防災について考えて見た〜宮崎・神奈川連続での地震を受けて
先日、宮崎震源、神奈川震源、と地震が立て続けにありましたね。私はそのとき新丸ビルの地下のカフェでオットとお茶をしていましたが、自分のiphoneやapplewatch, オットのiphone, 周囲の方々のスマートフォンから一斉にアラートが鳴りまして、非常に焦りました。揺れはたいしたことなかったのですが、横浜は神奈川区にある大学研究室の本が心配です。
自宅に帰ってから我が家の防災グッズを確認。懐中電灯の電池が切れていたり、必要な電池のストックが減っていたりしたのでそれらを補充。そして食料ストックですが、残念なことに吉野屋で購入した缶詰の牛丼セットの賞味期限が切れていたことが判明。もったいないけど仕方が無いので処分。ああもったいない。
しかし、こういう、非常食は定期的に食べて新しいものと補充するものだとは知識ではわかっているのですが、普段割とちゃんとしたご飯を作ることにしているため、非常食で済ませるタイミングがどうにも掴めない。それにこれを機に防災について真剣に考えようと思い、 アマゾンでレビューなどを参考にしつつ、本を四冊購入しました。
①髙荷智也『今日から始める家庭の防災計画』徳間書店、2023年。
②『自衛隊防災ブック』マガジンハウス、2018年。
③今泉マユ子『簡単時短、「即食」レシピ もしもごはん』清流出版、2016年。
④釜石徹『マンション防災の新常識』合同フォレスト株式会社、2023年。
どれも大変勉強になったのですが、結局どの本も普段からの備えが大事、という点では共通しています。①②は、そもそも危険を避ける住宅選びの重要性を強調していますし、①はそのためには引越もオプションとしています。②は説明書きにおける「自衛隊員は〜」という主語の置き方が独特ですが、説得力あり、そもそも生活の中でいかに危険度を減らすか、また危険に対処するためのグッズを用意し、それらを持ち歩いているかを紹介。①も②も、家の中で例えば本棚や書棚の転倒防止グッズの活用、ガラスが飛び散らないための飛散防止シートの推奨などの具体策を提示。③は料理本ですが、普段からポリ袋を使った料理になれて追うように、と勧めています。
④は、マンション住まいならば自宅避難を選ぶべき、というスタンスが徹底しています。その上で、マンションの通常からの管理の一貫としてマンション防災を以下に高めるか、その上でそれぞれ個別の家庭での備えをいかに徹底するかが説かれています。マンション全体での食料備蓄は非常にコストがかかるので、食料や水は各家庭での備蓄を徹底する、としている点もとても参考になります。
それとトイレについて。これは①も④も家庭での簡易トイレやBOSのビニール袋の備蓄を勧めています。BOSのビニール袋は、生ゴミや排泄物などの臭いを徹底的に遮断する素材で創られています。マンションの場合、詰まってしまう可能性があるので風呂の残り湯などで無理矢理ながすことは推奨しない、むしろ生ゴミをはじめ家庭ででるゴミとして処理すべきだと④が力説、その通りかなと考えました。簡易トイレの準備はあるので、BOSビニールは早速購入、今生ゴミを入れ、どれだけ匂いが漏れないかを試しています。
あとはカセットコンロの備えでしょうか。これはどの本も薦めています。実はうちにはあるのですが、なんとなく怖くて余り使っていないのです。そんなことを言わずに普段から慣れておくことが重要ですね。
付け焼き刃ではありますが、改めて関連書を買って、きちんと防災について考え、グッズを買い足したり整理したり、という機会を設けられたのは良かったと思います。私が小さい頃から、「関東大震災の再来」はよく言われていて、小学校では防災訓練が定期的に行われていました。幸い東京にはずっとそれほど大きい地震は来ていないわけですが、日本各地が被災している現在、今後は関東にだって大型の地震が来る可能性は極めて高いと思います。備えておきたいですね。
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