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気になった記事メモ: 世界最大の映画チェーンamazonへ身売り?、中国の絵本市場

気になった記事メモ: 世界最大の映画チェーンamazonへ身売り?、中国の絵本市場

ここ最近で気になった記事をピックアップして、
コメントを記していきます。

■世界最大の映画館チェーンAMCが、アマゾンへの身売り交渉世界最大の映画館チェーンAMCが、アマゾンへの身売り交渉をしている、とのこと。

まだ憶測の域を出ないようですが、
<クリエーターにとっては、制作した映画をクラウドに乗せると同時に、
自動的に欧州の映画館244カ所2200スクリーンと米国の映画館661カ所8200ス

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amazonと差別化できる「唯一の強み」が全く活かされてないのはなぜなんだろう

amazonと差別化できる「唯一の強み」が全く活かされてないのはなぜなんだろう

出版取次の大手・トーハンの運営する本の通販サイト「e-hon」。

自分が応援したい書店「My書店」を登録することができ、
自宅に直送してもらっても、その書店の売上となる仕組みがあります。

すばらしいです。

が、

そんな仕組みが「e-hon」にあることを、
書店の休業が続くこの事態の中で初めて知りました…

編集者でありながら、お恥ずかしい限り。

■amazonと差別化できる「唯一にして、

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気になったウェブ記事メモ:2020年3月 海外漫画展開、アナログ盤レーベルなど

気になったウェブ記事メモ:2020年3月 海外漫画展開、アナログ盤レーベルなど

公開しそびれていました。3月に気になったウェブ記事のメモです。

この一ヶ月は、初旬と末頃では、世の中の空気も、自分の感覚も
全く別物となっています。

4月も下旬となろうとしている今見ると、「呑気なコメント書いてるなあ」というところもあるのですが、それも含めて、備忘録として公開しておこうと思います。(一部、4月現在に書き加えたコメントもあります)

■集英社の海外向けマンガ配信「MANGA Pl

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈前編〉 の続きです。

〈前編〉では、ウェブメディアビジネスは出版社が注力すべきものではない理由を、
1.収益 2.集客 3.運営
という点から説明しました。

こちらの〈後編〉では、
・旨味の少ないビジネスに出版社が傾倒してしまった理由
・未来がないと気づいても止められない理由
そして、
・今、まずすべきこと
さらには、
・それでもウェブメディ

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

2010年代は「出版界の失われた10年」だと私は考えています。

その主な要因の一つとして、
ウェブメディアに邁進してしまったこと
が挙げられます。

ウェブメディアビジネスは、その構造上、出版社には未来がないのです。

○百万PV! ○千万PV!と喧伝されている昨今だからこそ、その理由を整理して、しっかりと説明したいと思います。

■ウェブメディアに注力すること自体が間違い私自身、一時は、ウェブ

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「コンテンツの価値を最大化」視点から「出版社ビジネスモデルの変遷」を図解してみる

「コンテンツの価値を最大化」視点から「出版社ビジネスモデルの変遷」を図解してみる

大学で講義した内容を、自分自身の振り返り用に記した前の記事「編集者の仕事は「コンテンツの価値を最大化」:明治大学の講義で話したこと」が、想定していたよりも多くの方に読んでもらえ、コメントもいただけました。

その反応を見ることが、自分自身でも「この先の出版社のビジネスモデル」について、「コンテンツの価値を最大化」という視点から熟考する機会につながりました。

noteという場にアウトプットしたこと

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2010年代の出版社ウェブメディア展開と、この先

2010年代の出版社ウェブメディア展開と、この先

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

昨年は
ハム太郎をウェブで再活性化させてTwitterで世界一にしたり、
ハム太郎カフェを仕掛けたり、
クラウドファンディングで7,000万円集めたり、
と実り多き年でした。

その甲斐もあり、
「出版社はウェブでどう収益を上げていくのか?」
に対する答えが、だいぶ見えてきました。

思い返してみると、
2009年ごろから私の仕事での関心の比重が

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