大庭 三枝

神奈川大学法学部・法学研究科教授。専門は国際関係論・国際政治学、特にアジアの地域主義が専門ですが、関心は拡散気味。国際政治とは関係ない身辺雑記ばかりをしてますがたまに専門の話も書く予定。日本食いしん坊党党首活動をtwitterで展開中。合い言葉は「これ、うまそうだな」。

大庭 三枝

神奈川大学法学部・法学研究科教授。専門は国際関係論・国際政治学、特にアジアの地域主義が専門ですが、関心は拡散気味。国際政治とは関係ない身辺雑記ばかりをしてますがたまに専門の話も書く予定。日本食いしん坊党党首活動をtwitterで展開中。合い言葉は「これ、うまそうだな」。

最近の記事

手帳やノートは読み返さないと意味が無いことに改めて気づく

前に来年の手帳はほぼ日一択だけれども、今年同様A6サイズのオリジナルにするか、A5サイズのカズンにするか迷っている、という話を書きました。オリジナルは持ち運びに便利だが書き込める量が少ない、カズンはたっぷりかけるが重い、さてどうしようかという悩みです。 しかしこの悩み、あっさり解決しました。やっぱりA6のオリジナルでしょう。 そう決めたのには理由があります。 ある会合でとったはずの記録メモを探すため、ここ数年書きためたほぼ日手帳と、それと併用して使っているTomoe Ri

    • ほぼ日手帳...オリジナルかカズンか

      前にTomoe Riverの話をしたことがありました。この超軽量でかつ薄くてかつインクがにじまない素晴らしい紙を知ったきっかけが、ほぼ日手帳でした。オリジナルはA6サイズ、カズンはA5サイズ。大きさは倍違いますが、それぞれ一日一ページでたっぷり書けて、かつパタンと手帳を開いてもほぼ水平で書きやすく、日々の言葉など楽しい仕掛けがしてあって、とても楽しい使いやすい手帳です。 ただ個人的にはいろいろ気になるところもありました。一つは、カバーがかわいくてつい合わせて買ってしまうのだ

      • 二日酔いの日の正しい過ごし方は仕事をすることだ(?)

        一昨日のことですが、痛飲としかいえない大酒を飲みました。久しぶりでした。実に楽しいお酒で、オットとオットと共通の友人との三人。最初イタリアンで食べてビールとワイン飲んで、そのあと和食・沖縄料理屋でちょっと一杯日本酒飲んで、さらにおうちで日本酒とワイン。私は料理用の酒も飲む酒も分けない主義なのですが、すべて飲み干してしまったので、これでは日本酒使う煮物とかは作れないね状態に。 思えば、30代から40代にかけてはもっと大酒を飲む機会はあった気がします。今は本当にたま〜にしかあり

        •  易経:好きな卦について

          あるときから、易経に触れるようになりました。易経のテキストが示す思想自体がいろいろと深く興味深いと思っています。様々な卦の解説を読みつつ、身近なことに引きつけることもあれば、政治家や世界情勢に結びつけて考えたりすることもあります。多くの先人たちの解説書がありまして、いろいろ読んで見ましたが、私が日頃最も親しんでいるのは、noteで展開されているマリアさんの易の解釈です。 それで、というのも変なのですが、好きな卦を挙げてみようと唐突に思いつきました。 私のベスト1は「地沢臨

          愛用ノート、Tomoe River Note BookA6版ホワイトについて

          研究や勉強、そして日々の暮らしのあれこれを書き留めるのにノートは欠かせません。しかし自分に合うノートを見つけるのに結構苦労しました。 B6版のノートは高校までは定番だったが大学に入ってからは使いませんでした。大学以降は、プリントなどもA4版が増え、B6版がなじまなくなったことが大きな理由です。 それで、A4版のノートやルーズリーフを愛用した時期もありました。プリントとも大きさが同じで、かつ自由奔放に様々なことがたくさん書けるのでは、と期待したのですが、私には大きすぎたよう

          愛用ノート、Tomoe River Note BookA6版ホワイトについて

          冷戦は米ソ対立だけには還元されない「国際システム」であった

          いくつか今抱えている執筆関連の仕事で必要があり、冷戦史や冷戦研究の本を何冊か改めて紐解いた。 冷戦の話を授業で話すと、冷戦=超大国米ソの対立、とのみ理解している学生が多い。一般的にもそうした理解が多数かもしれない。しかし、実際には冷戦とは世界を巻き込む対立構造であり、濃淡はあれども日本を含む世界中の国やその指導者、市民に至るまでその構造の中にあった。一国内の政治も冷戦と無関係では無かった。このことは、日本政治を取り上げてみてもあきらかであろう。例えば1955年に日本において

          冷戦は米ソ対立だけには還元されない「国際システム」であった

          シンガポールのNational Day

          仕事柄、シンガポール政府や大使館の方々と長年お付き合いがあります。そして年に一回東京で、シンガポールのNational Dayを祝うパーティに招待されるのですが、10年ぐらい前を最後に、なかなか予定が合わせられず出席できませんでした。今年は久しぶりの参加。ちなみにNational Dayとは、1965年8月9日、シンガポールが当時所属していたマレーシアから分離独立した日を記念する日です。 都内の某ホテルの大きなホールを借り切ったパーティは多くの人で賑わっていました。そして会

