかん、どおーん、と、賑やかこの上ありません。時々、書斎の窓から黙々と作業をする大工さんの姿が、ちらっと見えます。
なんとなく気になりますが、とにかく仕事をしていまし

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わあ、うれしい!ありがとう♥
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嗅覚にとどまるどころか、脳裏から離れない

忘れられない、においがある。

きっと一生、私の記憶をつかんで離さない。
ぼんやりと薄れてきても、強烈に押し戻ってくる。

そんなにおい。

ハイブランドの香水。
艶やかな花。高級なアロマ。

私の忘れられないにおいは、そのような洗練されたものではない。

地味で、野暮ったくって、イケてない。
田舎くさいなあ、と、笑う人もいるかもしれない。

とはいえ、過酷なビジネス競争ひとつ取っても「香り」は非

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あなたに幸せが訪れますように!
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悪い意味で人生が変わった小学5年生

暗黒の小5時代を消化したいので書いてもいいですか?

小学5年生の時担任の先生にやたら嫌われていた

みんなと遊んでいても私だけ怒鳴られてた
お前とか呼ばれてた気がする

小学校はずっと担任が授業を教える
ストレスからか成績も下がった

4年生までは絵で表彰されたりテストで1番になってた記憶がある

だけど5年生のとき担任に絵をボロクソ言われて絵を描くことをやめた
どうせ描いても批判されるんだから

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I love you ❤️
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会えなくなった夢の中のあいつ

小さい頃良く見た夢。

本家のお屋敷の庭で、おれが一人で遊んでるとあいつが出てくる。

小さなゴブリンに猫のような耳が折れていて、目付きが悪い。

ハリー・ポッターのドビーを初めて見たときはビビった。そっくりで。
数年後、クリーチャーが映像化されたときはそれはもう衝撃だった。

まさしくあいつ。なぜだろう。

「20年も経てば君もここに住むんだろう?」

何も言ってないのにあいつは嫌なことを聞いて

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凍える家

私の家は貧乏だった

家もボロボロだった
子供ながらに恥ずかしかった

冬はしもやけになるボロ屋

学校で必要な物も買えないくらいの貧乏

修学旅行の積み立ても申し訳なくて

お母さんに封筒出せなかった

DVで酒乱の父親が鎮座してて

人権など何もない家庭で育つ

父親の言う事は絶対だった

毎日毎日怯えながら暮らす

何か気にくわないと怒鳴りちらして

ぶん殴られたり物が飛んでくる

ビデオテ

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一番古い記憶って何だろう、の話。

ふと、私が憶えている一番最初の記憶って何だろう?と考えてみる時があります。
親などに聞かされた話からイメージした光景が「記憶」となってしまっている事もありますが(絵本を読み聞かせて貰って丸暗記した話だとか)、そうではなく私自身が憶えている事柄です。
一応2つ3つはありますので、書いてみようと思います。

恐らく一番古い記憶

これは妹(2学年下)が両親に抱っこされていたくらいの時期で、弟(5学年下

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ありがとうございます、今日が良い日になりますように。
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小さい頃、薄く涙が溜まった目の中で月の光を伸ばして遊んだなぁ

今日はコンビニで夕飯を買った帰り道、月がすごく明るいことに気づいた。

夜空には薄い雲がちょっとしかなくて、一旦街ぜんぶの電灯を消してみたくなるくらいに、今日の月は明るかった。

おぉ、明るいなぁ。

月はまんまるに近かった。近かった、というのは私の目にはうっすら涙が溜まっていて、月の輪郭がはっきりと見えなかったのだ。月の光が涙のせいで伸びて見えてしまう。……お?

この経験、すごく心当たりあるぞ

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「スキ」押した分、あなたにもいいことあります!きっと!!
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わたしの二番目の恋の話をしよう

わたしの二番目の恋。それは小学一年生の頃。「恋」なんてたいそうな言い方をしてみたけれど、何てことない子供の記憶。

幼い頃のわたしといえば、クラスで分からないと困っている人の宿題を全てやってしまったり、誰も進んでやりたがらない人前に立ってやる仕事をずっとやり続けすぎて先生に「一度やった人は出来ない」とルールを書き加えられたり、クラスのガキ大将に歯向かってカチューシャを割られたりしていた。ちょっとし

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