自分の得意分野は何かと聞かれたら、まず思いつくのは「音楽」である。 子どもの頃はピアノを習い、部活動では合唱部に所属、教員になってからはピアノが弾けると重宝してもらえ、割と初見でパッと弾けることが授業でも本当に役に立った。 家でも暇さえあればピアノを弾いていた。だから「趣味は何ですか?」と聞かれたら「ピアノを弾くことです」と答えていた。正直なんとなく聞こえがいいかな?というだけで、心底趣味だと思えていたわけではなかったのだが。 しかし、妊娠して鬱になってからパッ
最近始めてメンタル的に効果を感じていること。それは、「頭に浮かんだことを即スマホにメモする」こと。 以前読んだ本に似たようなことが書いてあり、半信半疑で始めてみたが、自分に合っているようだ。 4月に入り、気圧の変化が激しいんだか、仕事を退職するなどの環境の変化が影響しているんだか、とにかくメンタル的にガクッときてしんどかった。これまでも頭の中がワーっと飽和状態になったら紙に書き出してスッキリするという経験をしてきたが、いかんせん面倒くさい。気が進まない。やれば楽にな
退職の日、図らずも保護者対応することになった。私にとっては、出産して親になり初めての保護者との電話。それを通して、ふと考えたことがあったので、まとめてみようと思う。 子どもが生まれる前まで、「保護者」というのは未知の存在でしかなかった。もちろん、子どもたちと学校を支えてくださる大切な存在であり、良い関係を築きたいと思っていた。それ故に、保護者の方がどのようなことを考え、どのような毎日を送り、どのようなことに苦労しているのか、目一杯想像してきた。 それでも自分が経験し
退職を前に、学生時代の友人たちに連絡をとった。気の置けない、今でもちょこちょこ顔を合わせる仲良しグループ。ゼミで一緒に切磋琢磨した仲間。うつになり、仕事も退職するというこの状況、かつての自分なら絶対に打ち明けられなかった。 なんとなくこのメンバーの中で、1番しっかりしていなきゃいけない、1番成績がよくなくちゃいけない、何でもそつなくこなしていなくちゃいけない、というスタンスでいた。実際、そういう優等生キャラでいることで、すごいね!さすがだね!と言われるのは、嬉しくもあっ
教員時代よく言われた言葉がある。「答えは子どもが教えてくれるよ」 クラスの子どもたちとの関わり方に悩む度に、この言葉の意味を考えてきた。子どもたちを見ていれば、どうしたらいいのか分かるらしい。…うーん、分からん!分からないから今悩んでいるのではないか! その意味がいまいち腑に落ちぬまま、我が子の子育て期間に突入した。そして今日、「あ、そういうことなの?」とちょっと見えたものがあった。 娘に最近、唇の皮をむしるような癖が出てきた。薬を塗って乾燥を抑え、もうむけるよ
ある時娘とYouTubeで、「ノンタンといっしょ」を観ていて衝撃を受けた。 自分が子どもの時からなんとなくうさぎの絵を描く時はピンク色で塗ってきた、その出所はノンタンのうさぎさんだったのかー! ノンタンに出てくるうさぎさんはピンク色。ちょうど自分が幼稚園の頃あたりにテレビでよく観ていたノンタンのアニメ。大人になるまでの間に忘れてしまっていたけれど、自分は確実にノンタンのピンクのうさぎさんに影響を受けている! こういうこと、前に久々にセーラームーンを観ていた時にも
子どもが産まれてから感じたこと。「ああ、私こんな子ども時代を過ごしたかったんじゃないかな」 例えば授乳。娘には2才2ヶ月まで授乳していた。聞くところによると、自分自身は1才になったところで、ある日急に母が思い立って断乳したらしい。そんなこと全く覚えてはいなかったけれど、それを聞いて「私もっと飲んでいたかったの」という感情がわいて仕方なかった。そんな気持ちもあって、自分がもう十分だと思えるところまでやりきったのだった。 子どもに与えるおもちゃであったり、お出かけであっ
退職の日が迫る。色々な人に挨拶をする。嫌でも現実を見る。ああ、もう辞めるんだ。もうできないんだ。前はできていたのに、できなくなっちゃった。どんどん悲しくなる。 でも、鬱で1番しんどかった時を振り返る。あの時より、こんなことができるようになった。ここまで元気でいられるようになった。ガクッときても、元に戻るまでに時間がかからなくなってきた。自分の気持ちを大切にできるようになった。 何よりかわいい娘がいる。毎日ちょっとずつできることが増えていく、その小さな変化を全部見られ
