皇朝子(すめらぎあさこ)

【目的】 言葉を通じて懸命に生きる人に寄り添いたい (詩をメインで投稿します💐時々コラ…

皇朝子(すめらぎあさこ)

【目的】 言葉を通じて懸命に生きる人に寄り添いたい (詩をメインで投稿します💐時々コラムも📚) 【略歴】 東京出身→ロンドン大学キングス・カレッジ卒(人文学)→経営コンサルティングファーム勤務→会社役員

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【自己紹介】改めまして、よろしくお願いします

今更ですが、自己紹介します。 秋なので(?)、結構ディープなことまで書いてみます。 少しでも気になったことや共通点等があれば、ぜひ繋がってお話してみたいので、お気軽にフォロー、スキ、コメントをいただけますと幸いです。 noteをはじめたきっかけ日常の中で、言葉が溢れてくることがあるため、こちらのアカウントを通じて詩にしてみようと考えたことがきっかけです。 感情だけでなく、物事の真理に気が付いた瞬間や、点と点が繋がった瞬間を詩にすることに興味があります。 ただ、現在は病

    • 棘(とげ)

      鈍い痛みは いつもどこからともなく 胸の奥? 否、心に刺さった小さな針…だろうか? 「ちくちくと痛む」なんて ありがちな言葉を口にすれば 大切なものを 諦めることになる 生きること 其れは 棘(とげ)を認め、踏みながら 歩くこと 「人生は美しい」なんて 見ないフリをした人は そこで時間を 止めてしまうことになる 生きることを 諦めないで 生きること 其れは 棘(とげ)を認め、踏みながらも 歩き続けること 泣いてもいい みっともなくて 笑われてもいいから 大切なも

      • 【コラム】結婚の決め手

        ここ1ヶ月の間に、彼との結婚の決め手について、立て続けに何度も尋ねられた。 友人が「結婚する」と報告してきたら、必ずとは言わないものの、自然と出てくる質問だ。私自身も、何度かこの質問をしたことがある。 しかしながら、いざ自分が訊かれると、気持ちの整理ができていなくて、上手く答えられなかった。 今日は、自分の気持ちの整理も兼ねて、彼と結婚する決め手について、考えてみる。 1、彼といる自分が好きまず思いつくことは、彼といる自分が一番好きであることだ。よく、「飾らない自分で

        • 【コラム】価値観との付き合い方

          価値観は、ナマモノだ。 価値観の寿命は、長くて50年、早ければ3年しかない。人の寿命よりもずっと短い。 だから人は、価値観に執着してはならないと思う。価値観は、IDのような、普遍的で変わらないものではない。ディスラプティブな出来事や自由意思により、いとも簡単に変えられるものであり、時代とともに変遷するものだ。 今まさに、この瞬間にも、去り行く価値観は存在している。 こういった古い価値観にしがみついていると、本当に美しいものや、真に尊ぶべきものを見失うリスクがある。なぜ

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        【自己紹介】改めまして、よろしくお願いします

          愛を知る人

          「生きていて一番辛い瞬間は、どんな時だろう?」 徹夜? 空腹? 罵倒? 孤独? 無力? 羞恥? 恐怖? 病気? …私はこれまで、色々な経験をしてきた。 しかし、それらいずれも匹敵しない、悶えるほどに辛いことが、世の中にはあると、気が付いた。 それは、愛する人の苦しみだ。 愛とは、そういうことなのかもしれない。 辛いけど、誇りに思おう。 「愛を知る人」、それは、人のために苦しむことができる、強い人なのだから。

          非正解

          やってみてすぐに 正解が判る世界が 全てだと そう信じて 大人になった人は 一体 どのくらいいるのだろう 森羅万象、万事万端 やってみてすぐに 正解が判ることなんて 殆どないでしょ? やってみてすぐに 「はい、正解!」なんて そんな世界はつまらない 教科書的には「正解」ではないけど、 こうするしかない 俄かに「正解」とは言えないけど、 この選択が一番良さそうだ 僕等はいつも そうやって 非正解の中で 生きていく 満足なんて しなくてもいい 非満足の中でも 幸

          【コラム】大人花嫁のリアル

          私はこのたび素敵なご縁があり、大好きな人と恋愛の末、今春に結婚することとなりました。 一方、とある統計データによると、私の年代の独身女性が婚活をしたとして、結婚できる確率は高くないそうです。私個人の体感としては今が結婚適齢期だと感じているので、そういった統計は気にならないのですが、社会的には、私はいわば晩婚の部類に入るということです。 そこで今日は、私が「大人花嫁」として結婚準備をしてみて感じることを、書いてみようと思います。 結婚は、年齢関係なく祝福に値する出来事「大

