#コラム
日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう
小さな幸せに気づけない。
誰とも約束が出来ないというのは人生を放棄しているようだ。
わたしは刺し殺したいほど好きな相手もいないし、刺し殺されるほど人と関わりを持っていない。電話をするほどの相手もいないし、煙草を一緒に吸ってくれる相手もいない。ほとんどの時間わたしはひとりで過ごしている。仕事をしている時は引っ切り無しに人と会話をしているが、どこか壁に向かって話をしているみたいだ。別になんの感情の跳
太宰治の「人間失格」で笑えなくなった人は、いったん寝るべきだ
太宰治といえば、非常にネガティヴかつ陰鬱な作品ばっかりで、読んでいて暗くなると思われがちだろう。はい。その通りです。一見、死ぬほど暗い。ずーっと、うじうじしている。
しかし人によっては、笑いながら読める人も多い。渋谷のクラブでコロナビールの瓶にレモン沈めてる兄ちゃんが読んだら「いや、こいつ自分好きすぎるっしょ。ウケんだけどやばくね」と笑いながら読むに決まっている。
なかでも「人間失格」という名
精神的豊かさは書けるのか問題
文章を書く人間として気をつけてることがいろいろある。
不用意な言葉を使わないのもその一つ。もちろん、取材だとか、それに近い対話とか、あるいは流れるように文章を書くときにも。
そんなの、どれもそれなりのスピードで進んでいくのに逐語的にすべての言葉を用心深く使うのは難しいのだけど、それでも基本的には意識をする。
取材や対話の場合は、その前後も含めてお互いに「場の空気や流れ」を共有できるので、明ら
人が本気になれる理由は、憧れじゃなくて、悔しさとか不安だよ
みんな就職活動の時はキラキラした理想論ばかりいう。
だけど、実際「この人みたいになりたい」と思って就職した人よりも「こいつにだけは負けたくない」と思ってる就職した人の方が5年後の今何倍も稼いでたよ。
人が本気になれる理由は、憧れじゃなくて、悔しさとか不安だよ。もちろん憧れてそれに向かって努力することができるとしたら最高だけど、現実はみんなそんなキラキラした理想論だけで生きてない。
人が本気に