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スコーンについて語る【歴史編】
イギリス発祥の「スコーン」というお菓子。
20年ぐらい前、私がイギリスに行こう!
と、思ったきっかけの一つが、本場のスコーンとクロテッドクリームを食べてみたかったから。
日本に住んでいたころからイギリス菓子の本を何冊か愛読していて、その魅力は深まるばかり。当時、ケンタッキー・フライドチキンに「ビスケット」というものがあって、見た目はそれが一番「スコーン」に近そうでした。
しかし、本当はどんな
【イギリスの伝統菓子】今年の推し!ホット・クロス・バンズいろいろ
今年は3月31日がイースターサンデーでした。水仙とプリムローズ。ブルーベルが咲き始めたパーラムハウスを楽しんだのもいい思い出。遠出はしなかったけど、なかなか充実したホリデーでした。2024年のイースターホリデーも終わり、もう4月の下旬、春爛漫。田舎では、一面に菜の花畑が広がり色一色です。もう少しすると、エルダーフラワーも咲き始めます。
さて、今回はホット・クロス・バンズの話です。
今年もイースタ
春の花が咲き始めた。
私はお花に詳しくはない。のですが、
ただいまイギリスは春爛漫。あちこちでお花が咲き始めました。晴天に花が咲き乱れる風景は、心が明るくなります。
イースターから咲き続ける水仙の花
道路の路肩や遊歩道、公園、お庭などそこら中に咲き乱れる水仙の花をみると、イースターの到来を感じます。場所や品種によって咲く時期が少しずつ変わるので、1カ月ぐらいは水仙の花を楽しむことができます。
ここからは、ファー
ブルーベルの森へ行く。
春の到来とブルーベルの花
イギリスにはブルーベルが群生する森があちこちにあり、3月下旬から5月の間に開花する。森の近くに住んでいる人たちは、満開の2週間ぐらいの間に、その美しい幻想的な景色を見ようと散歩に行きます。
今年の開花予想は4月14日。
さっそくブルーベルの森へ行ってきたので、その様子をお届けします!
まずは、庭先や遊歩道、公園などに咲くブルーベルの様子。
イギリスで咲くブルーベ
イギリス【パーラムハウス&ガーデン】お花と絵画を愉しむ
今年のイースターは、気持ちのいい晴天。3月31日の日曜日でした。こんな日は、野外で過ごそう!
と、わくわくして向かった先は、
パーラムハウス&ガーデンです!
このお屋敷とガーデンは、冬の間は閉館。2024年は、イースターサンデーが開館初日でした。今回の記事は、2021年と2023年の夏、2024年イースターに行った時の写真をまじえて美しいガーデンとお屋敷の様子をご紹介します。私のパーラムへの情
ホットクロスバンズ/Hot Cross Buns イギリスの行事菓子から「オレンジとレモン」セント・クレメント教会のお話。
2024年のイースターは、3月31日。
グッドフライデーは、29日の金曜日です。
今回の記事は、今年の気になるイースターのお菓子をご紹介します。
ウェイトローズに行ってみたところ、イースターのお菓子の棚に可愛いぬいぐるみを見つけました。
この摩訶不思議なキャラクターはなんだろう・・・。
と、最初観たときには思ったのですが、
あ!目玉焼き?
だと思います。
イースターエッグと書いてあるの
【イギリス映画】説きふせられて(2007年)/ジェーン・オースティン原作。バースの観光名所とロケ地。
映画化されるジェーン・オースティンの名作
Persuasionは、ジェーン・オースティンが41歳で亡くなる前に完成させた最後の作品。*¹ 日本語に翻訳されたものが文庫本になって売っているので、読んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
映像化されたものは作品によって、「説きふせられて」「説得」など訳題が違いますが、原作はどれも「Persuasion」です。
*¹資料 P137 新井潤美「ジェイ
【コッツウォルズへ行こう!】ストウ・オン・ザ・ウォルドStow on the Wold
コッツウォルズ地方へは、ロンドンから南西部へ電車で1時間半。
かつては羊毛業で栄えた丘陵地帯、放牧的で美しい田園風景が広がる。
今さらいうのもなんですが、コッツウォルズは大好きです。
実をいうと、私はイングランドの田舎に住んでいたので、美しいカントリーサイドで知られるコッツウォルズには、あまり興味がなかった。近くの村に行けば、藁ぶき屋根の家はたくさんあるし、美しい自然も満載である。
しかし!