          【コラム】大人花嫁のリアル

          虚実

          その手は確かに 花びらを握っている 繊細で やわらかい その感覚こそが 真実 なのだろう 私は何に 突き動かされているのだろう? あるいは、あの日から一歩も 前に進んでいないのかもしれない 愛し愛されることなんて、 当たり前だと思っていた 仕事とは何たるかを、 わかった気になっていた 栄光なんて、 とうに通り過ぎたと思っていた 目標を捉える目を 失ったとき 人は 突然 現在地がわからなくなる せっかく 勇気を出して落ちようとしたのに 偶然手の中に収まり 涙する

          【コラム】恋愛リアリティーショーを観て思うこと

          恋愛リアリティーショーには、10代や20代前半のお若い方々が出演することも珍しくはない。 彼等・彼女等は、総じて容姿も洗練されていて、SNS慣れによるものか、撮られること自体にも”こなれた”印象だ。カメラを向けられると(元々可愛らしいのに更に)可愛いお顔を瞬時に魅せてくれる。 また、初々しい感情表現と感受性の豊かさには、プロの俳優が演じるフィクションとは一味違った魅力があり、つい応援したくなる。周囲でなかなか出会わないタイプの方々を身近に感じることができるため、フレッシュ

          【コラム】恋愛リアリティーショーを観て思うこと

          【コラム】30歳代以降の"友達の輪"の広げ方

          人は、何歳になっても、友達が必要だと思う。 一方で、年齢を重ねると、良くも悪くも人は変わる。 人間関係も、常に新陳代謝が必要だと、私は考える。 一般論20歳代前半くらいまでは、同年代の「友人(=いわゆる同級生や同窓生)」は、ある程度“横並び”で成長するものだ。もちろん、多少の差は出る。ただ、その時期の差は大差ではない。何かのきっかけで再会すれば、学生時代と同じように笑い合え、昔と同じように打ち解け合えるのが、幼少期から20歳代前半までの友人関係だと思う。 他方で、30歳代

          【コラム】30歳代以降の"友達の輪"の広げ方

          【コラム】実績で能力を測ることの限界

          私に対する期待値が、経験とともに高まっていることを、最近感じる。求められる機会が、着実に増えている。 こんな私でも、30代半ばとなれば、歩んできた期間相応の経験と実績があるからだろう。 有難いことではある。 でも、なぜか私は心から喜べない。 どうも釈然としないのだ。 「実績のない若者にとって自由なんて贅沢で、何かを変えることは権力者にしかできない。」 こういった信条が、この世にこんなにも蔓延っているのだという事実を、世界が少しずつ、私の耳元で吐露しはじめているように感じ

          【コラム】実績で能力を測ることの限界

          悪あがき

          もう行かなきゃ、と 君は口にした その瞳は 裏腹だ どんな答えを返したとしても 切ないに決まってる ただひとつだけ 私にできることがあるとしたら それは 泣かないでいること

          正解の尺度

          この雨が いつ止むのかなんて 僕等には関係ない 昨日の空は青くて 眩しくて 光がその世界を 包み込んでいた いくら目を背けていても 其処では 競争を以てのみ 存在することが許された まるで 人より少しでも 早く大人になることが「正解」に違いないと 謳わんばかりに 僕等は 挑み続けた モラトリアム… その手足は 意志によって止まる その時間は 意思によって独占できる モラトリアム… ふと立ち止まると そこには ゆっくりと目を瞑り 心と向き合う 安らかな空間があっ

          愛想笑い

          どうして 楽しめないの? どうして 無邪気な笑顔を見せないの? きちんとご挨拶ができて偉いねって 大人に対しても臆せず 上品な娘ねって 褒められながらも まるで子供らしいあどけなさを 封じているかのような 少し陰のある 不思議な少女 ピアノも上手で、教養もあるのねって 聴いた通りに弾けるなんて、耳がいいのねって 周囲の期待がどの程度なのか 本能的に 知っていた それを少しだけ超えることで 皆が喜んでくれると 本能的に 心得ていた いつから私は 愛想笑いができなくな

          すべてを

          手を触れることのできる現実は この世界の ほんの表層にすぎない 光を閉ざしたその瞬間から 私は何層ものドラマの中で 何かに追われながら いつも何かを求め 強く 懸命に生きている そのすべてが 人が世界と呼ぶものであるとするならば 一体 どれが 本物の「私」なのだろう その世界(すべて)に 繋がる真理があるとするならば 愛こそが 其れを導いている 愛こそが 強さの源泉であり続けている この世界に生きる 強さや 優しさは 「私」が本来持つ 能力なのだろうか 今こそ 私の

          未来

          予測できる未来なんて 平凡でつまらない そう 思っていた この世界で最も安全な場所に座り コーヒーを片手に あの日の私は 言っていた 「必要なのは、安定よりも覚悟じゃないかな?」 私には 覚悟がない 勇気が 足りない 安全な場所から抜け出してみて 初めて その残酷な事実を知った 私は そんなに強くない 私は 1人では生きていけない たくさんの支えと たくさんの心の犠牲が 長い間ずっと 私を守ってくれていたのだ 未来が 私を見放した瞬間に 私は この場所にはもう