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#読書
【本好き日記】ヤーレンズ出井の禁煙、海外小説ツアーを経まして、四国のあやしい古本屋へ
年に一度の本棚整理の準備をしています。
8月は僕だけじゃないだろうけど異常なだるさ。
温度差と無気力が原因なのはわかってるのに、何これ軽めの熱中症?症状の出ないコロナ?と疑うぐらいだった。
読み切れなかった本も、難しいけどなんか好きな本も、自分ごときが感想書けない本もいっぱい出てくる。
台風の時に家にこもって、秘密基地みたいにして分厚い文芸誌を読むのよくね? って思ってできるだけお菓子を買い込
【読書】「木挽町のあだ討ち」怒涛の伏線殺法!
女物の衣装をまとった武士、菊之助が父のかたきと称して大柄な博徒、作兵衛を斬った。
かたき討ちの現場にいた5人の目撃者が、それぞれの出自と菊之助について語る。
爽快な時代小説かと思ったらこんな挑戦的な作品か!
全編がインタビューみたいな読者への語り掛け形式で、話が前に進まず、回想で過去が明らかになっていくから、軽快ではない。
ゆったりゆったりスロースタートで、3人目でアクセルがかかってきて、
【読書記録】丸山ゴンザレス「タバコの煙、旅の記憶」
丸山ゴンザレス「タバコの煙、旅の記憶」を買った。
かなり高い国のタバコ一箱ぐらいの値段。
海外の危険地帯ジャーナリストの著者が、タバコに関連した場面について語る。
対応を間違えたら殺される相手とのやりとりの中で、ふっ、とタバコを一本吸って出た言葉。
初めて見る、吸い方のわからないタバコに苦戦していたら通りがかりの男が吸い方を教えてくれて、そのまま持っていかれた話。
ニューヨークやパリの地下都市
【読書記録】小説すばる2024/2 イノシシとクマの芸風。好きな読みきり「優しくない友達」
「小説すばる」に「猪之噛」って巨大イノシシを狩る小説が連載されている。最初は純粋におもしろくて読んでいたけど、
だんだん
「クマとどう差別化していくんだろう」
と考えながら読んでいる自分に気づいた。
別にイノシシも
「あっ!俺、最近ブレイク中のクマと芸風かぶってる!」とか意識しないだろうけど。
直木賞の「ともぐい」だったり「流れ星銀」の最終章が始まったり、時代は クマなのかもしれない。あとリラッ
【ノンフィクション】特攻服少女と1825日
「コギャル」「ヤンキー」は何となく想像できるけど、女の不良「スケバン」女だけの暴走族「レディース」がいて、彼女らの専門誌が何万部と売れ、本物のヤンキーたちが修学旅行でディズニーランドに行った帰りに編集部に来て、紙面で総長が「半端にやるぐらいなら学校行きな」と不良をさとす。
こんな時代があったのか!の連続。
少年院から出所してすぐにかつての仲間からリンチにあった、ある少女の事件をきっかけに、レデ