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英国のイースター

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春の到来とお祝いするイースターについて。 昔から伝わる風習や現在の様子をまとめていきます。
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【イギリスの伝統菓子】今年の推し!ホット・クロス・バンズいろいろ

【イギリスの伝統菓子】今年の推し!ホット・クロス・バンズいろいろ

今年は3月31日がイースターサンデーでした。水仙とプリムローズ。ブルーベルが咲き始めたパーラムハウスを楽しんだのもいい思い出。遠出はしなかったけど、なかなか充実したホリデーでした。2024年のイースターホリデーも終わり、もう4月の下旬、春爛漫。田舎では、一面に菜の花畑が広がり色一色です。もう少しすると、エルダーフラワーも咲き始めます。

さて、今回はホット・クロス・バンズの話です。
今年もイースタ

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春の花が咲き始めた。

春の花が咲き始めた。

私はお花に詳しくはない。のですが、

ただいまイギリスは春爛漫。あちこちでお花が咲き始めました。晴天に花が咲き乱れる風景は、心が明るくなります。

イースターから咲き続ける水仙の花

道路の路肩や遊歩道、公園、お庭などそこら中に咲き乱れる水仙の花をみると、イースターの到来を感じます。場所や品種によって咲く時期が少しずつ変わるので、1カ月ぐらいは水仙の花を楽しむことができます。

ここからは、ファー

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ホットクロスバンズ/Hot Cross Buns イギリスの行事菓子から「オレンジとレモン」セント・クレメント教会のお話。

ホットクロスバンズ/Hot Cross Buns イギリスの行事菓子から「オレンジとレモン」セント・クレメント教会のお話。

2024年のイースターは、3月31日。
グッドフライデーは、29日の金曜日です。

今回の記事は、今年の気になるイースターのお菓子をご紹介します。

ウェイトローズに行ってみたところ、イースターのお菓子の棚に可愛いぬいぐるみを見つけました。

この摩訶不思議なキャラクターはなんだろう・・・。
と、最初観たときには思ったのですが、

あ!目玉焼き?

だと思います。

イースターエッグと書いてあるの

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パンケーキ【イギリスのお菓子】

パンケーキ【イギリスのお菓子】

イギリスには一年で二回大きなお祝いがあります。
一つ目は、クリスマス。
二つ目が、イースターです。

クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う。
イースターは、イエス・キリストの復活祭です。

そのイースターの復活祭前にあるのが、
シュローブ・チューズデーまたの名をパンケーキデー。
復活祭の前には、荒野を旅したイエス・キリストを偲んで、40日間の断食期間レントがあります。レントに入る前日シュロー

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ブルーベルの森へ【イギリス】

ブルーベルの森へ【イギリス】

4月の中旬。今年もブルーベルが咲き始めました!
青い小さな花が辺り一面に咲き乱れ、その風景はおとぎ話のよう。
妖精がいてもおかしくないくらい。

イングランドの涼しい森や公園、遊歩道には毎年ブルーベルが咲き、その訪れとともに、たくさんの人が散歩にやってきます。自然保護区になっている場合も多くて、人が入れるのは指定された場所のみ。野草の成長を妨げないように配慮されています。

ブルーベルがちらほらと

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Hot Cross Buns【イギリスのお菓子】

Hot Cross Buns【イギリスのお菓子】

イギリスには、ホット・クロス・バンズというお菓子パンがあります。
もともとは、イースターのお祝い菓子パンで、イースターの直前にあるグッドフライデーに食べられました。いまではその人気のゆえに一年中、紅茶とともにいただくお菓子として親しまれています。

グッドフライデーは、イースターサンデー(復活祭)直前の金曜日。
またの名を『聖なる金曜日』。
イエス・キリストが磔(はりつけ)にされた日とされます。

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春の到来、キリストの復活祭

春の到来、キリストの復活祭

イースターという言葉を聞いたことはありますか?
イギリスでは、クリスマスの次に大きな行事/祝日が「イースター」です。キリスト教が伝わる前のブリテン島には、ケルト人やアングロ・サクソン人独自の文化があって、イースターは春の到来をお祝いする期間でした。それからキリスト教が伝来し、イエス・キリストの復活祭としてお祝いされるようになりました。

復活祭までにもいろいろな祭日があるので、まずはイースター関係

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