          シンガポールのNational Day

          ナボナの思い出

          ナボナ、というお菓子をご存じでしょうか。亀屋万年堂は東京は自由が丘の菓子屋ですが、ナボナはそこの看板商品です。昔、王貞治氏が「ナボナはお菓子のホームラン王だ!」と宣伝していましたね。パウンドケーキに各種クリームが挟まっている、という素朴なお菓子です。 私はほぼ地元で育ち、ナボナは家の仏壇にお供えする、また親族がお土産で持参するお菓子の定番の一つでした。私も、またこの菓子に親しんでいる私の友人たちも同意見ですが、もっとも人気があったのはナボナのなかでも主力だったチーズクリーム

          ナボナの思い出

          レトロ喫茶店にて1970年代を想う

          今日、所用があって母と一緒に出かけていました。ちょっとお茶でも飲もうか、という話になり、喫茶店に入りました。それは、1977年創業の老舗の(といっても私より「若い」ですが)喫茶店。今時流行のレトロ風ではなく、本物の1970年代の雰囲気漂わせる内装。そしてメニュー。 とても懐かしくなり、また小腹も空いていたので、昔喫茶店でスパゲティと言えば定番だったナポリタンと、クリームソーダを頼みました。 喫茶店に限らず、私の子どもの頃のレストランでも、スパゲティのチョイスはミートソース

          レトロ喫茶店にて1970年代を想う

          生はちみつがくれる幸せ

          最近凝っているのが,朝、ヨーグルトにたっぷりの生はちみつをかけて食べることです。カロリー的にははちみつはちょっぴりが正解でしょうが気にしない,気にしない。 生はちみつは加熱処理したはちみつに比べて栄養素が多く含まれているとのことですが、なんといっても風味がダイレクトに感じられて、力をもらえる気がします。 生はちみつも、異物が混入する危険性はあるとかいろいろデメリットもあるようですが,そこは信頼できる生産者から買うことでリスク回避しています。私の場合、新潟の農家の方と結婚し

          生はちみつがくれる幸せ

          何を食べていいかわからない日

          私はだいたい、「これが食べたい!」というのがパキッとはっきりしていることが多いのです。しかしたまにではあるが、自分が何を食べたいのかさっぱりわからない、という日があります。今日は一人でご飯を食べる日なので、オットに「何が食べたい?」と聞くという手段も使えません。 家にずっといる日ならば家の中であるものでなんとか済ませてしまいますが、今日は所用があってたまプラーザというところに出かけていました。中高時代にはそれこそよくうろついていたエリア。その頃とはかなり様変わりしてしまった

          何を食べていいかわからない日

          女友達との繋がりはとても大事でありがたい

          女7人の「女子」旅(=「オトナの団訓」)から帰宅。道中ずっとおしゃべりして笑い転げ、温泉のお湯につかってブッフェ方式の夕食を堪能しながらもおしゃべり、さらに部屋で遅くまで宴会でさらにおしゃべりと笑い。そんな感じで一泊二日の楽しい旅は終わりました。アー楽しかった。 そしてつくづく思うのでした。最近は余り言われなくなったかもしれませんが、かつては公然と「女同士の友情はあり得ない」とかいう輩が男女問わずいましたが、なぜそんな言説がまかり通っていたのだろうかと。仲良くできない人、こ

          女友達との繋がりはとても大事でありがたい

          大人女子の団体訓練へ

          台風が来ると関東では厳戒態勢ですが、私は前から予定していた,中学高校同級生計七人で某温泉に女子旅です。いい年して自称女子とかなんなんだ,というツッコミはおいておいて。 我々の通った中高は,今でこそ時流に合わせてマイルドな校風となっておりますが、昔はスパルタで知られておりました。それを象徴するのが、年二回の「団体訓練」。春と秋,山の中をひたすら歩く,という「訓練」があったんですよ。朝は6時起床,6時半に点呼、朝食を食べたらひたすら山を歩く。雪山の場合はスキー装着。夕方まで。就

          大人女子の団体訓練へ

          8月15日に思う

          今日は暑かったですね。8月15日は快晴となる日が多い気がしますが気のせいでしょうか。 さて、日本社会においては、8月15日は「終戦記念日」という位置づけになっています。日本がポツダム宣言受諾を連合国に伝達したのは8月14日、さらに日本が連合軍との降伏文書に署名したのは9月2日。また、8月15日以降もソ連の南下によって北海道・北方においては戦闘も継続、ソ連との停戦交渉を経て停戦が成立したのは8月22日です。よって8月15日に戦争が終わった、という認識は日本のみにフォーカスして

          8月15日に思う

          老いた親への接し方は難しい

          昨日、母に付き添って病院に行きました。年齢よりも行動も見かけも元気な母ではありますが、年を追う毎に首だとか腰だとかいろいろと支障が出てそのたび治療=メンテが必要になっています。今回は歯から派生した顎の骨の「メンテ」でして、こないだまで入院して治療していました。そして詳しい話は省きますが、再びの入院の必要があり、その前にいろいろ検査が必要だったわけです。 母は齢80を超えますが、病院に行くのも検査に行くのも、はたまた入退院も自分でなんでもやれてしまうしやりたい、と考える質の人

          老いた親への接し方は難しい

          防災について考えて見た〜宮崎・神奈川連続での地震を受けて

          先日、宮崎震源、神奈川震源、と地震が立て続けにありましたね。私はそのとき新丸ビルの地下のカフェでオットとお茶をしていましたが、自分のiphoneやapplewatch, オットのiphone, 周囲の方々のスマートフォンから一斉にアラートが鳴りまして、非常に焦りました。揺れはたいしたことなかったのですが、横浜は神奈川区にある大学研究室の本が心配です。 自宅に帰ってから我が家の防災グッズを確認。懐中電灯の電池が切れていたり、必要な電池のストックが減っていたりしたのでそれらを補

          防災について考えて見た〜宮崎・神奈川連続での地震を受けて