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イギリスを旅しよう!ワイト島。ティールームと小さな村めぐり。

今回は、私が20年ぐらい前にワイト島へ旅した時の記録です。
何度も訪れていますが、行くたびに新しい発見があって、最近はオズボーンハウスに興味があります。先日ジェーンの姪「ファニー・ナイト」の旅行記をまとめていたら、自分の記憶も蘇ってきました。ファニーが旅した200年前と私の旅した20年前では、どれくらいワイト島の景色は変わったのでしょうか。ファニーの旅行記を読んでいると、彼女が見たシャンクリン・チャインやニードルズの風景は、今とほどんと変わらないのではないか?と、思えてきます。

現在でもワイト島の観光地には、美しい自然と古い建物が残されています。現代人ならではの特権は、ティールームでクリームティーを楽しめることでしょうか。2005年に「ティールームをめぐる旅」とテーマを決めてワイト島を旅した時に制作した新聞風の記録がありまして、今回はそちらをご紹介します。


それでは、旅行記の始まりです!

ワイト島へ行く場合は、ポーツマスからフェリーでワイト島のライドまで行きます。そこからは、電車でシャンクリンまで。他の街へ行きたいときはバスかタクシーを利用します。


ポーツマスから高速フェリーでライドまで22分

ワイト島へフェリーで渡る

ポーツマス・ハーバー駅からライドまで運行するFastCat。所要時間22分。

ライドの船乗り場に到着したら、電車のライド・ピア・ヘッド駅まで桟橋を歩いて行きます。イギリス国内でもこういう風景はなかなか出会いません。ヴィクトリア時代に海から突き出たピアの上を歩いて海風に当たるのが流行しましたが、確かにピアの上を歩くのは気持ちがいいです。

いい眺め!
駅構内はレトロな雰囲気で、2005年に行った時にはロンドンの地下鉄で使われていた電車を再利用していました。電車好きにはたまらない感じ。

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シャンクリンへ行く

ライド・ピア・ヘッド駅からシャンクリン駅まで電車で25分


ワイト島で観光するなら、やはりシャンクリン。電車やバスで行けるという利点もある。ファニーのように、シャンクリン・チャインを歩くのも楽しい。現在は、藁ぶき屋根の並ぶオールド・ビレッジと呼ばれる地域に、レストラン、ティールーム、お土産屋さんが並んでいます。雑貨、アンティークショップもありましたが、今はどうでしょうか。


シャンクリンのティールーム

近代化した駅の方からオールド・ヴィレッジへ歩いて行くと、メイン通りにティールームがいくつかあります。ワイト島には、繁華街でもちょっと懐かしい感じのレトロな雰囲気が残っている。


次の2枚は前回の記事とかぶりますが、同じ旅日記なので載せておきます。

ワイト島シャンクリンのオールド・ヴィレッジ
20年前のティールームって、田舎風の素朴さがあって大好きでした。

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ゴッツヒルへ行く

シャンクリンからバスで内陸へ10分ぐらい行くと、ゴッツヒル(Godshill)という村がある。ここにも藁ぶき屋根の家が建ち並び、観光名所として人気です。シャンクリンと違うのは、近くに海がない、村のメイン・ストリートは平地であること。小さな通りにティールームやティーガーデン、お土産屋さんが集まっていて旅にはぴったりの観光名所です。

では、再び2005年「ティールームと小さな村めぐる旅」の旅行記です。


ホリーズ・ティーガーデンズ

こちらのティーガーデンズは残念ながら現在閉館。

建物は1788年に個人の邸宅として建てられて、1820年からティーガーデンとしてオープン。コンサバトリーのブドウの蔦と葉が美しかった。


ザ・オールド・スミシィー

隣にあるお土産屋には、ティールームガイドやお店オリジナルのレシピブックも置いてあるので、のぞいて見てくださいね。若旦那の接客がとても優しいので、私はこのお店の好感度はかなり大です。それって、私情が絡みすぎているかなぁ?

バスが止められる駐車場があり、ティールーム、ガーデン、お土産屋などが集まる複合施設。お店の名前の由来は、もともとここには鍛冶屋さん(スミシィー/Smithy)があったことから。


ザ・バット・ウィング

The Bat’s Wing, Church Hollow, Godshill, Isle of wight

藁ぶき屋根のコテージは、16世紀に建てられた村の中でも最も古い建物のひとつ。風情のある外観が、素晴らしい!窓が小さくて薄暗い静かな店内で、クリームティーを楽しみました。ここも大好きなティールームだったのですが、今回の記事を書くにあたり調べてみたら、2018年のグッドフライデーから「Worsley's」になり、現在はそのお店も閉店しているようです。最新情報があったら、ぜひお知らせください!ここから坂を上っていくと、教会のある丘があります。


チャーチ・ホロウの丘

村の教会は、賑やかな村のメイン通りから少しだけ離れた場所にあり、その周りの丘はチャーチ・ホロウと呼ばれる。昔の雰囲気そのままで、中世にタイムスリップしたみたいな気分になれます。

とにかく美しい風景が広がるゴッツヒル。

バスでゴッツヒルへ行くには、バス2番のシャンクリンーゴッツヒルーニューポートの路線に乗って、シャンクリンから10分ほどの距離です。1時間に一本なので、時間を確認しておきましょう。他には、バス3番がゴッツヒルを通ります。ゴッツヒルのバス停は、ハイストリートの一箇所しかありません。行きと帰りは場所が少しだけ違うので注意しましょう。

この後、バスに乗ってニューポートのティールームへ行きました。
そちらのお店はこちらでご紹介しています。


【まとめ】
私が20年前に旅したワイト島の旅行記。いかがだったでしょうか?当時は、電車とバスでの移動でイギリス国内を旅していました。時間はかかるけど、その間に起こる出来事や見る景色が新鮮でした。英語が流暢に話せなかったのに、体力と気力と好奇心で色々な場所へ行き、その地域の人達と交流しました。今となってみると、もう体験できないであろう、貴重な思い出です。これからワイト島を旅したら、また違う角度からワイト島の魅力を観察できると思います。
ワイト島には、ファニーが旅した時代にはまだなかった観光地や行事もあります。島の北部にあるヴィクトリア女王の愛した邸宅オズボーンハウスや夏のヨットレース「カウズ・ウィーク」などは、ワイト島観光に欠かせない魅力的な場所。またの機会にご紹介できればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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