パンケーキ【イギリスのお菓子】
イギリスには一年で二回大きなお祝いがあります。
一つ目は、クリスマス。
二つ目が、イースターです。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う。
イースターは、イエス・キリストの復活祭です。
そのイースターの復活祭前にあるのが、
シュローブ・チューズデーまたの名をパンケーキデー。
復活祭の前には、荒野を旅したイエス・キリストを偲んで、40日間の断食期間レントがあります。レントに入る前日シュロー
【保存版】パンプルーム The Pump Room 【バースのティールーム】
ロンドンから南西へ電車で1時間半。
美しいバース市街地の一部はユネスコ世界遺産に登録されている。
私はバースがとにかく好き。
街の美しさ、歴史、食べ物にまつわるお話など興味が尽きない。
先日、バースに旅行してきた。今回、必ず行こうと思っていた場所がある。
それは、バースアビーの目の前に位置するパンプルームというティールーム。何度か入り口まで行ったことはあるものの、いつも長い列で入れず残念に思っ
おいしい一杯と向き合う
毎日、朝起きたらミルクティーをつくる。
お気に入りの琺瑯のソースパンで、マグカップ一杯分。
この習慣は、コロナでロックダウンしたころから始まった。時間には余裕があるし、どうせ家にいるんだから楽しもう。
紅茶専門店の紅茶を取り寄せていろいろと飲むようにもなった。中でもお気に入りなのが、
ギラーズ・オブ・バース(Gillards of Bath)のリーフティー。
ここには数年前からバースに行くと
英国の小麦粉について語る
小麦粉にはその品種や粉の挽き方のよっていろいろな種類がある。
イギリスのお菓子作りで使われるのは、
プレーンフラワー/Plain Flour
粉に含まれるたんぱく質含有量を日本の粉を比べてみると、
日本の中力粉 8.5-10.5% *¹
イギリスのプレーンフラワー 8.5-10%
となる。日本でイギリスのお菓子を作る場合は、中力粉で作るといいかもしれません。私も日本でお菓子(スコーンやキャ
「ブリジット・ジョーンズの日記」と「高慢と偏見」
クリスマスの夜は、
久しぶりに、「ブリジット・ジョーンズの日記」をNetflixで観ました。
今、改めてみると、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」にインスパイアされた作品だとよく分かる。
特に、ブリジットの実家でブリジットとマークがはじめて出会うクリスマスパーティーの場面!
↑ 映画「ブリジット・ジョーンズの日記」オフィシャルトレーラー
テレビドラマ BBC「高慢と偏見」
「高慢と
英国のクリスマスとお菓子
2023年。
ロックダウンで外出がままならなかった2020年からはや3年。
通りにはクリスマスライトの明かりが灯り、大勢の人たちが街へ繰り出し、クリスマスマーケットも大盛況。通常通りに戻ったなぁという印象です。
田舎に住んでいて感じる今年のトレンドは、村々の家にあるクリスマスライティングが派手派手しいものから、庭の木に豆電球をつけてカントリーサイド風の上品な感じにしている家が多くなった。真っ暗な風
タルトタタンを作ってみた→英国のりんごについて考察。
イギリスはりんごの季節。
今年は、まずは10月初めに知人から小さなイーティングアップルをたくさんいただき、お菓子を作った。
それから村の果樹園に行って拾ってきたりんごが今もたくさんある。
最初のうちは、イギリスのアップルパイとクランブルを作り続けていたが、さすがにだんだん飽きてきた。というわけで、
フランス菓子の「タルトタタン」初挑戦です!
まず、このお菓子を選んだ理由。
イーティングアッ