うつだと分かった頃(症状的に大変だった時期)に疑問に思っていたことを、ランキングにしてみました。 第6位 仕事復帰しても再発しない? 育児休業中だったので、育休が明けたらどうするか悩みまくりでした。育休が明ける頃に考えたらいいのは分かっているのに、どうしても日々考えずにはいられませんでした。 第5位 今、治療のどの段階にいるの? あと何をどのくらい頑張れば治るのって気になりまくっていました。薬を飲む前に比べたらだいぶ良いけれど、果たして今薬はどの程度効いているの
書きたいことは色々あるのに、なんだか気持ちがのってこない。書き出せば書けるのだけど、心が置いてきぼり。そんな日もあるよね〜。うーん、頑張ったんだな、今日は。
ここ数日、娘の胃腸炎をもらってしまい、結構しんどい思いをした。 そんな時いつも思うのが、月並みかもしれないが「健康なのがいちばん!」ってこと。 好きなものが食べられて、好きなことができるって、本当にありがたい。 でもね、よく「病気になってから健康のありがたみに気づく」って言いますよね?だから私は普段もたまに健康のありがたみについて考えるのです。「病気じゃないけど、健康のありがたみに思いを馳せたぞ✨」って、ただの自己満足ですが。 で、今回本当に病気になったわけ
ちょっと前に観たちびまる子ちゃんで、まる子が放った一言が妙に忘れられない。 「ベストを尽くすことは、無理をすることではないんじゃない?」 風邪をひいても無理して勉強を続けようとする丸尾君への一言。 そうそう、そうなんだよ!私まさにそれ! 今までの自分は、もう無理というところまでやらないと、誰かに怒られると感じていました。 実際に病気になっても、退職するのにとっても勇気がいりました。「病気になったら退職する資格がある」というぐらいに思っていたのに、いいのかな
うつでとてもしんどかった時期を乗り越えることができたのは、夫の存在が大きいです。 想像してみてください。毎日のように夜中に1時間、2時間もえんえん泣く妻がいたら、さすがに「もういい加減にしてくれ」って思いませんか? 自分でも思いましたもん。「あ、そろそろキレられるかも。逆の立場なら怒鳴っちゃうわ」って。 でも、本当にありがたいことに、それは一切ありませんでした。しかも、毎度毎度ちょっとしたユーモアを交えて、最終的には笑って終われるようにしてくれて。 なぜそ
自分はもともと落ち込みやすい性格だと思っていたので、うつ病にならないように、それはそれは気をつけていた。 教師の仕事に就いてから、幾度となく大変なことはあったけれど、なんだかんだ心配事が解決してしまえば元気になるので、意外と心って丈夫にできているんだな、なんて思ってやり過ごしていた。 そんな我慢強い自分の踏ん張りが効かなくなった出来事、それは「妊娠」だった。 妊娠が精神的にショックだったというわけではない。むしろ喜ばしいことだった。それなのに、妊娠が分かった途端
お世話になっている心療内科の先生から、時折アドバイスされること、それは 「人には3つ居場所があるといいですよ」 今の私の場合、①家庭での妻というポジション ②娘の母親というポジション、はあるが、はてさて3つ目はどうしたものか、と模索していたところ。 一般的には職場や習い事など、「自分」でいられる時間をもつことがいいのだそうで。 それじゃあパートでもやってみようか? 何か習い事にでも行ってみようか? でも、家族と過ごす時間が減るのは嫌だな 私がいない間、夫
初投稿から3日。ぽつりぽつりと「♡スキ」をつけてくださる方がいて、驚きつつ、じわっとあたたかい気持ちになる。 読んでくださった方、反応をくださった方、本当にありがとうございます。素直に嬉しいです。 お返しに自分もお一方ずつ読んだ方がいいのではないかと思うのですが、今の自分のキャパシティでは難しいのが、心苦しいです。 感謝の気持ちを行動になかなか変えられないという事実を伝えておかないと、もやもやと不安になってしまうので伝えることにしました。 そんな私でございま